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The New Golf フォルクスワーゲン 待望の新型「Golf」を発表

2021年6月15日

「デジタル化」「電動化」「ドライバーアシスタンスシステム」において大幅な進化して日本導入

「Golf」:最も進化を遂げた「Golf」

第 8 世代:完全に新開発され、新しいデザインを纏った新型「Golf(ゴルフ)」は、コンパクトカーカテゴリーに革命をもたらします。
エクステリア デザイン:完璧なプロポーションと印象的なラインは、新型「Golf」に強い存在感とダイナミックな雰囲気を与えます。
インテリア デザイン:革新的なデザインを採用したデジタル ユーザー インターフェイスにより、さらに快適に車内で過ごすことができます。
LED ライティングコンセプト:新型「Golf」は、最先端の LED テクノロジーを標準装備して、路面を明るく照らします。

フォルクスワーゲン初のマイルドハイブリッドシステムを採用

Sustainability:より効率的で低いエミッションを実現。
eTSI:「Golf」は 2 種類の効率的な 48V マイルド ハイブリッドドライブ(出力 81kW、110kW)を提供するモデルで、フォルクスワーゲン初導入の駆動システムインテリジェントなデジタル化により、素早く直感的な操作が可能
人間中心のアプローチ:ディスプレイと操作系を広範囲にデジタル化することにより、各機能を直感的に操作可能。
イノビジョン コックピット:「Golf」は、その価格セグメントにおいて、完全にデジタル化されたハイエンド コックピット(イノビジョンコックピット)を標準装備する最初のクルマ。
常にオンライン:“We Connect”および“We Connect Plus”は、ストリーミング、インターネットラジオ、その他のオンライン機能を搭載。

「Golf」は安全面におけるベンチマークを設定

新しいヘッドアップ ディスプレイ:速度やナビゲーションのルート案内といった重要な情報を、ドライバーの視界内にフロントガラスに投影。
運転支援システム:“Travel Assist”(トラベルアシスト)は、最大 210km/h までの速度で、ステアリング、アクセル、ブレーキに賢く介入してドライバーをサポート。
IQ.LIGHT – LED マトリクス ヘッドライト:インタラクティブなライトテクノロジーにより、夜間の安全性が大幅に向上。

自宅のようにくつろげる新型「Golf」の室内

3 ゾーン エアコンディショナー システム:“Smart Climate”(スマート クライメート)は、「Warm hands(手を温める)」や「Fresh air(外気導入)といった、直感的な空調機能を提供。

新型「Golf」:数多くのハイテク機能を標準装備して発売

累計 3,500 万台以上を販売し、第 8 世代へと進化したこのベストセラー モデルは、世界で最も革新的なコンパクトクラスのモデルの 1 つであるだけでなく、最も先進的なクルマの 1 台でもあります。そのデジタル インテリア アーキテクチャは、直感的な操作コンセプトを新しい次元へと引き上げています。ドライバーアシスト機能は、最大210km/h の速度で提供可能です。さらに、フォルクスワーゲン初のマイルドハイブリッドシステムを採用することで、コンパクトクラスを電動化します。「Golf」の標準装備の範囲は、大幅に拡大されました。レーンキープアシストシステム“Lane Assist”(レーンアシスト)、シティ エマージェンシー ブレーキシステムと歩行者検知機能を備えた“Front Assist”(フロントアシスト)エリア モニタリング システム、デジタル コックピット、10 インチ タッチスクリーンを備えたオンラインインフォテインメント システム、マルチファンクション ステアリングホイール、LED ヘッドライト、LEDテールライトなどを採用しています。

エクステリアの大幅な進化

• 新型「Golf」のエクステリアの特徴は、パワー、精度、LED テクノロジー
• 空気抵抗係数(Cd 値)は 0.3 から 0.275 へと低減

一目で「Golf」と分かるエクステリア。45 年前に初代「Golf」がデビューして以来、このフォルクスワーゲンは、日常ユースにおける高い実用性と、クリーンで精度の高いデザイン常に融合させてきました。新型「Golf」も、その伝統を受け継いでいます。美しく完成度の高いデザインと機能性は、そのシルエットに明確に表れています。デザインにおけるハイライトは、「Golf」の特徴的な要素である C ピラーです。C ピラーは、初代「Golf」のアイコンデザインを現代へと受け継ぐもので、今にも走り出しそうなダイナミックな印象を生み出しています。力強いショルダー部分とリヤが見る者に強い印象を与えると同時に、一目で「Golf」と分かるフロントデザインは、さらにスリムになったラジエーターグリル、ドアハンドルを経由してリヤへと伸びるシャープな“スライス”ラインを特徴としています。従来のライトに代わり、LED テクノロジーが全モデルに採用されています。第 8 世代の「Golf」のデザイン エレメントでは、照明デザインが決定的に重要な役割を果たしています。

