【このクルマなんぼ?】というかこの珍妙なクルマはマツダ ロードスターです というかこの珍妙なロードスターがこの値段 ありえねー!マジで・・・
2025年12月24日
マツダMX-5をベースにしたスペインのスポーツカーが販売中:Hurtan Grand Albaycín(フータン グランド アルバイシン)。この新品同様のレトロなロードスターは、実は・・・、マツダMX-5 RF(ND)をスペインのHurtanが改造したものだ。ユニークなボディの下には、日本の大量生産技術が隠されている。
モーガン、エクスカリバー、そしてミツオカを少し混ぜ合わせたような、しかしそのユニークなレトロな外観の下には、日本の大量生産技術が隠されている。信じられないかもしれないが、ベースは「マツダMX-5(ND)」だ!
しかし、その痕跡はまったく見られない。スペインのコーチビルダー、フータンによって、この小さなロードスターは、外観上、マツダ MX-5をベースとしていることをまったく感じさせないほど、大幅に改造されたからだ。レトロな外観のこのワイルドな作品は、Grand Albaycín(グランド アルバイシン)という名前で呼ばれている。
アルバイシン(Albaycín、Albaicínとも表記)はグラナダ最古の地区であり、フータンの本社がある場所だ。この小さな車体メーカーは1999年から事業を展開しており、「ジープ ラングラー」や「マツダ MX-5」などの現代的な自動車にレトロな外観を与えることを専門としている。

ここに掲載されている「フータン グランド アルバイシン」は、ベルリンの「Koch Automobile AG」の30周年記念モデルとして製作されたもので、おそらくは唯一無二の存在だろう。ベースとなったのは、2023年製の「マツダMX-5 RF(ND シリーズ)」で、Aピラー、ルーフ、ドアパネル、キャビン以外はフータンによるデザインで自社でボディパネルを製造、1台1台ハンドメイドされている。ちなみに、ソフトトップとハードトップどちらも選択できる。
外観はMX-5をまったく連想させない
改造後の「MX-5」は、もはや元の姿とはまったく別物となっている。短いオーバーハングも、何世代にもわたって「MX-5」を特徴づけてきたシンプルなラインも、この改造車ではもはや過去のものとなっている。「フータン グランド アルバイシン」はあらゆる点で異なっている。フロントとリアに豪華な曲線のフェンダー、取り付けられた丸型ヘッドライト、そして印象的なラジエーターグリルにより、1930年代または1940年代の自動車のように見える。確かに好みの問題だが、いずれにしてもユニークだ。

しかし、インテリアでは、「MX-5」をベースとしていることは否定できない。ここでも、カーボンとアルカンターラを使用して、少しの特別感を演出しようとしている。ちなみに、スペインでは技術的な変更は一切行われておらず、184馬力の2リッター4気筒エンジンが、6速マニュアルトランスミッションを介して後輪に動力を伝達するという仕様はそのままだ。
「フータン グランド アルバイシン」は、2023年の会社設立30周年を記念して完成し、2025年4月に登録された。現在、走行距離は約5,000kmで、新品同様の状態、6年間の保証付きで販売されている。
価格は98,000ユーロ(約1,744万円)だった
しかし、その価格はかなりのもので、69,990ユーロ(約1,246万円)で販売されている。非常に高額だが、このユニークな車両は、もともとさらに高価だった。この改造車の当初の価格は98,000ユーロ!(約1,744万円!)だったと言われている。この金額では、かなりの数の「MX-5」を購入することができる。
しかし、「MX-5」はどこにでもありふれている。自動車販売店は、自社のホームページで、「フータン グランド アルバイシン」について次のように述べている。「車を見たとき、その美しさに息を飲むほどです。」
「日本初 スペインのスポーツカー「Hurtan Grand Albaycin(フータン グランド アルバイシン)」が販売開始」:https://autobild.jp/20711/
結論:
これ以上個性的な車はない!「Hurtan Grand Albaycín(フータン グランド アルバイシン)」を所有すれば、きっとどこでも話題の中心になることだろう。個人的には、普通の「マツダMX-5」を好むが、幸いなことに、好みは人それぞれだ。
Text: Jan Götze
Photo: Autohaus Koch GmbH

