【新車情報】新型メルセデスCクラス MBUXシステムとインフォテインメントの機能のすべて特集

42

W206型Cクラスのハイライトのひとつは、間違いなくMBUXだ。

メルセデスCクラスのMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエキスペリエンス): それはSクラスのインフォテイメントの弟分といえる。新世代では、音声などで人間を識別することもできるようになっている。

5代目の「メルセデスCクラス」は、技術的に大きく前進している。
たった4つのシリンダーと、パワートレインが電動化されていることに加え、機能面では実質的に「メルセデスSクラス」と同等のインフォテイメントシステムが搭載されている。
我々は、このシステムでできることを紹介する。

中央のスクリーンはドライバーの方に少し傾いている

中央のスクリーンは運転席に向かって6度傾いており、手で簡単に触れることができる。

「Sクラス」と同様に、縦長のセンタースクリーンがインフォテインメントシステムのハブとなっている。
そして、メルセデスでは初めて、センターコンソールを運転席側にわずかに傾けることで、スクリーンに手が届きやすくなっている。
最大11.9インチの画面は、「Sクラス」よりも若干小さく、有機ELディスプレイではなく液晶パネルを採用しているものの、解像度は十分に確保されている。

MBUXに統合されたスマートホーム機能

Cクラスのデジタルコクピットには、大型のメルセデスSクラスのような3D機能は搭載されていない。

「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエキスペリエンス)」システムの操作は、ステアリングホイール、タッチ、または音声入力で行えるようになっている。
後者(音声入力)は常に学習しており、「窓を半分開けてください」などのコマンドも、理解して実行する。
このようにして、日常的な言葉で自動車とコミュニケーションをとることができるようになっている。
さらに、音声認識によってユーザープロファイルを解除したり、自動的に呼び出したりすることもできる。
さらに、「MBUX」にはスマートホーム機能が搭載されている。
自宅に適切なデバイスが設置されていれば、サンブラインドの操作や冷蔵庫の温度調節、照明の調光などが可能だ。
また、「モーションディテクター」が設置されていれば、家の中に人がいるかどうかを監視することもできるようになっている。
いずれも、その家にそのような電子デバイスが備わっていればの話だが。

自由に設定できるデジタルコックピット

5代目CクラスのW206は、先代に比べて視覚的にも非常にスポーティになっている。

また、「MBUX」の一部として、最大12.3インチのデジタルコックピットを搭載している。
3種類の表示スタイルに加えて、ナビゲーションマップ、アクティブドライビングエイド、エンジンオイルレベルやタイヤ空気圧などのサービス機能を大きく表示することができる。
また、オプションでヘッドアップディスプレイも用意されている。
こちらも多彩な表示が可能となっている。
ただし、「Sクラス」のようなAR(拡張現実)機能はなく、交通情報やナビゲーションなどのリアルタイム情報は中央のスクリーンに表示される。
また、デジタルコクピットには3D表示機能も備わっていない。
しかし、「Sクラス」との比較では、基本的にそれらの部分のみが違いといえ、それ以外の機能については、基本的に「Cクラス」の「MBUX」が「Sクラス」に劣ることは決してない。

Text: Moritz Doka
Photo: Daimler AG