何が起きたのか!? フェルスタッペン&レッドブル F1 2022開幕戦@バーレーン 開幕戦惨敗の原因に迫る

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レッドブルのダブルアウト。0点!

フェルスタッペン、開幕戦大失敗。レッドブルはバーレーンで長い間優勝争いを繰り広げたが、結局フェルスタッペンらは手ぶらで帰ってきた。世界チャンピオンの開幕戦の惨敗はこうして生まれた。

バーレーンGPを終えたレッドブルのモータースポーツ・ボス、ヘルムート・マルコがAUTO BILD MOTOR SPORTSに語った第一声は、「いい顔で叩かれたよ」だった。しかし、「これから車を解体し、故障解析を行い、万全の体制でサウジアラビアに向かう」とドクターは続けた。

マルコの意味: バーレーンGPでレッドブルはフェラーリと長い時間優勝争いをしたが、結局フェルスタッペンらは空振りに終わった。

ひとつだけ確かなことは、マックス・フェルスタッペンが、現役ワールドチャンピオンとしての初レースを、まったく別の形で想像していたということだ。「まず、ハンドルがどんどん重くなる問題があった」と、コックピットでのドラマを報告する。「操縦はほとんど不可能で、クルマが反応するまでに常に遅れが生じていた。そのため再スタートは、早めにアクセルを踏みたかったのに舵角が開かず、とても残念だった」。

その少し後、状況はさらに悪化した。「最後は、明らかにエンジンに燃料が来なくなった」と、残り3周でリタイアしたオランダ人F1ドライバーズチャンピオンは明かした。

フェルスタッペンはリタイア後、不満げな表情を浮かべていた。

特にレッドブルにとっては、表彰台獲得を目指していたチームメイトのセルジオ・ペレスが、最終ラップで同じ運命をたどったことが痛手となった。このため、チームはコロナの年の開幕戦でもあった、2020年オーストリアGP以来のダブルリタイアを経験することとなった。

レッドブルモータースポーツのボス、ヘルムート・マルコ曰く、「フェルスタッペンとペレスのリタイアの理由は同じもののようだ。2台とも燃料供給がうまくいかず、ペレスもコーナーで急にパワーがなくなったためにスピンしたのだ」。

レッドブルにとって、この失敗は前触れもなくやってきた。「今は、冷静になって頭の中を整理しなければならない。まだ決定的な説明はない」と、マルコは大規模な調査を発表した。「全く新しいことが起こった。両車ともテスト走行では問題なく性能を発揮しておきながら、同じ不具合でリタイアするのは不愉快この上ない」。

フェルスタッペンのパワーステアリングの問題について、マルコは、「(3回目のピットストップ時の)ジャッキがステアリングジオメトリーの何かを破損したのだろう」と推測している。全体として、レッドブルのモータースポーツ・ボスは開幕戦の成績について、「最適に進んだことはほとんどない。フェラーリのレースペースには驚かされた。特に第2セクターでは、僕らにチャンスはなかった。後追いすることで、タイヤの摩耗も多くなってしまった」。

ルクレールとの一騎打ちに臨むマックス・フェルスタッペン。

2回目のレッドブルのピットストップの後、ハミルトン流の罵声を無線で浴びせた。「アウトラップを簡単にとったのはこれで2回目。もう二度とやらない!」

しかし、その後の一連の不具合を考えると、この事件は世界チャンピオンにとって些細なことであった。「今日は全体的にとてもタフだった。いろいろな問題があって、グリップもトラクションもほとんどなく、ペースも爽快とは言えなかった。今は分析することがたくさんある」と、フェルスタッペンは要求している。

しかし、ディフェンディング・チャンピオンは、「パフォーマンスはある」と励んでいる。でも、今日はそういう見せ方ができなかった。もちろん、リタイアですべてが終わるわけではないが、すでに1回の週末で非常に多くのポイントを失っている」。

バーレーンでの惨状を取り戻すために、レッドブルにまだ22レース残っているのは幸いだ。

Text: Frederik Hackbarth and Ralf Bach
Photo: autobild.de