【追悼 サム・ニール】名作『ジュラシック・パーク』を彩った最高にクールなクルマたち
2026年9月17日
2001年「ジュラシック・パークIII」:クルマ好き必見とは言い難い
もちろん、第3作「ジュラシック・パークIII」にもクルマは登場する。フォードF-350やオールズモビル イントリーグなどが姿を見せるが、本当にスペクタクルと呼べるようなカーアクションはない。
クルマとしてもっとも興味深いのは、おそらくキャデラック カテラだろう。その正体は、実質的には豪華に仕立てられたオペル オメガBである。
2015年「ジュラシック・ワールド」:メルセデス祭り
14年間の空白を経て、「ジュラシック」シリーズの新作が公開された。今度はタイトルから「パーク」が消えたものの、物語の中心にあるのは、相変わらず本物の恐竜がいるテーマパークだった。
1997年と同様、メルセデスは映画「ジュラシック・ワールド」を、新型GLEクーペのデビューを華々しいハリウッド作品で盛り上げる機会として活用した。映画に登場したのは、最上級仕様のGLE 450 AMGクーペである。

Photo:Mercedes-Benz
撮影はGLEクーペの正式発表より数カ月も前に行われたため、撮影車両の存在は厳重に秘密にしなければならなかった。
映画プロデューサーのフランク・マーシャルはこう語っている。
「私たちが守らなければならない最大の秘密は恐竜だと思うだろう。しかし、そうではない。クルマなのだ」
さらに、実にハリウッドらしく、こう付け加えた。
「世界中の誰も、これまでこのクルマを見たことがない―今、この瞬間までは!」
GLEクーペだけが「ジュラシック・ワールド」に登場するメルセデスではない。ほぼ標準仕様のGクラスも役割を与えられ、ウニモグは移動動物診療所として活躍する。
さらに、3軸6輪のメルセデスG 63 AMG 6×6や、さまざまな装備を取り付けたW906型メルセデス スプリンターも短時間ながら姿を見せる。

Photo:Interfoto / Mary Evans / All Film Archive / Universal Pictures

Photo:Daimler AG

Photo:Daimler AG

Photo:Daimler AG
さらに、1993年の第1作「ジュラシック・パーク」と同じスタイルに仕立てられた1992年式ジープ ラングラーも、スクリーンを駆け抜ける。
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」:2018年はヘビーメタルが支配
「ジュラシック・ワールド/炎の王国」は、一般的なオフロード車や、ましてや楽しいSUVに多くの時間を割く作品ではない。
クルマ好きがある程度じっくり眺められる車両は、本格オフローダーの代名詞ともいえるウニモグU 5020と、イギリスの防衛関連企業BAEシステムズが手がけた2台の軍用車両くらいである。

Photo:Universal Pictures
トラックの名称である「FMTV」は、まるでFMテレビの略称のように聞こえるが、実際には「Family of Medium Tactical Vehicles(中型戦術車両ファミリー)」を意味する。
オーストリアのシュタイア12M18をベースに、4つの異なるメーカーが、時期をずらしながらこれらの軍用トラックを製造した。

Photo:Universal Pictures
BAEカイマンCMTVも同じ基本構造を持つが、こちらは最大10人を輸送できる耐地雷装甲兵員輸送車である。

Photo:mauritius images / Landmark Media / Alamy ©Universal Pictures

