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最高出力436馬力の「BYDシャーク」がフォード レンジャーに挑戦!

2026年8月20日

BYDシャークは、悪路よりもスーパーマーケットの駐車場で過ごす機会の多い、ピックアップ志向のユーザーに刺さりそうだ。最高出力436馬力を誇る中国製ピックアップの全情報を紹介する。

BYDは、同社初のピックアップトラック「BYD シャーク(BYD Shark)」を発表した。もっとも、完全なニューモデルというわけではない。「シャーク」は2024年から、アフリカ、アジア、南米、オーストラリアですでに販売されている。

そして今回、BYDは欧州市場のピックアップトラックセグメントにも参入し、絶大な人気を誇る「フォード レンジャー(Ford Ranger)」に挑もうとしている!

ダブルキャブと角形ライト

「シャーク」のエクステリアは4ドアのダブルキャブ仕様のみで、見慣れた角張ったスタイリングを採用している。

ライトのデザインでは、デザイナーたちは「レンジャー」からインスピレーションを得たようだ。フロントとリアには、レンジャーを思わせる長方形のライトが配されている。

グリル、エプロン、メタル調のアンダーライドプロテクションなど、タフさを強調したエクステリアデザインにも、「レンジャー」の影響が見て取れる。

大型ディスプレイを備えたインテリア

室内に乗り込むと、「シャーク」から仕事道具らしい無骨さはほとんど感じられない。そのコックピットは、乗用車のものと見間違えてもおかしくないほどだ。

ダッシュボード中央には15.6インチの大型タッチスクリーンが鎮座し、ギアセレクターはステアリングコラムへと移された。しかし、ここにも「レンジャー」のDNAが見える。オレンジ色のフレームで縁取られた縦型エアアウトレットは、「レンジャー ラプター」を思わせるものだ。

BYDシャークは5人乗り。インテリアはSUVのものといっても通用しそうだ。

さらにBYDは、充実した快適装備でもアピールする。フロントシートにはヒーターとベンチレーション機能を備え、パーキングセンサー、360度カメラ、荷台の電源コンセントも用意される。

最高出力436馬力のプラグインハイブリッド

BYDは「シャーク」にプラグインハイブリッドパワートレインを搭載する。2基の電気モーターと1.5リッターガソリンエンジンを組み合わせ、システム最高出力436馬力、最大トルク650Nmを発生する。

容量32.2kWhのバッテリーにより、EVモードで90kmを走行できるという。一方、より小容量のバッテリーを搭載する「フォード レンジャーPHEV(281馬力)」のEV航続距離は、わずか43kmにとどまる。

「シャーク」を働くクルマとして検討しているなら、最大積載量は750kg、最大牽引能力は2.5トンだ。これらの点では、「レンジャー」の方が優れている。

発売時期と価格

「BYDシャーク」は、2026年後半に欧州市場へ投入される予定だ。中国メーカーはまだ価格を発表していないが、われわれは約5万5,000ユーロ(約950万円)からになると予想している。

Text:Katharina Berndt
Photo:BYD Auto