【レストモッド】中国製ベンツ?(笑) 正直めっちゃ不細工なフェイス・・・ Kugel Werksによるメルセデス280 SE 3.5クーペ(W111)のレストモッド
2026年9月3日
1960年代、メルセデス W111クーペは高級車クラスを代表する、最もラグジュアリーな2ドアモデルのひとつだった。それから60年以上を経た今、あるチューナーがAMGのテクノロジーを用いてW111を現代に蘇らせた!
ラグジュアリークーペは、メルセデスにとって長い伝統を持つカテゴリーである。ダイムラーは1960年代初頭、エレガントな2ドアモデルを愛する人々に「W111クーペ」を提供していた。そして今、アメリカのチューニングカンパニー「Kugel Werks(クーゲル ワークス)」が、65年前のモデルを現代に復活させた。W111のクラシカルなスタイリングを忠実に残したボディの下には、現代のAMG製パワートレインとシャシーが収められている。
技術的なベースとなったのは、2023年まで生産されたW205型「メルセデスAMG C 63 Sクーペ」である。つまり、後輪駆動レイアウトに最高出力510馬力、最大トルク700Nmを発生する4リッターV8ツインターボエンジン「M177」を組み合わせている。
7速デュアルクラッチトランスミッションを介し、AMGは0-100km/h加速を3.9秒でこなす。一方、オリジナルのW111クーペのV8モデルが高速道路での巡航速度に達するまでには約9秒を要した。現代のAMGは、その半分以下の時間で100km/hに到達するというわけだ。
W111には、1969年から1971年までV8エンジン搭載車の「280 SE 3.5クーペ」が用意されていた。「M116 E35」型V8エンジンの最高出力は、現代の基準で見れば比較的控えめな200馬力だった。ただし、このシリーズにおけるクーペの大半には直列6気筒エンジンが搭載されていた。
W111を象徴する「フィンテール」デザインは健在
メカニズムは現代的なものへと置き換えられたが、エクステリアデザインは歴史的なオリジナルモデルを踏襲している。W111クーペを象徴するのが、リアフェンダーに控えめなテールフィンを備えた、長く伸びやかなリアエンドである。このスタイルから、W111は「フィンテール」の愛称でも知られている。さらに、大きく湾曲したリアウインドウが、優雅なクーペスタイルを完成させている。

ボディそのものには大規模な改造が施されているものの、W111を象徴するエクステリアデザインは可能な限り維持された。外観上の目立った変更点としては、LEDヘッドライトやLEDテールライト、AMG C 63 S譲りの長方形エキゾーストエンドなどが挙げられる。
リアにもLEDテールライトが採用され、長方形のエキゾーストエンドはAMG C 63 Sから移植された。より現代的かつスポーティな印象を与えるため、クロームパーツはブラックで仕上げられている。また、サイドミラーはわずかに前方へ移され、フロントフェンダー上に配置された。
インテリアのカスタマイズは自由自在
Kugel Werksは、現時点でインテリアの画像を公開していない。そのため、室内が主にW111のデザインを踏襲するのかどうかは、まだ明らかになっていない。
ただしKugel Werksは、顧客が自分の好みに合わせてインテリアをカスタマイズできると説明している。これは主に使用する素材を指しており、レザー、アルカンターラ、ウッド、カーボンファイバーなどから選択できる。
この再解釈されたクーペは、Kugel Werksにとって初めてのレストモッドではない。カリフォルニアを拠点とする同社は以前、AMG E 63 Sをベースに「メルセデス600」を復活させている。
ちなみに、このクルマにはAMGのインテリアが丸ごと移植されていた。W111クーペのレストモッドが、どのような室内に仕上げられるのかを予想する手がかりになるかもしれない。

限定生産されるレストモッド版メルセデスの価格は、約41万5,000ユーロ(約48万ドル)からとなる。この金額を支払えば、「ランボルギーニ テメラリオ」を購入することもできる。
Text: Maurus Elias Moritz
Photo: Kugel Werks