サイズおよびエアロダイナミクス。その優れた空気抵抗係数(Cd 値)を見ただけで、このニューモデルが、風洞実験室でボディのあらゆる面が見直され、洗練されたことが分かるでしょう。前面投影面積は 2.21m2 に、そしてCd 値は先代モデルの 0.3 から 0.275 に低減されました。改良された空力特性はさらなる低燃費に貢献し、風切り音の低減、つまり新型「Golf」のさらなる静かさと快適性にもつながっています。

インテリアのデジタル革命

• デジタル コックピットによってクルマの使い方が一変
• デジタル化により直感的な操作が可能

直感的に理解可能なデジタル ワールド。新型「Golf」では、新しくなったインストルメントパネルとオンライン インフォテインメント システムが統合され、デジタル コックピットを形成しています。さらに、あらゆるコントロール類にも、タッチ式のボタンとスライダーが導入され、デジタル化の完成度を高めています。オプション設定のヘッドアップ ディスプレイを装着すると、利用可能な情報の範囲をさらに広げることができます。車両全体のデジタル化、タッチパネルなどのあらゆる機能を直感的に操作することができます。フォルクスワーゲンは、デジタルコントロールとディスプレイを使用して、ヒューマン マシン インターフェイスを新たな次元へと引き上げることに全力を尽くしました。各システムは、互いにリンクされているだけでなく、オンライン コネクティビティ ユニット(OCU)により、「Golf」以外の世界にも接続されています。eSIM を統合した OCU は標準装備され、“We Connect”および“We Connect Plus”オンライン機能/サービスとリンクしています。

最新のドライバー アシスタンス機能により、安全性が向上

• 新型「Golf」は、最大 210km/h までの速度でアシスタンス機能を利用可能

さらに進化した運転支援技術。第 8 世代の「Golf」は、ドライバー アシスタンス機能に関して、コンパクトクラスで新しいベンチマークを設定しています。コンパクトクラスのフォルクスワーゲンに初搭載された“Travel Assist”(トラベルアシスト)機能は、最大 210km/h までの速度で、ステアリング、アクセル、ブレーキ操作をサポートします。その結果、特に長距離ドライブにおける快適性と安全性が向上します。新しい LED マトリクス ヘッドライト“IQ.LIGHT”は、インタラクティブなライト機能により安全性を更に高めます。

フォルクスワーゲン初のマイルドハイブリッドシステム

2種類の eTSI。新型「Golf」には、フォルクスワーゲンとして初めて 48V テクノロジーが採用されています。eTSI の新しいマイルド ハイブリッド ドライブは、ベルト駆動式スターター ジェネレーター、48V リチウムイオン バッテリー、そして最新世代の効率的なTSIエンジンから構成されています。eTSIには、2種類の出力レベル(81kW/110PS、110kW/150PS)が用意されています。

1.5ℓ eTSI®エンジンイメージ

4 種類の新しいグレードを導入して、最大のパーソナライゼーションを実現

• 新型「Golf」では、従来の「Trendline(トレンドライン)」や「Comfortline(コンフォートライン)」、
「Highline(ハイライン)」といったグレードに代わって、「Active Basic(アクティブ ベーシック)」、「Active(アクティブ)」、「Style(スタイル)」、「R-Line(R ライン)」と呼ばれるグレードを導入

Golf eTSI R-Line

再構成された仕様パッケージ。フォルクスワーゲンは、グレードを全面的に見直しました。この結果、以前の「Trendline」「Comfortline」、「Highline」は廃止され、今後これらのグレードは、「Active Basic」、「Active」、「Style」、そしてスポーティな「R-Line」に置き換えられます。すべての新しいグレードは、同等の先代モデルよりもはるかに包括的な装備を備えています。基本的な装備には、LED ヘッドライト、LED テールライト、Digital Cockpit Pro(デジタル コックピット プロ)、“We Connect”および“We Connect Plus”モバイル オンライン サービスと機能、マルチファンクション ステアリングホイール、オートマチック エアコンディショナー、同一車線内運転支援システム“Travel Assist”など数多くの運転支援システムを全車標準装備としています。

