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BYDがe-SUV「ATTO 3」を販売開始する 充実した販売店ネットワークとサービス体制を構築

2022年12月7日

BYD Auto JapanはSUVタイプのBEV「ATTO 3」を販売する。2023年1月末から受注を開始して、納車は3月頃を予定している。車両価格は440万円(税込)

BYDは、バッテリーメーカーとして創業した中国・深圳のグローバル企業で、IT エレクトロニクス、自動車、新エネルギー、都市モビリティの4つの領域で事業を展開している。

バッテリーはじめ、モーターやコントローラーなど電気自動車のコアとなる技術を自社開発・製造しており、特に、自動車事業においては、世界70超の国と地域、400超の都市に電気自動車を展開、中国国内では9年連続NEV販売台数第1位となった。さらに、2022年1~10月には約140万台の電気自動車を販売し、電気自動車販売台数世界No.1になっている。

「ATTO 3」は、BYD が独自開発した「ブレードバッテリー」を搭載したEV専用のプラットフォーム「e-Platform 3.0」を採用し、58.56kWhのバッテリーと150kW/310Nmのモーターを搭載し、485kmの航続距離を可能としている。また、フラットな床面による広い車内空間を特徴としている。

デザインは元メルセデス・ベンツのデザイナーを起用して「フィットネスジム×音楽」をモチーフにユニークな内装にしている。
ボディのプレスはBYDグループの日本企業が製造しており、クオリティの高さに寄与している。

予測緊急ブレーキシステムや BYDアラウンドビューシステム、ブラインドスポットインフォメーションなどの先進安全・運転支援機能も充実。Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応しているほか、車両に搭載した通信モジュールでコネクテッド機能を装備しているため、BYD スマホアプリとの連携や OTA リモートアップデートに対応する予定。その他にも、V2L(Vehicle to Load)とV2H(Vehicle to Home)にも対応、停電時の電源供給やキャンプなど野外での活用が可能となっている。

主要諸元
全長:4,455mm
全幅:1,875mm
全高:1,615mm
ホイールベース:2,720mm
トレッド前/後:1,575mm/1,580mm
車両重量:1,750kg
フロントサスペンション:マクファーソンストラット
リヤサスペンション:マルチリンク
フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク
リヤブレーキ:ソリッドディスク
タイヤサイズ:235/50 R18
ボディカラー:5色

BYDは、販売体制、アフターサービスの拡充にも力を入れており、2023年1月以降15都道府県に開業準備室を設けて、2025年には100店舗をオープンさせるとしている。また、手軽に利用できるよう、サブスク型、4年残価据置型ローンなどのファイナンスプランが用意されている。

気になる耐用年数だが、新車保証が4年/100,000km、駆動用バッテリー保証が8年/150,000km/SOH70%が設定され、実質、従来の内燃機搭載自動車と遜色ない耐用年数であると考えてよさそうだ。

BYDは今回日本に導入するe-SUV「ATTO 3」と、e-Compact「DOLPHIN」、e-Sedan「SEAL」を展開しているが、「ATTO 3」に続いて、2023 年中頃に e-Compact「DOLPHIN」、2023 年下半期に e-Sedan「SEAL」を日本で販売する予定としている。

1月31日まで東京新宿で展示、試乗会を行っている。
詳しくはこちらで確認してください。

Text:アウトビルトジャパン
Photo:BYD ジャパン