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新型「メルセデスAMG GT」 妥協ないスポーティさに快適性と日常的な実用性を備えたグランツーリスモ

2023年8月24日

メルセデスAMG GT。スポーティさに妥協はなく、さらに快適性と日常的な実用性を高める。メルセデスAMG GTは、このバランスを極めるために設計された。

AMGのボスであるミヒャエル シーベは、新型「メルセデスAMG GT」のプロトタイプに試乗した際、「旧型GTはスポーティすぎると感じるお客様もいらっしゃいました」と説明してくれた。そして、そこから新型車の開発が始まった。アファルターバッハのモットーは、片方だけを残してもう片方を行うことだった。別の言い方をすれば、新型車は本物のグランツーリスモになるはずなのだ。

「GT」はまた、外観からもその主張を明確に示している。メルセデスは絵に描いたような完璧なスポーツカーのプロポーションにこだわり続けているが、2014年から2021年まで製造された先代モデルと比べて15cm長くなり、全長は4.73メートルになった。そのため、開発者はオプションのリアシート用のスペースを確保した。

メルセデスAMG GTは全長4.73メートルで現行モデルより15センチ大きくなった。

メルセデスAMG GTに日常的な実用性

これは身長1.5mまでの乗員を対象としたものだが、それでも日常的な実用性は大幅に向上している。収納スペースが増えただけでなく、フロントシートをさらに後方に調整できるようになったからだ。私のような長身にはありがたい。

先代モデルとは異なり、折りたたみ式リアシートがオプションで用意されている。

追加シートを注文しない場合は、カーペット敷きの収納スペースが確保されるが、折りたたみオプションはなしとなる。その結果、トランク容量は321リットルから675リットルに大幅に増加し、扱いやすいスペースを備えている。

トランク容量は321リットル、シート折りたたみ時で675リットルだ。現行モデルはわずか165リットルだ。

快適性とスポーティさのバランスは、ボディワークの下でも保たれている。そして、おなじみのプラットフォームがある: 「AMG GT」は、「SL」と同じプラットフォームを使用しており、その開発主体は現行世代でジンデルフィンゲンからアファルターバッハに移った。

アクティブシャシーがスポーツカーをリラックスしたグランツーリスモに変える

つまり、「GT」は「SL」のコックピットを受け継ぐだけでなく、アクティブサスペンションの恩恵も受けている。加えて、ロールスタビライゼーションやリアアクスルステアリングなど、ダイナミクスにもクルージングにも使える優れものがある。

深い洞窟のようなデジタルメーターとポートレートスクリーンを備えたコックピットは、SLでおなじみだ。

しかし、「AMG GT」は単なる「SLクーペ」ではなく、それ以上の存在でありたいと願っているため、AMGの開発陣は必要な部分に手を加えた。アンダーボディは特に研ぎ澄まされ、何よりもエアロダイナミクスがアップグレードされた: フロントエプロンのアクティブエアコントロールシステム、可変リアスポイラー、アンダーボディの格納式カーボンプロファイルは、揚力を低減し、「GT」が文字通り路面に吸い付くように設計されている。最初の試乗で、その実力がわかるだろう。

エアロダイナミクスは開発中の最優先事項だった。リアのウイングは調整可能だ。

「GT 63」では最高出力585馬力、最大トルク800ニュートンメーターを発揮し、476馬力の「GT 55」では700ニュートンメーターを発揮する。

AMG GT 63はGT 55より20km/h速い

2つのモデルの違いは?0から100km/hに達するのに必要な時間は、一方が3.2秒、もう一方が3.9秒で、「63」は最高時速315km/hと、「GT 55」よりなんと20km/hも速い。一方、どちらもトルクコンバーターの代わりに湿式クラッチを備えた9速オートマチックで、4輪すべてにパワーを供給する。AMGが「SL」でおなじみの381馬力の後輪駆動バージョン「GT 43」も提供するかどうかはまだ明らかではない。

価格も同様で、「SL」をベースにしたものになるはずだが、おそらく若干高くなるだろう。つまり、「55」には少なくとも175,000ユーロ(約2,800万円)の予算を組む必要がある。

Text: Michael Gebhardt
Photo: Mercedes