カウンタックがやってきた! ランボルギーニ、クンタッチLPI800-4を日本初披露

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日本人が慣れ親しんだ呼称“カウンタック”は今後世界共通の“クンタッチ”に改めよう。

ランボルギーニジャパンは新型クンタッチLPI800-4を日本で初披露した。会場には今回のモデルと過去の歴史とのつながりを示すために、LPI800-4と共に1986年型LP5000クワトロバルボーレが展示さていた。

日本のプレス関係者90名限定で行われたこのイベントでは、日本でのデリバリー先が決まっている実車が披露された(ドイツでの発表会では走行できないショーモデルだった)。そして、アウトモビリ・ランボルギーニ アジアパシフィック チーフエグゼクティブオフィサーのフランチェスコ・スカルダオーニとアウトモビリ・ランボルギーニ ヘッド・オブ・ジャパンのダビデ・スフレコラのプレゼンテーションに加えて、イタリアのアウトモビリ・ランボルギーニ ヘッド・オブ・デザインのミィティア・ボルケルトにオンラインでインタビューする機会が設けら、アイコンモデルのデザインコンセプトや、デザインを進める過程の話しを聞くことができた。

アウトモビリ・ランボルギーニ アジアパシフィック チーフエグゼクティブオフィサーのフランチェスコ・スカルダオーニ(奥)とアウトモビリ・ランボルギーニ ヘッド・オブ・ジャパンのダビデ・スフレコラ

アヴェンタドールをベースに、パワーユニットは、最高出力780PS、最大トルク720Nmの6.5リッター縦置きV12エンジンにスーパーキャパシタと34PSの電動モーターを組み合わせて、システム全体で814PSの最高出力を発生。トランスミッションは7段AT。全輪駆動で、0-100km/h加速2.8秒、最高速355km/hというハイパフォーマンスを実現する。ハイブリッド技術は基本的にシアンと同じものである。

このクルマにはソリッドレッドではない複雑な表情を見せるレッドが塗られている。

現代の安全規制により認められず残念なのは、リトラクタブルヘッドライトを搭載できなかったこだ。今回の少量生産のランボルギーニでも例外ではない。そこで、LPI800-4は、細いヘッドライトの下に細いデイタイムランニングライトを装着している。サイドビューも新型クンタッチはオリジナルに非常によく似ている。ドア裏の大きなNACAダクトは、初代カウンタックと同様に、視覚的にドアの中まで延長されていて、その上には、初期のLP500を彷彿とさせるスラットギルを装着し、新型クンタッチのルーフにはボタン一つで、透明な屋根が不透明になるようにできている「ペリスコピオ」がある。もちろん、六角形のホイールアーチや伝説的な「ダイヤル風」ホイールも見逃せない。しかし、新型クンタッチのホイールは20インチまたは21インチとかなり大きくなっている。これは、ボディの大きさも含めてアヴェンタドールをベースとしたニューエディションであるから仕方ない。

このサイズにV12を詰め込んでいるところがスーパーカーたらしめているところではないだろうか。

スカルダオーニは次のようにコメントしている。
「私たちは、ランボルギーニ クンタッチ LP5000クアトロバルボーレとともにランボルギーニ クンタッチ LPI800-4を日本のメディアの皆様に紹介できることを大変嬉しく思います。クンタッチは50年前に初めて発表されて以来、ランボルギーニにおいて最も人気の高いモデルのうちの一つです。クンタッチ LPI800-4を日本のオーナー様方にお届けすることで、クンタッチは過去50年間のように日本でも引き続き人々の注目を集めることでしょう」

日本での販売台数は未公表だが、少なくとも112台のうちの1台は日本にあるということが誇らしかったのは正直な気持ちだ。

Text&Photo:アウトビルトジャパン