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ヴァイパーを心臓に積んだアルファロメオのリミテッドエディション

2020年3月7日

ザガートTZ3ストラダーレ (2011)

イタリアの名門カロッツェリア、ザガートの作ったアルファロメオ。
たったの9台しか作られなかった。

ザガートTZ3コルサの翌年に作られたストリートバージョンのスーパースポーツカー。 ダッジ ヴァイパーのテクノロジーを用いて作られた。

2010年、アルファロメオの100周年を、ザガートはTZ3コルサを作ることによって祝った。オリジナルのTZ3コルサは8Cのテクノロジーを応用して作られた60年代のドリームレーシングカーだ。そして2011年、ザガートはそのストリートバージョンのスーパースポーツカーを作り、ザガートTZ3ストラダーレと名付けた。

一目で、そのカーボンファイバーボディの美しさと、ロングノーズ、特徴あるエアインテーク、フラットなライン、カットテール(コーダトロンカ)といった典型的なフォルムに魅了される。

ダッジ ヴァイパーACRの10気筒エンジンがボンネットの下に搭載されていて唸りを上げる。最高出力600psが後輪を駆動する。したがって、ストリートバージョンのTZ3は420psフェラーリエンジンを積んだレーシングバージョンより180ps多いパワーを有する。最高時速は340kmだ。

最初の1台はアメリカのコレクターのもとへ届けられた。2台目は日本人オーナー、3台目は欧州人オーナーのもとへ届けられた。価格? ザガートは明らかにしていない。

Text: Lars Hänsch-Petersen
Photos: manufacturer