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ランボルギーニ “最新”が“最後”のアヴェンタドール Lamborghini Aventador LP 780-4 Ultimae

2021年7月9日

時代を超越する Aventador LP 780-4 Ultimae

・V12自然吸気エンジンを搭載するアヴェンタドールの真髄を具現化したファイナル:Ultimae
・ クーペは350台、ロードスターは250台のナンバリング付きのリミテッドエディション
・「LP-780-4」という名称が示すとおり、出力アップした縦置き(LP)V12エンジンが780hp/8500rpmのパワーをフルタイム4WDに伝達
・0-100㎞/h加速2.8秒、0-200㎞加速8.7秒、最高速度355㎞/h(クーペ)
・アヴェンタドール SVJの最高のパフォーマンス、 アヴェンタドール Sのドライビングダイナミクスとアヴェンタドールの象徴的なデザインが融合
・ワールドプレミアはオンライン、7月8日から11日に英国で開催されるグッドウッド・フェス ティバル・オブ・スピードで初披露

アウトモビリ・ランボルギーニは同社を代表するV12スーパースポーツカーそして内燃エンジン搭載モデルのファイナルプロダクションを記念し、「アヴェンタドール LP 780-4 Ultimae」を発表しました。アヴェンタドールの各エディションの最も純粋な特徴を、ひとつの完璧なフィナーレに凝縮しました。SVJのパフォーマンスを活かしながらアヴェンタドール Sの洗練されたエレガンスをさらに強調し、デザインとダイナミズムを融合させたコレクター好みの決定的なモデルがクーペとロードスターで登場。

アウトモビリ・ランボルギーニのPresident&CEOのステファン・ヴィンケルマンは次のようにコメントしました。「アヴェンタドール LP 780-4は、ランボルギーニのV12自然吸気エンジンを搭載する、最後の、最も純粋な、時代を超越したモデルです。他には真似のできないデザイン、エンジニアリング技術、最高にエモーショナルな走りを通して12気筒の本質を感じられるエクスペリエンスを届け、特別な一時代の終わりを締めくくる、アヴェンタドールの決定版です。これは本シリーズ最後のモデルとなります。ここに、ランボルギーニの現在のV12エンジンが出しうる最高の出力と最も優れたパフォーマンスが、ランボルギーニのフラッグシップとして他の追随を許さないデザインDNAと融合しました。アヴェンタドールは、生まれた瞬間に古典的な存在となることを運命づけられていましたが、その中でもアヴェンタドールLP 780-4はファイナルエディション『Ultimae』として、その時を超えたデザインと技術を最も美しく表現したものとなっています。」

パンデミックの影響で世界中がイベントを相次いで中止する状況が1年以上続いた後、アヴェンタドール LP 780-4 Ultimaeのクーペ、ロードスター両モデルは英国で開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で自動車ファンやオーナーの前に姿を見せることになります。

パワーとパフォーマンス

アヴェンタドール LP 780-4 Ultimaeの実力は、そのエレガントなラインからは計り知ることができません。12気筒、6.5Lの縦置きミッドシップ(イタリア語でLongitudinale Posteriore)エンジンは最高出力が780hpと、アヴェンタドールより40hp、SVJより10hp高いパワーをフルタイム4WDに送り出します。LP 780-4 Ultimaeは、SVJのパワートレインが2008年にニュルブルクリンク北コースで打ち立てた新記録のノウハウ、Sモデルのスーパースポーツカー的な先進技術とラグジュアリー、アヴェンタドールのオリジナルコンセプトの純粋さなど、アヴェンタドールの10年間の進化の本能的な性格、パワー、パフォーマンスの集大成です。伝統的なV12エンジンのグランドフィナーレを告げるものであり、あらゆる意味で究極のアヴェンタドールです。

アヴェンタドール LP 780-4は、極めて剛性が高く軽量な独特のカーボンファイバーモノコックと、カーボンファイバーの広範な使用により、1,550㎏という乾燥重量を実現しています。アヴェンタドール Sより25㎏軽いクーペバージョンは、パワーウェイトレシオがSVJと同じ、1.98㎏/hp、0-100㎞/h加速は2.8秒、最高速度は355㎞/h、最大トルクは720Nm/6750rpmで、最良のトルクカーブを実現するため最適化されたVVT(可変バルブタイミング)とVIS(可変インテークシステム)を備えています。100㎞/hから完全停止するまでのカーボンセラミックブレーキの制動距離はわずか30mです。

アヴェンタドール Sで導入されたに4WSよる横方向の制御を最適化し、低中速度での敏捷性と高速時の安定性向上を確実に実現します。前輪のランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)は、鋭いターンインの応答性の高いフィードバックを実現するよう調整され、後輪のアクティブリアホイールステアリングと連携します。個々のアクチュエーターがドライバーのステアリング操作に5ミリ秒で反応してステアリング角のリアルタイム調整を可能にし、コーナリング特性を向上させています。

LP 780-4 Ultimaeのデザインは、フロントへの空力負荷を高めるために縦方向の空力性能がSVJに似た特別なフロントバンパーコンセプトを採用しています。ESCは高速、正確なトラクションコントロールとビークルダイナミクスを実現できるよう調整されており、雪道や凍結路面などの低グリップ路面などでもグリップの違いを認識して適応することができます。リアホイールステアリングがあるため、フルタイム4WDはより多くのトルクをリアに配分するよう調整されており、オフ時に前輪にシフトされるトルクが減りスポーティーながら安全なオーバーステアが可能です。車両の動きに関するセンサーからの正確なリアルタイム情報を処理するLDVA(Lamborghini Dinamica Veicolo Attiva)によって各システムが統率され、すべてのアクティブシステムにおいて最高のレスポンスの実現を図る制御で、あらゆる状況において最高のビークルダイナミクスを実現します。

