【このパジェロ ジュニアなんぼ?】三菱パジェロ ジュニアがオークションに・・・なんで?わずか139台しか生産されなかった希少なフライングパグとは?
2026年8月24日
このロンドンタクシーの下に隠されたSUVとは一体何なのか?わずか139台しか生産されなかった三菱パジェロ ジュニア「フライングパグ」(Mitsubishi Pajero Junior “Flying Pug”)は、90年代を代表する個性的な車のひとつだ。そして今、この希少な一台が新たなオーナーを探している!
時代を先取りした車もあれば、まるで別世界からやってきたかのような車もある。「三菱フライングパグ(Flying Pug)」は間違いなく後者だ。「パジェロ ジュニア」をベースにしたこの個性的なSUVは、日本の技術と英国のレトロデザインを融合させ、発売から30年近く経った今でも人々の注目を集めている。そして今、この希少な一台がアメリカでオークションに出品される。
三菱は英国の魅力を日本に届けたいと考えていた。1990年代半ば、三菱は当時人気を博していた「パジェロ ジュニア」の新たな可能性を模索していた。このコンパクトSUVは、特に日本国内市場で高い人気を誇っていた。「フライングパグ」は、まさにその結果生まれた車だ。クラシックな英国車を彷彿とさせるデザインで、特別な一台として誕生した。大きなクロームメッキのグリル、丸いヘッドライト、クロームメッキのミラー、そして曲線的なフェンダーのおかげで、この車は日本のオフロード車というより、ロンドンのタクシーか、小型のロールス・ロイスのように見えた。

「フライングパグ」という名前は、現代では眉をひそめる人も多いだろう。当時は、このモデルの型破りな個性を強調するために名付けられた。しかし、問題は、顧客がその派手な外観をあまり受け入れなかったことだ。三菱は当初、もっと多くの台数を限定生産する予定だったが、需要は予想をはるかに下回った。計画していた1,000台ではなく、わずか139台しか生産されなかった。そのため、「フライングパグ」は三菱車の中でも最も希少な生産台数を誇るモデルの一つとなっている。まさにこの生産台数の少なさが、コレクターにとってこのモデルを非常に魅力的なものにしているのだ。「フライングパグ」は、特に日本国外では極めて希少だ。
ベースはパジェロジュニア
しかし、その印象的なボディワークの下には、お馴染みの量産技術が採用されている。フライングパグは「パジェロ ジュニア」のプラットフォームを使用し、1.1リッター4気筒エンジンを搭載している。このエンジンは79馬力、98Nmのトルクを発揮する。選択式四輪駆動システムも採用された。後輪駆動に加え、ローレンジギアを含む様々な四輪駆動モードが利用可能だ。これにより、「フライングパグ」は、その派手な外観からは想像できないほど優れたオフロード性能を発揮する。
アメリカでのオークションに出品される
オークション資料によれば、今回出品される車両はほぼオリジナル状態を保っている。黒のボディカラー、ホワイトのタイヤサイドウォール、そして数々のクロームパーツが特に目を引く。コレクターズアイテムとしての価値は高いものの、決して大切に扱われてきたわけではなく、走行距離は既に13万1,000kmを超えている。
最終的な落札価格はまだ分からない。しかし、一つ確かなことは、「フライングパグ」のオーナーは、三菱史上最も個性的なモデルの一つを所有することになるということだ。そして、多くのスーパーカーよりも、クラシックカーやヴィンテージカーのショーで注目を集めることだろう。オークションは2026年9月24日にナッシュビルで開催され、「メカム オークションズ」が主催する。ご興味があれば、こちらをどうぞ(60枚の写真)。
https://www.mecum.com/lots/1175447/1998-mitsubishi-pajero-jr-flying-pug/?aa_id=800165-0
Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: Mecum Auctions