デザインとサイズ:機能とスタイルのベンチマーク

完成度を更に高めた美しさと機能

新しい時代の象徴。「Golf」のデザインは、常にカテゴリーのベンチマークとなってきました。7 世代にわたって進化を続けてきた「Golf」は、独自のデザイン DNA を進化させました。それによって「Golf」は、コンパクトクラスにおいて、決して真似することのできないアイコン モデルとなっています。フォルクスワーゲンのデザイン部門は、第 8 世代目「Golf」のデザイン DNA をさらに発展させ、新しい時代の象徴として形成してきました。

Golf eTSI R-Line

「いま」を象徴する存在。フォルクスワーゲンのデザイン部門は、次のように述べています。「新型“Golf”は『いま』を象徴するモデルです。量産セグメントにおいて現在実現可能なことを表しています。そのデザインは、何百万人もの人々にとっての“居心地の良さ”をさらに進化させました。」
45 年前に初代「Golf」がデビューして以来、このフォルクスワーゲンは、日常ユースにおける高い実用性と、クリーンで精度の高いデザインを常に融合させてきました。新型「Golf」も、その伝統を受け継いでいます。美しく完璧なデザインと機能は、そのシルエットに明確に表現されています。デザインにおける決定的な要素は、「Golf」の特徴的な C ピラーです。C ピラーは、初代「Golf」のアイコンデザインを現代へと受け継ぐもので、今にも走り出しそうなダイナミックな印象を生み出しています。さらに、デザイン部門は、次のように語っています。「その結果、新型“Golf”は、スペースとエアロダイナミクス、そして美しいデザインを備えた彫刻作品へと生まれ変わりました」。グリーンハウス(ルーフとガラスパネル)とボディ(ウィンドウラインから下の部分)の理想的な比率も、新型「Golf」に強い存在感を与え、流れるようルーフラインはスポーティなキャラクターを強調しています。

サイズおよびエアロダイナミクス。新型「Golf」は、より低く、伸びやかで、ダイナミックに見えますが、そのコンパクトな寸法は維持されています。全長は 4,295mm、全幅は1,790mm、全高は 1,475mm です。ホイールベースは2,620mm です。その優れたエアロダイナミクスの数値を見れば、あらゆるディテールが、風洞実験室で鍛え上げられていることが分かります。前面投影面積は 2.21m2 に、空気抵抗係数(Cd 値)は 0.3 から 0.275 へと低減されています。この数値は、エアロダイナミクスをさらに考慮したデザイン、Cd 値を最適化したドアミラー、リアルーフセクションの空力デザインとスポイラー、アンダーボディを完全にカバーするパネル、空力性能を最適化したホイールハウジング ライナー(フロントの排気エレメントおよびリアのスポイラー)を含む、広範囲な調整によって達成しています。

5 人乗りのオールラウンダー。新型「Golf」は、たとえ長距離ドライブでも、大人 5 人のための十分なスペースと380ℓの荷室容量を提供します。分割可倒式リアシートを折りたたむと、積載量は最大 1,237ℓ まで増加します。
ショルダールーム(フロント 1,420mm、リア 1,370mm)およびヘッドルーム(フロント 1,018mm、リア 968mm)は先代モデルと同レベルを確保しています(いずれも欧州参考値)。

グレード構成

「Active Basic」。ベーシックにして装備も充実。フォルクスワーゲンは、「Golf」のグレードを完全に見直しました。
これまでのグレードにある「Trendline」や「Comfortline」、「Highline」といったグレードは、「Active Basic」、「Active」、「Style」、およびスポーティな「R-Line」に置き換えられます。「Active Basic」は、このシリーズのエントリーとなるグレードであり、同等の先代バージョンと比較して、数多くの標準機能が追加されています。標準装備には、同一車線内運転支援システム“Travel Assist”や、レーンキープアシストシステム“Lane Assist”、プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”(歩行者&サイクリスト検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)、デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”、10 インチの Volkswagen 純正インフォテイメントシステム“Ready 2 Discover”、“We Connect”および“We Connect Plus”モバイル オンライン サービスおよび機能、マルチファンクション ステアリングホイール、などに加えて 2 つの USB type-C ポートが含まれ、エントリーグレードから数多くの運転支援システムや快適装備を標準装備としています。

