【速報】RMサザビーズ「パリ オークション」に出品されたランボルギーニ ミウラSVとカウンタックLP400“ペリスコーピオ”の2台 その落札価格は?
2021年2月26日
先日レポートした、
http://autobild.jp/6575/
RMサザビーズ「パリ オークション」に出品された、ランボルギーニ ミウラSVとランボルギーニ カウンタックLP400「ペリスコーピオ」の2台が記録的な金額で落札された。特にミウラSVは史上2番目となる高額で落札された。以下、アウトモビリ・ランボルギーニからのプレスリリースをご参照ください。
RMサザビーズ・パリ・オークションで記録的な落札額
2021年2月13日、RMザビーズ・パリ・オークションで、アウトモビリ・ランボルギーニの最もアイコニックな2台のヒストリックカーが記録的な金額で落札されました。今回この著名なオークションハウスで落札されたのはシャシーナンバー4840の1971年製ミウラSVとシャシーナンバー1120262の1977年製カウンタックLP400です。
どちらにも波乱に満ちた経歴があり、長年の間にメカニカルと外観に変更が加えられていました。2台ともランボルギーニのトップエキスパートによるレストアを終え、ミウラSVはランボルギーニ・ポロストリコの貴重な認定も受けています。
ポロストリコを統括するアウトモビリ・ランボルギーニAftersales部門のHead of Aftersalesであるパオロ・ガブリエッリは、次のようにコメントしました。「これは大変光栄なことですが、明確なトレンドを裏付けるものであり、意外な結果ではありません。車に独創性を求める世界のトップコレクターは ヒストリック・ランボルギーニに対してますます関心を抱くようになっています。ポロストリコのレストア・プログラムでは、アドバイスや資料、オリジナルパーツの提供を通して独立系のトップスペシャリストを支援すると共に、最高水準および品質のレストア車の入手も可能で、コレクターとマーケットから高い評価を受けています。」
ポロストリコの認定を受けたミウラSVは150台生産されたうちの1台で、当初「イオタ タイプ(Jota Type)」に改造されましたが、後のレストアで元のトリムを復元しています。落札価格は240万(2,423,750)ユーロ(約3億1,500万円)で、これを超える金額は昨年9月にロンドンのグッディング&カンパニーで落札された1台しかありません。一方で、カウンタックLP400は歌手ロッド・スチュワートが所有していたもので、157台のみ生産されたうちの1台です。これも何度か改造(ルーフの取り外しを含む)されていましたが、オリジナル仕様にレストアされ、77万5,000ユーロ(約1億円)で落札されました。
他に出品されたヴィンテージ・ランボルギーニの落札結果も好調で、シャシーナンバー0817の1967年製400GT2+2は47万7,500ユーロ(約6,200万円)、シャシーナンバー7051の1968年製エスパーダは17万3,000ユーロ(約2,250万円)、ヤングタイマーのムルシエラーゴLP640-4 Versace 「E-Gear 」は、14万9,500ユーロ(約1,940万円)で落札されました。
※ランボルギーニ・ポロストリコ
2015年に設立されたポロストリコは、サンタアガタ・ボロネーゼを本拠地とするアウトモビリ・ランボルギーニの伝統の保護を担当する部門です。2001年までに生産されたランボルギーニ全車のレストアと認定は同部門の活動の一部にすぎません。これに加え、すべてのクラシック・ランボルギーニの保全を支援すべく、ヴィンテージ・ランボルギーニのスペアパーツの復元に取り組み、毎年200点近くを新しく復活させているほか、アーカイ ブ資料の保護と管理も行っています。
Text & photo: アウトモビリ・ランボルギーニ