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ユーロスタイルのトラックが大阪に集結!みんなのトラックフェス2026

2026年11月8日

日々の物流を支えるトラックには、働くクルマとしての機能美と、オーナーのこだわりを映す個性がある。2026年10月10日、11日の2日間、大阪府泉大津市の泉大津フェニックスで開催された「みんなのトラックフェス2026 in OSAKA」は、そんなトラックの魅力に触れられるイベントだ。欧州風のカスタムを施した車両展示を軸に、関連企業のブースや家族で楽しめる企画を組み合わせ、トラックと人を身近につなぐ場となった。

ユーロスタイルで広がるトラックの楽しみ方

トラックフェスの中心にあるのは、トラック業界をもっと身近に、もっと楽しく感じてもらいたいという思いだ。現役ドライバーや運送事業者はもちろん、普段トラックに接する機会の少ない人にも、その魅力や物流の大切さを伝えることを目指している。

イベントはコロナ禍の2021年、木更津で始まった。その後、北海道、奥伊吹、富士スピードウェイなどへと開催地を広げ、今回の大阪開催につながった。各地のトラックと、それを支える人々が集まって育ててきたイベントなのである。

今回も大きなテーマとなったのが、欧州風の装飾やカスタムを取り入れたユーロスタイルだ。主役は荷物を運ぶための大型車だが、そこに自分らしい姿を追求する楽しみが加わると、トラックを見る目も変わってくる。大きな車体全体のまとまりを楽しむのも、足元や灯火類などの細部に注目するのも面白い。

来場者投票による「ユーロスタイル・コンテスト」も企画された。専門家だけに評価を委ねず、会場を訪れた人が自分の感性でお気に入りを選ぶ仕組みである。詳しい知識がなくても「この一台が好き」という気持ちで参加できるところに、このイベントらしさがある。

ホイールの輝きにも、働くクルマへのこだわり

関連企業の展示も、トラックを知るための見逃せない要素だ。公式サイトには、タイヤ、ホイール、ランプ、内装、ボデー架装、車両管理など、幅広い分野の企業が出展者として名を連ねた。一台のトラックが、多くの製品や技術によって支えられていることがわかる顔ぶれだ。

出展したトピー実業は、トラック・バス用ホイール3商品を展示。9月に発売した鍛造アルミホイール「FORGEAL(フォージアル)」に加え、クロームメッキスチールホイール「TEMPAS(テンパス)」、カラースチールホイール「Brilliant Wheel(ブリリアントホイール)」を紹介した。

同社の開催報告によれば、ブースではトピー工業とトピー実業のスタッフが、業界関係者や一般来場者に商品の特徴を説明。実物ならではの光沢や仕上がり、色味を確かめられる機会となった。会場にはトピー工業製のクロームメッキホイールを装着した車両もあり、単体の製品と装着した姿を結び付けて見られる点も興味深い。カタログの数字だけでは伝わりにくい魅力を、実物から感じ取れるのはイベントならではだ。

「かっこいい」から物流への関心へ

家族で楽しむための企画も、このフェスの大切な柱である。開催案内には事故車起こし、ホーン鳴らし大会、綱引き大会、ラムネ一気飲み、子ども向けのフワフワドームなどが並び、初日の日没後にはライトアップも設定された。車両展示に加え、遊びや体験を入り口にしてトラックの世界に親しめる構成だ。

普段、道路では大きな車体の印象が先に立つトラックも、その装いや部品に目を向ければ、作り手と使い手の工夫が見えてくる。「大きい」「かっこいい」という素直な興味は、それを操るドライバーや、暮らしを支える物流への関心にもつながる。みんなのトラックフェスは、働くクルマを楽しむ文化と、その仕事を知るきっかけを届けるイベントである。

カーメイクアートプロは、ユーロカスタムの内装を披露。スカニアの室内を黒と黄色で統一し、シートのハニカム柄ステッチやカーボン調のステアリングなど、細部までこだわった仕立てで、働く空間にスポーティな個性を与えている。

Text&Photo:丸山 義昭

【筆者の紹介】
丸山 義昭
ボディコーティング、インテリアのレストアを行うカーケアスペシャルショップ、ディテイラーであるカーメイクアートプロの代表。ヨーロッパはじめアメリカ、ドバイ、モンゴルなど世界を駆け巡るビジネスマン。特にエキゾチックカー、スーパーカーの造詣が深い。日本ディテーリング協会(JDA)会長。