エクステリアカラーは 8 つのカラーを設定:新型「Golf」の発売時には、8 つのボディカラーを選択することができます。以下の通り、新色を 4 色含んでいます。
・ライムイエローメタリック(新色・有償オプションカラー)
・ドルフィングレーメタリック(新色)
・ムーンストーングレー(新色)
・キングズレッドメタリック(新色・有償オプションカラー)
・ピュアホワイト
・アトランティックブルーメタリック
・ディープブラックパールエフェクト
・オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト(有償オプションカラー)
新しい電動パノラマスライディングルーフ。フォルクスワーゲンは、新型「Golf」用に新しいチルト&スライディング パノラマサンルーフを開発しました。このルーフは、ヘッドライナー前方に設置され、直感的に操作可能なタッチスライダーを使用して開閉します。外から見ると完全にガラスに覆われた新しいパノラマサンルーフは、従来のルーフと比べてジョイント部分が大幅に狭くなり、ガラス面積が 5%拡大しています。高速での乱流とノイズを防ぐため、加速時には開いているルーフをわずかに閉じるように設定することもできます。

デジタル化されたコックピット:

デジタル コクピットを標準装備。新型「Golf」は、これまで以上にドライバーと密接に繋がります。そのベースとなっているのが、10 インチ ディスプレイを備えた標準デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”、標準装備のインフォテインメント システム(1,560 x 700 ピクセルの 10 インチ タッチスクリーン)、マルチファンクション ステアリングホイールです。新型「Golf」で利用できるすべてのラジオおよびラジオ ナビゲーション システムは、最新世代のモジュラー インフォテインメント マトリクス(MIB3)に統合されています。これらはすべて、eSIM を備えたオンライン コネクティビティ ユニット(OCU)と接続されています。OCU と eSIM は、ブランド独自の“Volkswagen We”エコシステムを使用して、オンラインベースの機能とサービスを提供します。これらのサービス範囲は、継続的に拡大されています。これにより、新型「Golf」では、標準で“We Connect”(10 年間無償)および“We Connect Plus”(3 年間無償)サービスを利用することができます。

新しいデジタルアーキテクチャー︓デジタル コックピットとインフォテインメント システムの融合により、一体感のあるデジタルアーキテクチャーが実現しています。ライトおよび視界関連の操作性も見直され、より直感的に操作できるよう統合されました。ライト、フロント ウィンドウおよびリア ウィンドウ ヒーターは、インストルメントパネル右側のデジタルパネルを使用して操作します。センターコンソールも完璧なエルゴノミクスを実現しています。最大の特徴は、オートマチック デュアル クラッチ ギアボックス(DSG)のシフトレバーが、シフト バイ ワイヤー化されたことで、先代モデルよりも大幅に小型化され、とてもクリーンにレイアウトされています。同様のコンセプトはオプションのチルト&スライディング パノラマサンルーフ用のタッチスライダーにも適用されています。

ネットワーク化されたインフォテインメントとエンターテイメント。運転席エリアのデジタル化は、オプションのVolkswagen 純正インフォテイメントシステム “Discover Pro”によって、さらに充実させることができます。
“Wireless App Connect”機能を統合したこのシステムは、スマートフォンのディスプレイのようにカスタマイズ可能なホーム画面から簡単に操作することが可能です。また、ヘッドアップ ディスプレイもオプションで装備できます。ヘッドアップ ディスプレイは、フロントガラスに直接投影されるため、ドライバーの前方に、情報が浮かんでいるように見えます。

Harman Kardon(ハーマン カードン)によるサウンド システム。「Golf」の新しいオプションには、12 チャンネルイーサネット ブースターと 10 台のスピーカーを備えた 480 ワットの Harman Kardon(ハーマン カードン)サウンド システムが含まれます。A ピラーとリアドアトリムにトレブルスピーカー(直径 60mm)、両側のフロント ドアとリアドア トリムパネルにバススピーカー(168mm)を備えたこのシステムは、車内をコンサートホールに変えます。さらに、フロント ダッシュパネルにはセンター スピーカー(116mm)が、スペア ホイール ウェルにはサブウーファー(直径 18 インチ)が埋め込まれています。※数値は欧州発表資料のよるものです。

新しいインテリアアンビエントライト。「Active Basic」および「Active」では 10 種類のカラーが、「Style」「R-Line」では 30 種類のカラーを設定可能なインテリアアンビエントライトを標準装備しています。選択されたカラーは、ダッシュパネルのトリム、前後のドアトリム、4 枚のドアの収納コンパートメント、フロント フットウェル(「Style」以上はリ
ア フットウェルも追加)、フロント センターコンソールの収納コンパートメントを照らし出します。デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”および Volkswagen 純正インフォテイメントシステムも連動して選択された背景色に切り替わります。様々なインテリア ゾーンに合わせて調整可能な個々のカラーに加えて、「ムードメニュー」をタッチするだけで、予め設定された照明モードを選択することができます。暖かいオレンジの場合“Infinity”(インフィニティ)、冷たいブルーの色合いの場合は“Desire”(デザイヤー)といったモードが用意されています。

