【このリマックなんぼ?】最高出力1,914馬力を誇る世界最高峰のフル電動ハイパーカー「リマック ネヴェーラ」その価格は?
2026年9月17日
ドイツの中古車情報:リマック ネヴェーラ。2,000馬力近く!走行距離わずか3,980kmのリマック ネヴェーラが出品されている。このフル電動ハイパーカーの価格とは?
2,000馬力近いパワーを誇る車なら、わざわざ紹介する必要などないだろう。ましてや、0-100km/hを1.81秒で駆け抜け、最高速度は412km/hに達するのだから・・・。しかし、「リマック ネヴェーラ(Rimac Nevera)」の魅力は、その驚異的なスペックだけにとどまらない。クロアチア製のこの純電動ハイパーカーは、150台限定生産で、新車価格は数百万ユーロ(約数億円)にも上った。

今、その希少な電気自動車の1台が中古車市場に登場した。ミュンヘンから出品されたこの1台は、走行距離がわずか3,980kmだ。2025年8月に初登録され、オーナーは1人だけで、広告によれば、事故歴はない。とはいえ、「ネヴェーラ」が決して安価な車というわけではない。
リマック ネヴェーラ:4基の電動モーターが1,914馬力を発揮
「ネヴェーラ」の心臓部は、リマックが車のカーボン構造に組み込んだ120kWhのバッテリーだ。各車輪にはそれぞれ独立した電動モーターが搭載されている。これらを合わせると、1408kW(1,914馬力)と2,340Nmの出力を発揮する。洗練されたトルクベクタリングシステムが、4つの車輪すべてに個別に力を配分する。

その走行性能はまさに桁外れだ。リマックによれば、0から100 km/hまでの加速は1.81秒、300km/hには9.22秒で到達する。そして、最高速度は412km/hに達する。これにより、「ネヴェーラ」は発表当時、史上最も壮観な電気自動車の一つとして注目を集めた。
しかし、このクロアチア製の車はサーキットでの走行だけを対象としているわけではない。120kWhのバッテリーにより、最大489kmの航続距離を実現する。リマック社によれば、最大500kWの直流充電が可能で、対応する出力を持つ充電スタンドを使用すれば、0から80%までの充電を約19分で完了できるという。
「ブリティッシュ レーシング グリーン」のネヴェーラ
今回出品されている車両は、「ブリティッシュ レーシング グリーン」の塗装がひときわ目を引く。さらに、ビジブルカーボンファイバー仕上げ、インフィニタス製プラチナホイール、ブラックのブレーキキャリパー、そして塗装保護フィルムが施されている。インテリアでは、ネヴェーラはレザーとアルカンターラにマットカーボンを組み合わせ、ステッチやディテールには「トラック オレンジ」が採用されている。

ただし、真剣に購入を検討する場合は、一点だけより詳細に確認すべき点がある。広告によれば、この車両は米国仕様であり、ドイツで初回登録されたものだ。もともとヨーロッパ向けに納車された「ネヴェーラ」と比較してどのような違いがあるのか、購入前に確認しておくべきだろう。
販売者によれば、バッテリー保証は2033年8月、あるいは走行距離12万kmまで有効とのことだ。ただし、この車両の価値を考慮すると、状態や整備履歴だけでなく、保証条件や出所も、通常の中古車よりも重要な要素となるだろう。
当時の基本価格より30万ユーロ(約5,550万円)近く安い
このネヴェーラの価格は2,082,500ユーロ(約3億8,526万円)という莫大な金額が設定されている。しかし、当時の新車価格(総額238万ユーロ=約4億4,030万円)と比較すれば、この価格はもはやそれほど天文学的な数字には見えない。

つまり、今回出品されている「ネヴェーラ」は、当時の基本価格より29万7,500ユーロ(約5,503万円)安いことになる。ただし、この特定の車両の新車価格との実際の差額がどれほどになるかは正確には特定できない。塗装やカーボンパーツ、その他のオプションによって価格がさらに高くなっていた可能性があるからだ。
1,914馬力を誇るこのクロアチア製の「ネヴェーラ」がお買い得品になるわけではないのは当然だが、中古の「ネヴェーラ」に200万ユーロ(約3億7千万円)払うことで新車の「ポルシェ 911 GT3 RS」が買える金額を節約できることにはなる。
Text: Bianca Garloff
Photo: Dörr Automobiles GmbH

