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BASF、2023-2024年の 自動車のカラートレンド予測を発表: コレクションのテーマは「ON VOLUDE」(漸進)

2023年10月5日

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、2023-2024年の自動車のカラートレンド予測及びコレクションを発表した。今年のコレクションタイトルは「ON VOLUDE (漸進)」でアジア太平洋地域、米州、EMEAそれぞれのエリアのカラーコレクションが発表された。

BASFのコーティングス事業本部のデザイナーたちは毎年、世界中の自動車デザイナーのインスピレーションとなるコレクションを生み出している。 2023-2024年は、人間以外の知性に関するトレンドが、コレクションに強い影響を与えた。前回2022-2023年のコレクションタイトルは「NEW ARRAY」(新しい様式)だった。

BASFのデザイナーたちはトレンドシグナルを読み取り、自動車の伝統的な色彩の時代は終焉を迎え、色を刷新する時期が来ていることに気づいた。伝統的ではない自動車向けの色彩が登場し、ポジティブなムードを反映して、一連のカラーの転換を推進、明るい色合いと表現豊かな色域に注目している。

「ON VOLUDE (漸進)」

ON VOLUDE(漸進)は、これまで以上にサステナビリティや機能性を重視したエキサイティングなカラーを提供することで、世界の自動車デザイナーが将来の最新モデルの自動車カラーをデザインする際に活用される。

EMEA – カラーポジションをはるかに超えた機能を探求

欧州、中東、アフリカ(EMEA)では、明るいベージュに焦点が当てられている。また、パステルも重要な役割を果たし、これまで自動車には使われてこなかった、興味深いカラーポジションを自動車デザインにもたらした。

ON VOLUDE(漸進)コレクション全体に見られるように、EMEAのカラーは色域をはるかに超えた特徴を探求しており、持続可能な再生原料、自動運転機能に求められるLiDAR(ライダー)とRADAR(レーダー)のコンセプト、触感をもつ表面(艶消し)も取り入れられている。

EMEAの自動車向けカラーデザイン責任者であるマーク・グートヤールは、次のように述べている。「表現豊かなカラーは、伝える、声を上げるという私たちの意志を反映しています。自動車では使われなかった色を取り入れることで会話が広がり、新しくエキサイティングな色域が生まれます。」

アジア太平洋地域 – 持続可能なコンセプトへの現実的なアプローチ

ON VOLUDE(漸進)では、アジア太平洋地域のデザイナーたちが、重要な色域であるホワイトとグレーを探求し、充実させた。一方で、ほのかに輝くグリーンパステルや蛍光レッドなどの冒険的な新しい色域が、アジア太平洋地域の自動車購入者の高まる個性に応える新しい表現を提供する。

アジア太平洋地域の自動車向けカラーデザイン責任者、松原千春は次のように述べている。「このパレットは、カラーとエフェクトの組み合わせにより、未来的でモダンかつ、遊び心のある、驚くべきカラーハーモニーを生み出すことができます。また、持続可能なコンセプトは、より現実的な形で再考され、サステナビリティと新エネルギー車におけるBASFのリーダーシップを強化しています。」

米州 – バランスの概念

米州は、あらゆるモードのアートとデザインの可能性を称える楽観主義と機能主義の両方を追求しており、色域は刺激を高めつつ、機能性において進化してる。

このコレクションは、柔らかな色合い、最小限のテクスチャー、そして近未来と遠い未来の目標を見据えた、さりげない動きを特徴としている。米州のカラーは、太陽光反射による車内の冷却効果に貢献し、センサーベースのモビリティコンセプトと連携して、責任ある原料調達のアプローチをさらに探求している。

米州の自動車カラーデザイン責任者であるリズ・ホフマンは、次のように述べている。「今年のコレクションでは、レッド寄りのパステルや中間色が、再生、回復を示唆するイエローやグリーンのエフェクトに置き換えられています。地に足のついた色域と、別世界への逃避の両方を引き立てるつながりがあり、自動車デザインにおける考え方の進化を示しています。」

コーティングス事業本部の色に対する専門性

BASFコーティング事業本部のデザイナーたちは毎年、産業界やファッション、消費者製品、自然、テクノロジーなどからインスピレーションを得て、将来のトレンドを研究し、それをもとに表面、テクスチャー、色域を開発している。そして、この研究内容が自動車デザイナーと共有され、将来の塗料などの量産計画を後押ししている。

ON VOLUDE(漸進)には、現実的なアプローチによる機能的コンセプトが含まれていて、BASFのデザイナーたちは、自動車産業にとって重要な原動力であるテクノロジーとイノベーションにも焦点を当てることで、カラーにおける世界的ベンチマークを打ち立てた。

また、BASFはデザインを作り上げ、それを自動車のデザイナーと共有するために使用するグローバルツールにおいても世界をリードしている。 デジタルカラーを提供するデジタルプラットフォームであるBASFのAUROOM®(オールーム)を使用することで、デザインプロセスは、より速く、効率的になる。

Text:アウトビルトジャパン
Photo:BASFジャパン