直感的な操作性

より多くの機能をより簡単に制御可能。フォルクスワーゲンは、常に直感的に操作できるクルマを提供してきました。その伝統を引き継いで、新型「Golf」は、Volkswagen 純正インフォテイメントシステムと、デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”の機能を標準装備として組み合わせたブランド初のフォルクスワーゲン モデルとしてデビューします。運転席には、コックピットとインフォテインメント システムが同じ視覚軸上で結合された、デジタルディスプレイ環境が創出されています。これらのシステムの機能範囲は大幅に拡張されていますが、表示されている内容とコントロール類は、直感的に理解して操作することができます。ライトおよび視界関連の機能、ルーフコンソールおよびインフォテインメント システムの各要素は、機能に応じてタッチスクリーン、タッチスライダー、または直接に操作できるボタンを使用してデジタル操作できます。空調システム、インフォテインメント システム、電動パノラマスライディングルーフは、システムをどれだけ直感的に制御できるかを示す好例です。それぞれの機能では、スライダーを、一次または二次的な操作に使用します。空調システムとインフォテインメント システムの例を挙げると、センターコンソールの中央にはスライダーが設置され、左、中央、右の 3 つのセクションに分かれています。運転手または助手席乗員は、外側の 2 つのセクションを指でスワイプまたはスライドして、室内の温度を直感的に調整できます。スライダーの中央セクションは、サウンドシステムの音量調整用です。ナビゲーションモードでは、スマートフォンのインターフェイスを操作するのと同じように、中央のスライダーセクションを 2 本の指でスワイプすることで、マップのズームを変更できます。例えば、パノラマルーフの場合、ルーフコンソールで指を前後に動かすだけで、スライディング ルーフを開閉できます。このような操作方法は、一目見ればすぐに理解することができます。

インテリアイメージ Golf eTSI R-Line

スマートエレクトロニクスによる簡単な操作。デュアル クラッチ ギアボックス(DSG)のギアシフトも、シフト バイワイヤー システムを採用したことにより、完全に電子的に制御されます。電子的にギアを操作することにより、シフトレバーが大幅に小型化され、スペースを節約すると同時に、シフトチェンジの快適性も高まっています。例えば、シフト バイ ワイヤーのおかげで、クルマが低速で前方に移動しているときに、リバースギアを選択することもできます。すると、適切な速度に達してから、リバースギアへの切り替えを行います。つまり、電子システムが誤操作を防止する役割も果たすのです。全車標準装備の 3 ゾーンオートマチック エアコンディショナー(クリマトロニック)もスマート テクノロジーによって制御されます。ここでは、数多くの新機能が採用されています。“Smart Climate”(スマート クライメート)を使用すると、画面から事前に設定されたエアコンディショナーの機能(「Clear screen(ウインドウをクリア)」、「Warm feet(足を温める)」、「Warm hands(手を温める)」、「Cool feet(足を冷やす)」、「Fresh air(外気導入)」)を起動できます。クルマの機能を制御するための新しいメニューは、システムに完全に統合されています。ここでは、「Golf」全体が描写され、インテリアとエクステリアの両方の機能を選択することができます。オプションのヘッドアップ ディスプレイなどを装着している場合は、ドライバーはヘッドアップ ディスプレイ設定に関連するメニューを直感的に見つけることができます。同じことがドライバー アシスタンス システムにも当てはまります。ドライバー アシスタンス システムは、ユーザーフレンドリーな視覚的ディスプレイを介して検索お
よび設定することもできます。

“Wireless App Connect”。最新の“App Connect”バージョンには、さらに便利な機能である“Wireless App Connect”が追加されています。ドライバーと助手席乗員は、“App Connect”を使用して、インフォテインメント システム経由で、選択したスマートフォン アプリに直接アクセスすることができます。先代モデルでもこの機能は標準装備されていましたが、スマートフォンとインフォテインメント システムをケーブルで接続する必要がありました。今回、この機能は、iPhone および Apple CarPlay でも、ワイヤレスで利用できるようになりました。操作は、Bluetoothを使用するのと同じくらい簡単です。ドライバーがスマートフォンで「Golf」を選択すると、自動的に接続されます。

