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写真でチェック! 2021年にデビューするすべてのモデル 43台 一挙紹介! 後編

2021年6月5日

日産、ポルシェ、トヨタ、ルノーからVWまで

2021年のニューモデル。多くの電気自動車やハイブリッド車を含め、2021年にはこんな新車が登場する。VWポロのフェイスリフト、メルセデスEQBやEQS、トヨタGR 86、シトロエンC5 X、その他。我々は2021年に登場するすべての新型車を紹介する。

2021年は何よりも電気自動車の年といってもよい

メルセデスは「EQA」、「EQB」、「EQE」、「EQS」の4つの新型車を発表し、BMWは「iX」という新しいSUVを発表した。
また、BMW初の電気自動車セダン「i4」も発表される。
また、スポーツモデルも登場する予定で、発表されればBMW Mモデル初の電気駆動車となる。
アウディは、「ポルシェ タイカン」に代わる長距離モデルとして、グラントゥーリズモ「e-tron GT」を発売する。
新しいアウディのSUV、「Q4 e-tron」は、より多くの人が興味を持つであろうし、VWも同じカテゴリーのSUVクーペ、「ID.5」を準備している。

また、ハイブリッドセグメントはSUVの世界での成長を遂げている。
この分野のパイオニアであるトヨタは、この駆動方式を採用した2つの新型車、「ヤリス クロス」と「カローラ クロス」をすでに発売している。
日産は、「キャシュカイ」の駆動コンセプトを見直している。
内燃機関はバッテリーを充電するためだけに使われる。

お馴染みのモデルも再ローンチされる

2021年に発表されるのは、まったく新しいモデルシリーズだけではない。
メルセデスの「Cクラス」は5代目、オペルの「アストラ」は10代目となる(先代のカデットを含む)。
プジョーはコンパクトな「308」をリニューアルする。
排出ガスをできるだけ低く抑えるために、これらの車のほとんどは少なくとも部分的には電動化される。
しかし、スポーツセグメントも負けずに再ローンチされる。
「アウディRS 3」、「BMW M5 CS」、「フェラーリ プロサングエ」、「メルセデスAMG S 63」、「ポルシェ911 GT3」、「VWゴルフGTIクラブスポーツ45」、「トヨタGRハイパーカー」などがあり、あらゆる好みと予算に合ったものが提供されるはずだ。

以下に、2021年にデビューするニューモデルをアルファベット順に、随時更新されるフォトギャラリーとともに紹介する。

Photo: BMW Group

ミニ フェイスリフト: 変更はわずか。LEDライトが標準装備となることとリアにユニオンジャックデザインが備わること。クーパーSバージョンにはレザーのステアリングホイールが装着されている。日本でも先日発表済み。新色ボディカラー(グラデーションルーフなど)にも注目。

Photo: Nissan

日産アリヤ: 電動SUVは、日産の新しいブランドと500kmの航続距離を有する。いよいよ(やっと)正式に販売されるアリヤ。ぜひ価格の面でもがんばってほしい。
価格: 45,000ユーロ(約600万円)以下。

Photo: Nissan Motor Corp.

日産キャシュカイ: キャシュカイも新しいブランドフェイスとハイブリットを兼ね備え、燃焼エンジンはバッテリーをチャージするためだけに機能する。注目すべきはEパワー用のそのエンジンだが日本には導入されない可能性が高い。
約29,000ユーロ(約388万円)より

Photo: Opel Automobile GmbH

オペル コンボe ライフ: 電動ステーションワゴンと商用車はともに136馬力を発揮し、280kmの航続距離を有し、ショートとロングの2バージョンが用意されている。日本復帰予定のオペル、このモデルもぜひ導入してほしい。

Photo: Opel Automobile GmbH

オペル モヴァーノe: モヴァーノの新世代モデルで、ディーゼルモデルに加え、オペルは電動バンを実現した。大変魅了的なコマーシャルバンだが、残念ながら日本にやってくる可能性はほぼゼロ%だろう。

Photo: PSA Groupe

プジョー308: とてもファンシーなデザインと新しいi-コックピット、ハイブリッドシステム。新型308はVWゴルフに真っ向から挑む。新しいイメージカラー(グリーン)が魅了的。日本にも年内導入予定。
価格: 約23,000ユーロ(約308万円)より

Photo: Porsche AG

ポルシェ ボクスター25周年記念モデル: 1,250台限定のスペシャルモデルはボクスターの誕生から25年を祝福するために作られた。400馬力6気筒ボクサーエンジン搭載。ボディカラーは1993年の初代コンセプトへのオマージュだ。あっという間に売り切れるので、欲しい方は一刻も早くディーラーへ。

