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【馬力バカ祭り】ドイツ人にも大人気 チューニングカーの祭典 PSデイズ2023「MINIクーパー」

2023年7月21日

PSデイズ2023 in ハノーファー:地球上でチューニングカー好きの多い国と言えばドイツと日本だ。毎年ハノーファーで開催されるPSデイ(馬力の日)レポート第4弾は控えめにチューニングされたミニ クーパーだ!チューニングは必ずしもローダウン&騒々しい&速いものである必要はないのだ。

小さくても力強い、これはクラシックミニにふさわしい言葉だ。ハノーファーで開催された「PSデイズ」はチューニングカーフェアだが、展示されるモデルがフルチューンである必要はない。この1994年型「ミニ クーパー」は、より控えめなチューニングが施された1台だ。

オーバーフェンダーによって、ミニは力強い外観を持っている。なにしろ、全長3.4メートル弱の小型車なのだ。そのホイールアーチには、13インチホイールがフィッティングされている。ミニは、高さ調整可能なシャーシで少し低くなっている程度だ。

小さなサイズながら力強い外観: 13インチのホイールがオーバーフェンダーの下に装着されている。
Photo: AUTO BILD / Sebastian Friemel

続けてミニのインテリアを見てみよう。ブラックの塗装とレッドカーペットの組み合わせは、クラシックなミニによく似合う。ポルシェのシートのようなチェック柄のスパルコのスポーツシートがお洒落だ。かなり近代的なカーステレオだけが少し違和感を与える。

内装はレッドカーペットで、かなり近代的なカーステレオだけがやや場違いな感じがする。
Photo: AUTO BILD / Sebastian Friemel

ラジオといえば、この小型車には優れたサウンドシステムが搭載されている。ドアパネルには片側に1つずつスピーカーが設置され、ツィーター(高音用スピーカー)は吹き出し口の代わりにダッシュボードに設置されている。しかし、換気には事欠かない。窓は開けられるし、それでも足りなければ、サンルーフがある。

エンジンは標準的なもので、約60馬力の4気筒がミニに搭載されている。
Photo: AUTO BILD / Sebastian Friemel

4気筒エンジンの60馬力は、この小さなクルマには十分なパワーだが、ショートラックでのレースでは勝てないだろう。しかし、そんなことは問題ではない。結局のところ、このミニはもともと普段乗りとして日常的に使われているのだ。

Text: Sebastian Friemel