新型「Golf」のモバイル オンライン サービスと機能

“We Connect”および“We Connect Plus”を標準装備

オンライン機能を標準装備。新型「Golf」は、“Volkswagen We”の世界と統合されました。“Volkswagen We”は、ブランドが開発した独自のエコシステムで、様々なオンラインサービスと機能を提供しています。その数は、継続的に増加しています。これにより、新型「Golf」では、標準で“We Connect”(10 年間無償)および“We Connect Plus”(3 年間無償)を利用することができます。操作は非常に簡単です。すべてのフォルクスワーゲンドライバーは、“We Connect”ポータルまたは“We Connect”アプリを使用して車両にログインし、フォルクスワーゲンID を取得します。この ID を使用して、新型「Golf」にログオンし、“We Connect”および“We Connect Plus”が提供する様々なサービスにアクセスできます。フォルクスワーゲンは、オンラインサービスおよび機能を使用するために必要なデータ通信費用を負担します(メディア ストリーミング、Wi-Fi ホットスポットなどを除く)。

新しい駆動システム:フォルクスワーゲン初の 48V マイルドハイブリッドシステム

マイルド ハイブリッド(eTSI)。今回、「Golf」に搭載される 2 種類の eTSI マイルド ハイブリッドシステムは、ガソリン エンジンに、48V システムと 7 速デュアル クラッチ ギアボックス(DSG)を組み合わせています。48V ベルト駆動式スターター ジェネレーター、48V リチウムイオン バッテリー、そして先駆的で効率的な最新世代の TSI エンジンは、燃費を大幅に削減しながら完璧なパフォーマンスを実現します。マイルド ハイブリッド ドライブの出力範囲は、81kW/110PS、110kW/150PS です。いずれの eTSI モデルも、強力なブレーキ エネルギー回生機能を備えています。48V システムは、さらに燃料消費量を削減するため、エンジンを完全に停止した状態で、エコ・コースティングすることも可能です。48V システムにより、エンジンの再起動は非常にスムースに行われます。 さらに、eTSI モデルは電動ブースト機能のおかげで、非常に優れた発進パフォーマンスも同時に実現しています。

• 48V マイルド ハイブリッド ドライブの詳細:48V システムは、12V システムと共に使用されます。このシステムはケーブル径が比較的小さいため、ワイヤリングハーネスの重量が削減される一方で、高電力を伝送することが可能です。これにより、ブレーキング中のエネルギー回生能力が大幅に高まっています。48V リチウムイオン バッテリーに保存されたエネルギーは、12V の車両電気システムに供給されるのに加えて、48V ベルト駆動式スターター ジェネレーターを駆動します。このベルト駆動式スターター ジェネレーターは、オルタネーターとスターターの役割を果たすと同時に、小型で軽量の電気モーターとしても機能し、車両が発進するときに瞬時に駆動トルクを増加させます。ジェネレーターの動力は、ベルトドライブを介して伝達されます。また、ジェネレーターは、(エコ・コースティング時など、可能な限り多くの状況で)走行中に停止したエンジンを、乗員がほとんど気付くことな
しに始動させます。

“Travel Assist”(トラベルアシスト)。「Golf」の新しい“Travel Assist”(トラベルアシスト)機能により、最大210km/h の速度で走行中に、システムのサポートを受けることができます。トラベルアシストは、アダプティブクルーズコントロール“ACC”(加速と減速)、レーンキープアシストシステム“Lane Assist”によって構成されます。
“Travel Assist”は、マルチファンクション ステアリングホイールを介して起動します。法律上および安全上の理由から、ドライバーはシステムを常に監視しなければなりません。そのため、ステアリングホイールを握っておく必要があります。 ステアリングホイールには新しい静電容量センサーが装着されているため、ドライバーがステアリングホイールに触れているかを検知できます。ドライバーが、ステアリングホイールから 15 秒以上手を離すと、視覚および音響による 警告が発せられるとともに、ブレーキが振動します。ドライバーは遅くともこの時点までにステアリングホイールを握る必要があります。それでもドライバーが反応しない場合は、エマージェンシーアシストが起動して、「Golf」を停止させます。

トラベルアシスト イメージ

“Front Assist”(フロントアシスト)。フロントアシストは、新しい機能を提供します。レーダーセンサーとフロントカメラが連動して作動するこのエリア モニタリング システムは、先行車との距離が不十分なために緊急を要する状況で、ドライバーに警告を発してブレーキをかけます。この機能は、シティ エマージェンシー ブレーキおよび歩行者検知機能を使用して、市街地を非常に低速で走行している場合でも作動します。

