【新着情報】新型ポルシェ マカン フェイスリフトされたマカンにもうターボという名のモデルは存在しない 全詳細!

253

最大の改良点は、エンジンラインナップとインテリアだ。我々はすべての情報を入手し、すでにその車内に入ってみて感触を確かめた。以下にレポート。

➤ 市場ローンチ時期と価格
➤ 外観
➤ インテリア
➤ エンジンとシャシー
➤ GTS

ポルシェ マカンの価格は約3000ユーロ(約40万円)上昇

2014年から生産され、好調な販売を続けている「ポルシェ マカン」。
しかし、7年経っても、次の世代はまだ見えてこない。
おそらく、開発中の次世代「マカン」は、完全な電気自動車となり、登場するのは2023年になるだろう。
また、現行の内燃機関モデルは、しばらく並行して製造され続けるため、ポルシェは2018年の第1回フェイスリフトに続く、2度目のフェイスリフトを行うことになった。
現在、注文を受け付けており、2021年10月からディーラーのショールームに並び始め販売開始される予定だ。

新型ポルシェ マカン価格:
マカン: 62,917ユーロ(約820万円)
マカンS: 71,723ユーロ(約940万円)
マカンGTS: 88,264ユーロ(約1,150万円)

ビジュアル的な革新は今回のフェイスリフトでは限られている

フェイスリフトの正体を外観から見破るには、よほど目を凝らさなければならないだろう。それほど小さな変化なのだ。
フロントエプロンのグリルは、ややスポーティなデザインで、ボディカラーの2本の縦フィンがあり、ヘッドライトには新しいグラフィックが施されている。
リアには、「タイカン クロス ツーリスモ」風の大きなディフューザーがあり、「マカン」のテールパイプを収納している。
また、プラスチック製のトリムパーツには、3Dサーフェスを採用し、3色の新色が追加された。
さらに、ベースとなるホイールが18インチから19インチになったことで、7種類の新しいホイールデザインを選択することができるようにもなっている。

リアでは、タイカン クロス ツーリスモ風の、ニューデザインのディフューザーが、フェイスリフトされたマカンを象徴している。

マカンのコックピットでは、従来までのボタンの代わりにタッチサーフェイスが採用されている。
コックピットでは、ポルシェはセンターコンソールに氾濫していたボタンを廃止したのである。
その代わりに、新しいギアセレクターレバーの周りに、タッチサーフェイスが配置されている。
インフォテインメントスクリーンの下にあるクライメートコントロールも、タッチで操作できるが、2つのダイヤルはそのまま残っている。

ポルシェは、911のステアリングホイールを活用して、マカンのコックピットを改良した。また、シフトレバーやタッチサーフェイスも新しくなっている。

「911」のステアリングホイールを新たに採用し、(イミテーション)レザー、マイクロファイバー、カラードデコラティブステッチなどの、様々な装備を追加して、インテリアのフェイスリフトは行われている。
スペースとトランク容量(モデルによっては、リアシートを倒した状態で約500~1500リットル)は、従来までのモデルと変わらない。

シフトレバーには、ボタンの代わりにタッチセンサーが配置されている。

マカンGTSがターボモデルに取って代わる

今回の変更のほとんどは、エンジン部分にある。
ベーシックな4気筒エンジンは大幅に改良され、エントリーモデルの「マカン」は、最高出力265馬力、最大トルク400Nmを発揮するようになった。
また高性能版である「マカンS」は、2.9リッターV6ツインターボを搭載し、最高出力380馬力、最大トルク520Nmを発揮する。
そして、トップモデルは「ターボ」ではなく、「GTS」となり、現行のターボ同等の440馬力、550Nmという性能を有する2.9リッターV6ツインターボを引き継いでいる。
さらに、ポルシェはシャシーを多少見直し、コンパクトSUVをよりダイナミックに走らせることができるように仕上げている。
ディーゼルエンジンやマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッドのバリエーションは、現時点ではまだラインナップされていない。

フェイスリフト後、GTS(写真)に搭載された2.9リッターV6は、設定がなくなったターボと同等の性能を持っている。

新型ポルシェ マカン性能データ:
● マカン: 265馬力(+20馬力)、400Nm(+30Nm)
● マカンS: 380馬力(+26馬力)、520Nm(+40Nm)
● マカンGTS: 440馬力(+60馬力)、550Nm(+30Nm)

ポルシェ マカンGTSのオプションスポーツパッケージ

将来のトップモデルである「GTS」は、通常のブラックのアクセント、ボディカラーのトリムパーツ、専用の21インチホイールで見分けることができる。
「マカンGTS」には、コーティングされたディスクを備えたスポーツブレーキ、アクティブエアサスペンション、よりスポーティにチューニングされたダンパーが標準装備されている。
また、オプションとして、スポーツクロノパッケージ、スポーツタイヤ、18方向に調整可能なスポーツシート、コックピットのマイクロファイバー張りなどを含む、「GTSスポーツパッケージ」が用意されている。

いつものように、GTSはブラックのアクセントで、他の弱いマカン兄弟から際立っている。

新型ポルシェ マカンの価格は多少高くなる

新型「ポルシェ マカン」は、現在すでに注文を受け付けており、2021年10月以降にデリバリーが開始される予定だ。
ベース価格はモデルごとに約3,000ユーロ(約40万円)上昇しており、ベースで62,917ユーロ(約820万円)となったエントリーモデルの「マカン」は、ついに6万ユーロ(約785万円)の壁を超えることになった。
ただし、その見返りとして、装備も増え、性能も大幅に向上している。
参考までに記すなら、新型「GTS」は、同じパワーのフェイスリフト前のターボモデルに比べて、まだ5000ユーロ(約65万円)ほど安いのだ。

結論:
7年前の「マカン」がいまだに新鮮に見えるのは驚きだ。
今回のフェイスリフトでは、ポルシェはこのモデルシリーズをもう少し長く維持するために、正しくフレッシュアップした。
次期モデルの「マカン」のラインナップに、内燃機関が存在するかどうかは未知数だ。
そういう意味では、最後の内燃機関エンジン搭載「マカン」を手に入れられるチャンスは今回が最後かもしれないのだ。
しかし、その一方で、ポルシェのことだから、「ターボ」の名を冠して、スペシャルモデルを投入する可能性は「無きにしも非ず」と言える。

Text: Moritz Doka
Photo: Porsche AG