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【ニューモデル情報】未来の電動スーパースポーツカー? メルセデス ビジョンAMG 新着画像&情報!

2022年6月9日

未来の電動AMGはこんな姿になるかもしれない。2025年、メルセデスAMGは初の自社開発電気自動車を発表する予定だ。ビジョンAMGで、電気自動車のスーパースポーツカーを具体的に予感させる狙いだ。

メルセデスAMGが電気自動車に!このニュースはAMGファンを喜ばせるものではないことは確かだが、この変化は必然な的なものであり、その流れはとっくに始まっているのだ。アファルターバッハ初の自社開発電気自動車は、2025年に発表される予定だ。「メルセデス ビジョンAMG」のショーカーは、AMGの電気自動車の未来を具体的に垣間見せてくれるものだ。特に面白いのは、テールランプがエキゾーストパイプのように見えるリアのデザインだろう。

「AMGは自己改革をしている」。メルセデスAMG会長のフィリップ シーメルは、「我々は、独立したAMG.EAプラットフォームから、エレクトロモビリティの性能を新しいレベルに引き上げる革新的な駆動技術に至るまで、すべてをゼロから開発しています」と約束している。

22インチの大径ホイールにエアロパーツを装着し、F1マシンをイメージしたカラーリングを施した。ショーカーにはまだ内装は備わっていない。

量産モデルは2025年予定

4ドアのショーカー「ビジョンAMG」は、この電気自動車の未来の姿を印象的に示している。しかし、厳密に言えば、2025年に予定されている生産モデルは、AMG初の完全な電気自動車ではない。過去には、極めて限定的な「SLS AMGエレクトリックドライブ」がすでに存在し、現在ではAMGロゴのついた最初の「EQ」モデルがすでに販売されているからだ。

電動スーパーカーのパワーは?

ビジョンAMGで最も興味深いのは、そのプラットフォームだ。「AMG.EA」という名称で、AMGの電動モデル用に特別に設計されたものだ。その心臓部には、メルセデスの子会社「YASA」が開発した軸流モーターが搭載されており、コンパクトな設計ながら従来の電気モーターを大幅に上回るパワーを発揮するとされている。しかし、AMGはまだ具体的な数字を出していない。2025年までまだ少し時間があるからだ。

量産化の準備はできている?ヘッドライトは、メルセデスの星をモチーフにした3つの独立したLED素子で構成されている。

では、壮大な研究のデザインに目を向けてみよう。一見したところ、記録達成車である「EQXX」の多くの要素が認識できる。同時に、「アルビウムシルバー」に塗られた「ビジョンAMG」のデザイン言語は、2013年に発表したショーカー、「メルセデス・ベンツAMGビジョン グランツーリスモ」をも遠く彷彿とさせるものである。オーバーハングが短く、ホイールベースが長く、Aピラーが強く傾斜しているのが特徴だ。ただし、2013年のスタディモデルとは異なり、「ビジョンAMG」は4ドアクーペである。

ヘッドライトはメルセデスの星をモチーフにしたもの

フロントのハイライトは、間違いなく星形のヘッドライトだ。メルセデスのスリーポインテッドスターを立体的に表現したもので、左右3つのLED素子を光の帯で視覚的につないでいる。

現行AMGモデルで欠かせない存在となっているパナメリカーナラジエターグリルは、ショーカーでは電気自動車時代に向けて移設されている。視覚的に閉じることができ、支柱にはイルミネーションが施されている。そして、一段高い位置にあるボンネットには、特大のメルセデスの星があしらわれている。

テールランプかテールパイプか? 筒状のチューブの中にLEDが入っている。これにより、テールランプがテールパイプのように見える。まあ格好良いかどうかは個人の判断に任せる。

リアのトランクリッドの縁にライトストリップを内蔵。その下には、AMGモデルであることを明確に示す巨大なレタリングが施されている。一見して、このエレクトリックスタディモデルが赤く照らされた6本のテールパイプを持っていると思う人は、決して少なくないだろう。これは実際にはテールライトで、左右に3個ずつ、しかも不思議なことにディフューザーのすぐ上の極めて低い位置にあり、テールパイプとの類似はまったくの偶然とは言えないと述べている。

量産までにはまだ時間がかかると思われるものの、メルセデスAMGは、このショーカーがすでにブランドの電気自動車の未来を具体的に垣間見せてくれることを約束している。おそらく1000馬力以上のパワーを有すると推測される。

【ABJのコメント】
先日「私たちメルセデス・ベンツはより上級のメーカーに移行します」という宣言をしたダイムラーベンツの、これはハイエンドのほうの車種のAMGコンセプトカーである。

もう普及モデルよりも、より上級で限られた車種でがっつり稼ぎます、ともとれるコメントはさておき、昔のように「ミディアムクラス(123)」と「Sクラス(116)」と「SL」くらいを厳選して作っていたころのメルセデス・ベンツに戻るのなら(おそらく、そんなことはないだろうけれど)それはそれでいいかな、とも思える話ではある。

今回のBEVのAMGコンセプトカー、正直どういうものなのか、いまいちこれだけの情報ではわからないが、まあものすごい性能で他を圧倒するような高性能BEVで、価格はきっと2,000万円以上は当たり前、のような車種なのだろうと思う。AMGがそちらの方向に行くことは反対しないし、街が威圧的な排気音から解放されて静かになるのなら反対はまったくしない。でもそれがBEVの正しい方向なのかどうかは、まったくわからない。(KO)

Text: Jan Götze
加筆: 大林晃平
Photo: Mercedes Benz AG