LED マトリクス ヘッドライト“IQ.LIGHT”。新型「Golf」には、オプションとして LED マトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”が採用されています。同様のシステムは、新型「Passat(パサート)」、新型「Tiguan(ティグアン)」にも装備されました。ドライバーは、“Dynamic Light Assist”(ダイナミック ライトアシスト)を使用して、システムを起動します。左右のヘッドライト マトリクス モジュールごとに 22 個の LED を使用したこのヘッドライトは、「Golf」の各モデルに応じて、最大 10 種類のライト機能を起動させて路面を照らします。また、部分的なインタラクティブ機能も備えています。IQ.LIGHT LED マトリクス ヘッドライトには、「Golf」には初採用となる、ダイナミック ターンインジケーター機能も備えています。ダイナミック ターンインジケーター機能は、その印象的な照明効果により被視認性を高め、アクティブセーフティにプラスの効果をもたらします。

LED テクノロジーを標準装備

LEDヘッドライトとテールライト クラスター。新型「Golf」は、ベースモデルにもLEDテクノロジーを採用しています。ロービーム、ハイビーム、ポジションライト、デイタイム ランニングライトを生成可能なLEDヘッドライトが標準装備されます。テールライト クラスターも、全バージョンがLEDを使用しています。夜間走行時にLEDが生み出す立体的なテールライト シグネチャーによって、一目でそのクルマが「Golf」であることを識別することができます。トップバージョンのブレーキライトには、LEDシグネチャーを切り替える印象的なスイッチオーバー機能が装備されています。このバージョンにも、ダイナミック ターンシグナルが採用されています。

デイタイムランニングライトイメージ

ランニングギアのレイアウト

2 種類のリア サスペンション。新型「Golf」のフロント サスペンションにはマクファーソンが採用される一方で、リアサスペンションは、「Active Basic」「Active」ではトレーリングアーム、そして「Style」「R-Line」では、4 リンクが採用されています。

マクファーソン フロントアクスル。フロントには、ロワ ウィッシュボーンと安定性重視のスクラブ半径を備えたマクファーソン フロントアクスル(トレッド:1,540mm)を採用して、最適なハンドリングとステアリング特性を実現しています。振動特性も非常にバランスが取れています。サブフレームは、フロントアクスル中央に配置されています。このフレームは、非常に高い剛性を特徴としており、フロントアクスル コンポーネントに加え、ステアリングおよびエンジン マウントパーツをサポートしています。重量が最適化された鋼管アンチロールバーは、ボディのロールを効果的に抑制します。ラバーマウントはアンチロールバーに直接加硫接着されています。これによって、最適な音響特性、卓越したドライビング ダイナミクスとレスポンスが実現しています。トランスバース リンクに接着されたラバー マウントは、快適性を高め、ステアリング精度を高めるために最適化されています。

トレーリングアーム(トーションビーム) リア アクスル。「Active Basic」「Active」には、トーションビーム式のリアアクスルが装備されています。このモジュラー ライトウェイト アクスル(トレッド:1,510mm)は、底部が開いたトランスバース プロファイルから構成されおり、インサート プレートが両端に溶接されています。インサートプレートの長さを変えることにより、ねじれ率を調整することができます。このアプローチにより、鋼管アンチロールバーを溶接する場合と比較して、大幅な軽量化を達成しています。底部が開いたトランスバース プロファイルの配置は、ロールの挙動と横方向の剛性に対しても最適化されています。モジュラー ライトウェイト アクスルは、小型エンジンに最適なソリューションで、マクファーソン フロントアクスルと組み合わせて、優れた快適性とハンドリング特性を実現しています。アクスルのロケーティング マウントには、走行快適性と音響特性を向上させるため、ハイドロリック ブッシュ(液体封入式ブッシュ)が採用されています。

4 リンク(マルチリンク )リア アクスル。「Style」「R-Line」には、マクファーソン フロントアクスルとマルチリンク リア アクスルの組み合わせを採用しています。
ここでは、運動学、音響学、重量、モジュール性に焦点が当てられました。縦方向と横方向の剛性を分離するという、基本的なコンセプトは維持されています。トレーリング アームにソフトなロケーティング マウントを使用することによって、縦方向の剛性を低く設定し、快適性をさらに高めています。アクスルのキネマティクス(運動学)およびエラストキネマティクス(弾塑性運動学)特性は、先代モデルと比較して改良されました。トランスバース リンク マウントを変更して、新設計されたハブ キャリアを装着することにより、ステアリングの精度と走行安定性が大幅に向上しています。トレッドおよびキャンバー角は、スプリング リンクとアッパー トランスバース リンクの偏心ボルトを介して、車両タイプごとに必要に応じて個別に設定されています。アンチロールバーとショック アブソーバーをスプリング リンクで接続する手法は、設計上の大きな特徴となっています。これにより、アクスル内に作用する力を減少させることができます。

