【このフェラーリ250 GTOじゃなかったフェラーリルックのMX-5なんぼ?】250 GTOルックに改造されたマツダMX-5がオークションに出品される!
2026年8月25日
フェラーリ風のマツダMX-5:このマツダMX-5は、最高の「フェラーリ」かもしれない。破格の値段で手に入るフェラーリ250 GTO?その華麗なボディの下には、実はマツダMX-5が隠されている。今、それがオークションに出品される!
「フェラーリ250 GTO」は、ほとんどの人にとって手の届かない存在だ。このスポーツカーがわずか36台しか製造されなかったからだけでなく、現在の車両価格も理由の一つだ。約3年前のオークションでは、「250 GTO」が5,170万ユーロ(約98億2,300万円)という記録的な高値で落札された。
しかし、例外もある。この特別な1台なら、はるかに手頃な価格でフェラーリならではの魅力を存分に味わえるかもしれない!?
ボディキットではなく、フルカスタム
このユニークなボディの下には、2017年式の「マツダMX-5」が隠されており、入念に「250 GTO」へのオマージュとして改造され、現在販売されている。この改造を手掛けたのは、米国アラバマ州の「Modern Custom Classics」に所属するダリン ウッド氏だ。

しかし、MX-5は単なるボディキットを使った改造車ではない。新しいボディの大部分は、カーボン素材で特別に製作されたものだ。これには、フロントとリヤ、リヤサイドパネル、ドアトリム、トランクリッドなどが含まれる。

そのデザインは、紛れもなく、「フェラーリ250 GTO」を彷彿とさせる。張り出したフェンダー、側面のエアインテーク、クラシックなスポークホイール、そして4つの丸型テールランプが、あの有名なイタリア車を思い起こさせる。しかし、このマツダは完全なコピーを目指したものではない。ボディのプロポーションやフロントウインドウ、ルーフラインには、ベースとなった「MX-5」の面影がしっかりと残されている。
特に巧妙なのは、大規模な改造にもかかわらず、「MX-5 RF」の電動格納式ハードトップが完全に機能し続けている点だ。ボンネットの下にはフェラーリのような実験的な要素はなく、ここには引き続きマツダの2.0リッター「スカイアクティブ-G」直列4気筒エンジンが搭載されている。トランスミッションはクラシックな6速マニュアルで、ボルラ製のエキゾーストシステムが、さらに豊かなサウンドを演出する。

本物のクラシックカーに比べて大きなメリットは、この「フェラーリ風」の車が現代の「MX-5」のような快適性を提供してくれる点だ。エアコン、ナビゲーション、Bluetooth、バックカメラに加え、ABS、ESP、エアバッグもそのまま維持されている。
フェラーリの外観とMX-5の実用性を兼ね備えた一台
まさにそこがこの改造車の魅力だ。本物の「250 GTO」は世界で最も高価な車のひとつだが、この日本車は数百万ユーロ(数億円)の予算を必要とせず、おそらくははるかに気楽に楽しむことができるだろう。

もちろん、「MX-5」にカーボン製ボディを装着したからといって、それが本物のフェラーリになるわけではない。しかし、そもそもそれが目的ではないようだ。可能な限り忠実なレプリカではなく、クラシックな外観と現代的な技術を兼ね備えた、独自のオマージュ作品が生まれたのである。
このユニークなマツダ車は、2026年9月末にナッシュビルで開催される「メカム オークションズ(Mecum Auctions)」で新たな所有者を見つけることになる予定だ。オークションサイトには開始価格が記載されていない。入札者たちがこの「フェラーリのような感覚」にどれほどの価値を見出すか、その行方が注目される。
Text: Sebastian Friemel
Photo: Mecum Auctions

