ゴルフが消えてなくなる?  果たして次世代モデルは登場するのか? VWゴルフ9誕生の可能性は?

778

瀬戸際の新世代ゴルフ。ゴルフ9は出るのか? 今後予定されているユーロ7規制やe-モビリティの重要性の高まりにより、ゴルフの将来は不透明な状況だ。

「ゴルフ9」は出るのだろうか? VWは、中期的に、内燃機関が電気自動車の安価な代替手段とは考えていない。また、新しい更なる排ガス規制強化「ユーロ7」も価格上昇につながると予想される。このため、フォルクスワーゲンは「ゴルフ」の将来性を疑問視している。現行の「ゴルフ8」の後継モデルが出るかどうかは不透明だ。

VWグループ代表のトーマス シェーファーは、EUの新しい排ガス規制「ユーロ7」によって価格が大幅に上昇すると予想している。内燃機関車の排ガス浄化がより複雑になれば、1台あたり3,000~5,000ユーロ(約42~70万円)の値上げになると、新聞のインタビューで述べている。これらの追加コストは小型車では到底吸収できず、エントリーレベルのモビリティは大幅に割高になる。

エレクトロモビリティへの道筋をつける

2025年以降、電気自動車の小型車が市場に出回ることになり、「ID.2」のほか、VWだけでなく、VWグループ内のシュコダ、セアト、クープラからも電動モデルが次々に登場する予定だ。25,000ユーロ(約350万円)を下回るエントリーレベルの価格で、電動モビリティはより魅力的なものになるはずだ。こられのEVによる航続距離は少なくとも350~400km。「それが、今のところ心理的な売れ筋なのです」とシェーファーは言う。

そして、彼は、欧州で最も売れている「ゴルフ」の後継モデルが出るかどうかは、未定とした。政治的にエレクトロモビリティの方向性が定まり、需要が高まっているのだから、「もはや7、8年の寿命を全うする自動車を開発する価値があるのか」を考えなければならない、という。

ヴォルフスブルクでは、現在、現行の「ゴルフ8」のアップグレードに取り組んでいる。 将来も「ゴルフ」という名前を目にするかどうかは、まだ解決していない。「12カ月後にはもっとわかるでしょう」とシェーファーは言う。

Text: Sebastian Friemel
Photo: Volkswagen AG