Photo: Porsche AG

ポルシェ911 GT3: エンジンコンセプトから言えば、新型GT3は伝統に忠実な高回転型500馬力自然吸気エンジンを搭載している。これまたあっという間に売れてしまうので、欲しい人は一刻も早くディーラーで予約すべし。
価格: 最低167,518ユーロ(約2,250万円)

Photo: Automedia

ポルシェ911 GT3ツーリング: 先代モデル同様、新型GT3は純粋主義者用のマニュアルと固定式リアウィングとともに導入される。出力はこれまた510馬力だ。MTであることがなんとも古典的で嬉しい。

Photo: Porsche AG

ポルシェ タイカン クロスツーリスモ: すでに販売中のタイカンに続き、2021年、タイカンよりやや背の高いステーションワゴンバージョンのタイカン クロスツーリスモが市場投入される。タイカンよりも車高(最低地上高)と、価格が高いのが特徴。
スタート価格: 93,635ユーロ(約1,260万円)より

Photo: Porsche AG

ポルシェ718ケイマンGT4 RS: GT4 RSはもっとも妥協のない718ケイマンのヴァリアントだ。500馬力で、おそらくPDKのみ。まだまだ進化し、高性能路線を歩むケイマン。
価格: 約130,000ユーロ(約1,750万円)より

Photo: Renault

ルノー メガーヌSUV: メガーヌeヴィジョンはまだスタディモデルだが、純電動SUVの生産モデルは2021年以内に発表される予定だ。まだ、その内容などは未定だが、日産リーフ(アリヤ)との共通部分はどれほどなのか、気になる。

Photo: Groupe Renault

ルノー カングー: ニュー「カングー」は、デザインがフレッシュアップされただけでなく、クレバーな充電コンセプトや、新しくエントリーレベルバージョンも提供される。サイズはさらに大きく、顔つきもスタイルも一新(してしまう)カングー。日本のカングーファンの反応やいかに。

Photo: Toyota

トヨタ カローラ クロス: カローラのSUVはC-HRと同じくらいのサイズだが、より実用的だ。タイでは、燃焼エンジン仕様とハイブリッド仕様が提供されている。売れ線直球勝負の一台。もちろんヒット間違いなし。

Photo: Toyota Deutschland GmbH

トヨタGR 86: GT86がよりスムーズなデザイン、デジタルコックピット、改良されたボクサーエンジンを備えたGR 86に生まれ変わる。スバルBZRに遅れて登場予定。
価格: 30,000ユーロ(約400万円)以上

Photo: Toyota

トヨタGRハイパーカー: プロトタイプは1,000馬力を発揮した。ロードゴーイングバージョンでさえ、0-100km/h加速は2.5秒以内とされる。
価格: レポートによれば、2,400,000ユーロ(約3億2千万円)とのこと。いよいよ発売だが、すでに全数完売らしい。

Photo: Toyota

トヨタ ヤリス クロス: ヤリスのSUVは兄貴分のRAV4のスタイルをそなえ、欧州には116馬力のハイブリッド仕様モデルのみが投入される。日本では絶賛発売中(バックオーダーも多し)。
ユーロ(約268万円)より

Photo: Volvo Car

ボルボC40リチャージ: ボルボからの2番目となるEVはXC40リチャージと同じユニットによってパワーを得る。2基の電動モーターは408馬力を発揮する。EVメーカーまっしぐらのボルボ。価格は正直やや高価。
想定価格: 60,000ユーロ(約800万円)以上

Photo: Volkswagen AG

VWゴルフGTIクラブスポーツ45: 生誕45周年記念として、GTIはアクラポヴィック製エグゾースト、最高速のアップ、そしてスペシャルホイールを備えたスペシャルモデルを投入する。普通のGTIよりも魅了的とさえ噂されるクラブスポーツ、のこれは45周年限定モデル。日本にもちゃんと来るのだろうか?
価格: 47,790ユーロ(約640万円)より

Photo: Volkswagen AG

VWポロ フェイスリフト: ポロのフェイスリフトは、現行ゴルフ(ゴルフ8)からら、ライトシグニチャー、エプロン、ニューインフォテインメントといった装備を得て、スタンダードレベルのアップを図る。限りなく兄貴であるゴルフに近づきたい、という熱い?気持ちが伝わるポロのマイナーチェンジである。
価格: 16,000ユーロ(約215万円)以下

Photo: Christoph Börries / AUTO BILD

VW T-Rocフェイスリフト: 近々行われるフェイスリフトによって、T-Rocは、オプションのマトリクスLEDライトに加え、デジタルコックピットを標準装備する可能性がある。おそらく他のフォルクスワーゲンモデルと同様のデジタルデバイスが装備されるはず。

Text: Katharina Berndt, Moritz Doka
加筆: 大林晃平

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