最先端の空力性能を実現するLP 780-4のフロントスプリッターと吸気口は、さらに空気を流れ込ませることで空力効率およびエンジンとラジエーターの冷却を最適化しています。フロントバンパーのエアダクトとサイドインレットはフロントタイヤの空力干渉を抑え、リアにあるラジエーターへの後流を最適化する一方で、Ultimaeの軽量リアバンパーがダイナミックな外観を演出、SVJからのサーキット志向を継承しています。

アクティブ・エアロ・システムのリアウイングには「閉」「最大パフォーマンス」「最大ハンドリング」の3つのポジションがあり、走行スピードとドライブモードの選択によって車両の全体バランスを最適化します。また、シャシーのフロントとリアの下に設けたボルテックスジェネレーターと共に気流を最大にし、ブレーキ冷却を促進します。動力の伝達にはランボルギーニの軽量7速ISR(インディペンデント・シフティング・ロッド)を採用、50ミリ秒以内のロボタイズドギアシフトを実現します。

アヴェンタドール LP 780-4 Ultimaeのドライブモードでは、ドライバーが「STRADA」「SPORT」「CORSA」といったオプションを選択できるだけでなく、EGOモードでランボルギーニのアクティブサスペンション(LMS)、トラクションコントロール(エンジン、ギアボックス、4WD)、ステアリングの最適なセットアップを独自に設定することもできます。

ファイナルプロダクション・マスターピース – Ultimae

アヴェンタドール LP 780-4 Ultimaeは、ランボルギーニの自然吸気V12モデルアヴェンタドールのデザインの系譜の集大成である、複雑でエレガントな線や面を誇ります。ベンチマークを打ち立てたSVJのパフォーマンスとSモデルの時代を超越したスーパースポーツのエレガンスに敬意を表しながら両モデルの最高の要素を取り入れ、パフォーマンス、ダイナミズムと不朽の洗練との完璧なバランスを実現しています。

Ultimaeのナンバリングされた350台のクーペと250台のロードスターには、エクステリアとインテリアの新しいカラーパレットにより、洗練された中にダイナミックさ、エレガントな中にも異彩を放つ表情を最後のアヴェンタドールに提供します。流れるような自由なシルエットは、カウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴなどクラシックとなったランボルギーニのV12モデル同様、時代にとらわれない、すぐにそれと分かる輪郭を描きます。トーンオントーン配色の新しいカラーコレクションは、優美さの中にも、航空の世界にインスピレーションを得たアヴェンタドールの初期の強力なデザイン要素も思い起こさせます。スタンダードとしての設定は18色。さらにAd Personamでは300色以上のこれまでにない幅広いオプションもご用意、ランボルギーニV12の歴史を彩る自分だけの1台を創り出すことができます。

アヴェンタドール LP 780-4 Ultimaeクーペのローンチカラーはグレーを重ねたツートンカラーで、フロントスプリッターの輪郭や「歯」がマットレッドのRosso Mimirで強調されています。アクセントのラインはカーボンファイバーのリアディフューザーのフィンにも施され、優れたパフォーマンスと純粋なデザインの見事な融合を表しています。アヴェンタドール LP 780-4ロードスターでは、カーボンファイバー製ルーフも選べます。

エレガントでありながらスポーティーなGrigio AchesoとGrigio Tecaのマットなエクステリアのツートンカラーはインテリアにも反映されています。ブラックレザーとアルカンターラのベース素材にはエクステリアと同系色のグレーのステッチとトリムが組み合わせられ、シートにはブラックのアルカンターラでY型のインサートがあしらわれています。シートとダッシュボードのレーザー加工のY型の連続モチーフは今回初めて提供されるダイナミックでスタイリッシュなオプションで、Ultimaeをさらに際立たせます。コンフォートシートはアヴェンタドール Sから引き継いだもので、シートボルスターに「Ultimae」の刺繍が施され、Aピラーの運転席側のダッシュボード部分にはリミテッドエディションであることを表す「001of350/250」のナンバーが入ります。

シート、ドア、ダッシュボードのトリムの「S」ラインのハイライトは3つのスタンダードカラー(シルバー、ブロンズ、ホワイト)で遊び心を加えることができるほか、5色のオプションカラーと、さらにAd Personamではほぼ無限のオプションもご用意しています。スタンダードのカーボンファイバーパッケージのCFKはエクステリアとインテリアの特徴を強調します。エクステリアは光沢の少ないボディカラーに合わせてマット仕上げにすることもできます。

スタンダードのホイールは20インチと21インチの鍛造合金Dianthusのシルバー。オプションで20インチと21インチのブロンズ、ブラック、チタンのDianthus、Leiron、Nireoが選べ、タイヤはピレリ P Zeroを装着。エクステリアでは、カラーリングのアクセントをホワイト、シルバー、ブロンズの3色から選べます。アクセントカラーはフロントバンパーとリアディフューザーのフィンに加えられます。キャリパーはスタンダード設定のシルバーのほかにも、さまざまなオプションカラーをお選びいただけます。ホイールのセンターロックも同色となります。

アヴェンタドール LP 780-4 UltimaeロードスターのローンチカラーはBlu TawaretとBlu Nethunsで、ルーフパネルはハイグロスブラックカーボンファイバーです。

運転席と助手席も同様に洗練さを感じさせます。カスタマイズ可能なTFTデジタルダッシュボードにはドライブモードが表示されるほか、車載コネクティビティの管理も行えます。Apple CarPlayでは音声によって通信およびエンターテインメント機能が操作できます。最後のアヴェンタドールをサーキットで楽しみたい方向けには、ランボルギーニ・テレメトリー・システムもオプションご利用可能です。

Text&photo:アウトモビリ・ランボルギーニ

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