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イタリア警察が導入した920馬力のパトカー「ランボルギーニ テメラリオ ポリツィア」の役割

2026年9月11日

イタリア警察が「ランボルギーニ テメラリオ ポリツィア」を発表。920馬力を誇るこのスーパースポーツカーは、崇高な目的のために活用される。とりわけ緊急の臓器搬送を支援する役割を担うのだ。

イタリア国家警察が新型ランボルギーニを配備する際、その目的は単なる見せ物や激しい犯罪者追跡だけにとどまらない。「ランボルギーニ テメラリオ ポリツィア(Lamborghini Temerario Polizia)」の導入により、イタリア国家警察の車両群には、特に時間的制約の厳しい任務を支援するための高性能スポーツカーがさらに1台加わることになる。その最も重要な任務は、イタリア全土を横断して臓器提供用臓器や医療物資を迅速に輸送することだ。

2004年以降、この目的のために特別装備を施したランボルギーニのモデルがすでに運用されてきた。「ガヤルド」、「ウラカン」、そして直近での「ウルス」に続き、警察は今回、新型「テメラリオ」を採用することとなった。

サーキットではなく、緊急出動へ

外観上、「テメラリオ」は一目で緊急車両とわかる。ボディには、ドアに大きな「Polizia」の文字が入った、警察特有の青と白の塗装が施されている。さらに、ルーフには青色回転灯が装備され、イタリア国旗の色をモチーフにしたアクセントも加えられている。

ランボルギーニとイタリア国家警察との提携関係は、すでに20年以上続いている。

技術的な改造については、ランボルギーニはこれまで控えめな姿勢を貫いている。しかし、過去の警察用ランボルギーニと同様、車内には専用の通信システムやオペレーションシステムが搭載されているものとみられる。また、以前のモデルには臓器搬送用の冷蔵コンパートメントも装備されていた。

緊急事態に備えた920馬力

ベースとなるのは、プラグインハイブリッド駆動システムを搭載した新型「ランボルギーニ テメラリオLamborghini Temerario」だ。4.0リッターV8ツインターボエンジンが3基の電動モーターと連携して動作する。このシステムの総出力は920馬力に達する。この2シーター車は0から100km/hまで2.7秒で加速し、最高速度は343km/hに達する。

最近では、ランボルギーニ ウルス ペルフォルマンテがイタリア警察のパトカーとして使用されていた。

ポリツィアの伝統は受け継がれる

「テメラリオ」の投入により、ランボルギーニはイタリア国家警察との20年以上にわたる提携関係を継続している。その始まりは2004年の「ガヤルド」で、納車後まもなく臓器搬送に投入された。その後、他の「ガヤルド」のバリエーションや数台の「ウラカン」、そして直近では「ウルス ペルフォルマンテ」が導入された。過去20年間で、イタリア国家警察では計6台のランボルギーニモデルが運用されてきた。

ランボルギーニによれば、これまでに200件以上の臓器搬送が実施されたという。さらに、警察官たちは交通安全や犯罪予防活動に関する数多くのイベントでもこれらの車両を活用してきた。

新型「テメラリオ」は、今やこの役割を引き継ぎ、警察業務に投入されたスーパースポーツカーが必ずしも犯罪者を追う必要はないことを示している。むしろ、その最も重要な任務は、人命を救うことにあるのだ。

Text: Nele Klein
Photo: Automobili Lamborghini S.p.A