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【パリ サロン速報】DS、デザイン コンセプトカー「F3VER」発表 これがDSの未来の姿だ コンパクトな電動スポーツカーが、未来への期待を掻き立てる

2026年10月17日

DS F3VER: F3VERは現時点ではデザインコンセプトカーに過ぎない。だが新型DSはランチアを彷彿とさせる。DSはF3VERを通じて、壮観なライトショーと独創的なデザインアイデアを備えたコンパクトな電動スポーツカーを披露している。

DSは人目を引くことを目指しており、新型「F3VER」ではその意図がすでにその名前に表れている。この名称は、英語の「Fever(フィーバー)」、つまり「熱」を強く連想させる。それにふさわしく、このコンセプトカーはとりわけ感情を掻き立てることを主眼とし、同時にこのフランスブランドが今後採用するデザイン言語の展望を示している。

全長4.19メートル、全幅1.85メートル、全高1.46メートルというサイズで、「F3VER」は比較的コンパクトな車体となっている。それでもDSは高い実用性を約束している。例えば、トランク容量は400リットルと、このサイズの車としては十分な容量を備えている。

外観において、「F3VER」は新たな方向性を打ち出している。特に目を引くのはフロント部分だ。その中央には、DSが「トーテム」と呼ぶ垂直の要素が配置されており、ランチアを少し彷彿とさせる。その横には、Y字型の垂直なライトシグネチャーが配置され、高い識別性を実現している。

片側3000個のLEDを備えたテールランプ

このデザインモチーフはリアにも引き継がれている。デジタル化されたDSロゴをあしらったいわゆる「トーテム」が配置されている。さらに、片側あたり3,000個のLEDを備えた16枚のLEDパネルから構成され、立体感あふれるテールランプが採用されている。これらは軽量なマグネシウム構造の上に設置されており、視覚的には「光のトンネル」を連想させるよう設計されている。

F3EVERのフロントデザインは特に際立っており、ランチアを少し彷彿とさせる。偶然だろうか?
Photo: DS Automobiles

カラーや素材においても、DSは新たな道を切り拓こうとしている。「F3VER」は、ルーフの周囲にカスタマイズ可能なリングを備えている。さらに、後部まで続く境界線を持つユニークなツートンカラーを採用しており、これにより車のプロポーションを視覚的に変化させることを意図している。また、DSはこのコンセプトカーのために特別に「コズミック ブルー」という色調を開発した。光の当たり方によって、塗装の色合いは鮮やかなブルーから濃いバイオレットへと変化する。リヤライトでさえ、さまざまなアニメーションでカスタマイズが可能だ。

車体後部の中央には、車が周囲と通信するための小さなディスプレイが設置されている。その背後には充電用ジャックがある。
Photo: AUTO BILD / Kevin Schiefler

ボディの背後にあるコンセプトも興味深い。「デザイン インテリジェンス」という概念のもと、DSは個々の部品の数を削減しようとしている。例えば、ヘッドライトとデイタイムランニングライトは一体型となっており、バンパーはそれぞれ1つのパーツで構成され、ホイールアーチ周辺の追加のプラスチック製カバーも省かれている。

量産版の発売はまだ確定していない

これにより、重量と複雑さを軽減し、生産を簡素化すると同時に、よりすっきりとした外観を実現することを目指している。開発には、ステランティスのデジタルツールやAIシステムも活用されている。ただし、「F3VER」は現時点ではあくまでコンセプトカーに過ぎない。これが具体的な量産モデルとなるかどうか、またエンジン出力、バッテリー容量、航続距離、価格については、DSは現時点で一切明らかにしていない。しかし、その名称から、これが今後の「N°3」となる可能性が示唆されている。

Text: Sebastian Friemel