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【追悼 サム・ニール】名作『ジュラシック・パーク』を彩った最高にクールなクルマたち

2026年9月17日

2022年「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」:主役級の車は不在

「ジュラシック・パークIII」と同じく、原題「Jurassic World: Dominion」こと「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」にも、作品全体を通じて観客を導くような1台は存在しない。

しかし、パートナー企業のジープは、ラングラー、ジープ グラディエーター―ラングラーのピックアップ版―、そして1986年式ジープ グランドワゴニアを映画に登場させることに成功した。

そろそろタイミングベルト交換の時間だ―またしても「ジュラシック」シリーズの劇中車が横転している。今回はディワンダ・ワイズ(左)とローラ・ダーンが乗っている。
Photo:picture alliance / Associated Press

ステランティス傘下のジープは、これらの劇中登場を広告に最大限活用した。

ルビコンを行く。ジープ ラングラー4xeルビコンの後方にいるカルノタウルスの赤ちゃんは、「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」と並行して制作されたCMおよびSNS動画のために、特別に開発されたキャラクターだ。
Photo:Jeep

ジープ・グラフィック・スタジオは、公式の「ジュラシック・パーク」ラッピングパッケージまで発売した。これにより、ジープ ラングラーとジープ グラディエーターを、1993年の恐竜パーク仕様にカスタマイズすることができた。

2025年「ジュラシック・ワールド/復活の大地」:ジープとInGen車両が復活

ジープは再び映画配給会社と広告パートナーシップを結んだ。その結果、「ジュラシック・ワールド/復活の大地」には、ジープ グランドチェロキー4xeが登場することになった。

さらにアメリカで行われた映画のプレミアでは、映画館の前に手の込んだジャングルのジオラマを設置。そこにはTレックスとジープ ラングラー ルビコンが配置された。

恐竜ジオラマ。ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホールで開催された映画プレミアでは、この仲間がいっそう不機嫌そうに見える。右側には、スポンサーであるジープの“親善大使”としてラングラーが置かれている。
Photo:picture alliance / Newscom

1997年公開の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」への魅力的なオマージュとして、InGenの車両も復活した。

当時の軍用風車両の後継モデルのように、架空のクルマ「InGen Type 6」は、今回もドアを持たないオープンタイプのオフロード車として登場する。ただし、そのボディははるかに巨大だ。現実に進化していたなら、おそらく本当にこのような姿になっていたのだろう。

InGen Type 6が現実世界に存在するのは撮影用車両としてだけだ。そして幸いなことに、ヴェロキラプトルはもはや現実世界には存在しない。
Photo:Vehicles / Alamy Stock Photo

「jurassicwiki.com」によれば、車両デザイナーのダニエル・フランクがInGen Type 6の最初の3Dコンセプトを制作した。

また「Jurassic Outpost」によると、JEM F/Xが専用の金属製ボディを製作し、リードグラフィックデザイナーのマシュー・クラークが、第1作「ジュラシック・パーク」に登場したジープのカラーをInGen車両にも採用することを提案したという。

「ジュラシック」シリーズの主演俳優サム・ニールに別れを

1993年の「ジュラシック・パーク」で共演したサム・ニール(右)とジェフ・ゴールドブラム。
Photo:picture alliance / Cover Images

サム・ニールが出演したのは、およそシリーズ2作に1作の割合だった。

アラン・グラント博士を演じたのは、1993年の「ジュラシック・パーク」、2001年の「ジュラシック・パークIII」、そして2022年の「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」の3作品だけである。

彼を象徴する劇中車は、やはりフォード エクスプローラーだ。

人間が思い描いた「恐竜パーク」という夢が、目に見える形で初めて粉々に崩れ去った、あのクルマである。

Text:Frank B. Meyer