2 種類のステアリング システム

さらにダイレクトなハンドリング。新型「Golf」では、2 種類のステアリング システムを採用しています。標準バージョンでは、リニアなレシオを備えたステアリング ラックを使用しています。このステアリング システムは「1.0eTSI Active Basic」「1.0eTSI Active」「1.5eTSI Style」に標準装備されています。先代モデルと比較して、このステアリングシステムのレシオは、よりダイレクトなものになり(従来の 15.0 に対して i=14.6)、より少ないステアリング操作で車両を動かすことができるため、レスポンスが向上しています。
プログレッシブ ステアリング システムは、「1.5eTSI R-Line」のみ標準装備です。このステアリングによって、ステアリングホイールのロック トゥ ロックはわずか 2 回転となり、センターレシオはさらにダイレクトな設定(i=14.1)となります。両システムのソフトウェアには、特にステアリングのダイナミック レスポンスをさらに強化する、新しいアルゴリズ
ムが導入されています。これによって、新型「Golf」は、俊敏、正確で、安定し、高速道路における正確なハンドリングを備えた、非常にダイナミックなクルマに仕上がっています。(数値は欧州発表値)

ホイールとタイヤ

低い転がり抵抗。新型「Golf」には、グレードに応じて 16〜17 インチのホイールが装着されます。「Golf」のすべてのタイヤは、優れた快適性と最適な走行特性を組み合わせて、低い転がり抵抗とバランスの取れた音響特性を実現するために開発されました。ホイールとタイヤを開発する際、フォルクスワーゲンは、優れたステアリング精度、ダイレクトなレスポンス、高レベルの走行安定性を特に重視しました。このため、リム幅(フランジ間寸法)は 16インチと 17 インチ ホイールで 0.5 インチ増加しています。幅の広いホイールにより、 ステアリングの動きに対するタイヤのレスポンスが速くなり、さらにリニアになり、新型「Golf」のダイナミックなキャラクターを完璧に補完しています。

17インチアルミホイール
16インチアルミホイール

全国希望小売価格(税込)
■Golf eTSI Active Basic ・・・¥2,916,000
■ Golf eTSI Active ・・・¥3,125,000
■ Golf eTSI Style ・・・¥3,705,000
■ Golf eTSI R-Line ・・・¥3,755,000

<新型「Golf」諸元表>

グレード名eTSI Active
Basic
eTSI ActiveeTSI StyleeTSI R-Line
全長4,295 mm
全幅1,790 mm
全高1,475 mm
ホイールベース2,620 mm
車両重量1,310 kg1,360 kg <1,380 kg >
乗車定員5 名
最小回転半径5.1 m
燃料消費率(JC08 モード)20.4 lm/L18.7 km/L
燃料消費率(WLTC モード)18.6 km/L17.3 km/L
市街地モード14.7 km/L 12.8 km/L
郊外モード19.1 km/L 18.0 km/L
高速道路モード20.6 km/L 19.8 km/L
エンジン型式DLA DFY
種類直列 3 気筒 DOHC インタークーラー付
ターボ(4 バルブ)
直列 4 気筒 DOHC インタークーラー付
ターボ(4 バルブ)
総排気量
999cc1,497cc
最高出力81kW(110PS) /
5,500rpm
110kW(150PS) /
5,000-6,000rpm
最大トルク 200Nm(20.4kgm) /
2,000-3,000rpm
250Nm(25.5kgm) /
1,500-3,500rpm
燃料タンク47L 51L
使用燃料無鉛プレミアム
電動機 型式4450
最高出力(ネット値)9.4kW(13PS)
最大トルク(ネット値)62Nm(6.3kgm)
駆動用バッテリー 種類 リチウムイオン電池
総電圧 44V
トランスミッション7 速 DSG
フロントサスペンションマクファーソンストラット(スタビライザー付)
リヤサスペンショントレーリングアーム4 リンク(スタビライザー付)
フロントブレーキ ベンチレーテッドディスク
リヤブレーキ ディスク
タイヤサイズ205/55R16225/45R17

Text&Photo:フォルクスワーゲン グループ ジャパン

お問い合わせ先 フォルクスワーゲン カスタマーセンター tel. 0120-993-199