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日産も物理ボタン復活へ!内装のピアノブラックは削減する方針 日産の北米商品責任者が求めるのは、より多くのボタンと、より少ないピアノブラック

2026年10月11日

新型車に物理ボタンを増やすメーカーが、ますます多くなっている。日産も車内の操作系にボタンを復活させる方針だ。一方、使用を控えたい素材もある。日産の北米商品責任者がインタビューで、その考えを明かした。

自動車メーカーは徐々に、車内の物理ボタンへと回帰している。日産も今後、コックピットに手で触れて操作できるスイッチ類を増やす方針だ。北米市場の商品責任者を務めるポンズ パンディクティラ氏(Ponz Pandikuthira)が、米国の自動車メディア「The Drive」のインタビューで明らかにした。

パンディクティラ氏によれば、「すっきりしたデザインにするため、すべての操作系をひとつの画面に詰め込む」ことは可能だが、それでは使い勝手が大きく損なわれるという。ドライバーは、使い慣れたボタンの配置に親しんでいるからだ。そのため、例えば「音量調整とラジオの電源オン/オフは、ひとつのボタンで操作できなければならない」と主張する。

インテリアで重視すべきなのは、「デザイン面ではなく、使う人の体験」だ。パンディクティラ氏は、ピアノブラック仕上げについても、その考えを明確に示している。

ボタンを増やし、ピアノブラックを減らす

「きれいで新品のうちは、とても高級感がある。しかし、日常的にクルマを使い始めると、あっという間に指紋だらけになる。表面を絶えず拭き続けるか、諦めるかのどちらかだ。そうなると、しばらくして内装はひどい見た目になってしまう」と、日産の北米商品責任者は車内のピアノブラック加飾について語る。

現行の日産マイクラでは、エアコンの吹き出し口周辺やステアリングホイールに、依然としてピアノブラック加飾が使われている。

新型車では、すでに変化が見られる

日産は、リーフなどの最新モデルのインテリアで、すでに汚れが目立ちにくい素材を採用している。パンディクティラ氏はインタビューで、新型ローグ ハイブリッドを例に挙げた。このSUVは欧州市場では販売されていないが、商品責任者が内装設計に求める条件の多くを、すでに取り入れている。

新型ローグ ハイブリッドは、エアコン操作用の物理ボタンを備える。ピアノブラック加飾は採用されていない。

ローグ ハイブリッドには、エアコン操作用をはじめ、手で触れて操作できるボタンが備わる。日産が今後、欧州向けモデルにこうした方針をどの程度反映させるかは、まだ明らかになっていない。

ただし、欧州でもボタンへの回帰が進んでいることから、今後の日産車でも近いうちに、手で触れて操作できるスイッチ類が再び増えると予想される。

Text:Maurus Elias Moritz
Photo:Nissan