【このGT2 RSなんぼ?】約1億6,200万円で落札された「ポルシェ911 GT2 RS」って何が違うの?
2026年8月15日
ポルシェ911 GT2 RS:ポルシェ911 GT2 RSは、史上最も人気の高いスポーツカーの一つだ。そして今回、アメリカで記録的な価格で落札された!
スポーツカー愛好家の中には、「ポルシェ911 GT2 RS」をシュトゥットガルトに拠点を置くポルシェがこれまでに製造した最高のモデルだと考える人もいる。そのため、中古車市場での価格は高騰している。しかし、中古車市場では、最近アメリカのオークションで落札された「GT2 RS」の価格を超えるものはまだない!
この「GT2 RS」は、デジタルオークションプラットフォーム、「Bring a Trailer」を通じて100万ドル(約1億6,200万円)で落札された!「991」シリーズの「911 GT2 RS」がこれほど高額で落札されたのは、今回が初めてだ。参考までに:ドイツでは、「GT2 RS」のほとんどのモデルが約55万ユーロ(約1億230万円)で販売されている。
低走行距離と個性的なカラー
価格が高騰している要因はいくつかある。まず、この「GT2 RS」は走行距離がわずか954km(!)だ。低走行距離は、その極めて良好なコンディションにも反映されている。2018年モデルでありながら、レーシングスタイルの「911」はまるで新車のように見える。
しかし、最も目を引くのは、「GT2 RS」の鮮やかなカラーだ。ポルシェのカラーカタログで「ヴィオラ パープル メタリック」と呼ばれるメタリックで光沢のあるパープルが、モータースポーツにインスパイアされたこの「911」を彩っている。マットゴールドのホイールとのコントラストが印象的だ。カラーテーマはインテリアにも引き継がれている。カーボンバケットシートにはホワイトとパープルのアクセントが施され、シートのパープルはエクステリアカラーよりも濃い色合いだ。言うまでもなく、このモデルにはヴァイザッハパッケージ(Weissach package)が装備されており、車両重量がさらに30キログラム削減され、1,440キログラムとなっている。

しかし、テクノロジー面は変更されていない。ポルシェのフラッグシップモデルであったこのモデルは、3.8リッター水平対向エンジンから700馬力と750Nmのトルクを発揮する。これにより、「GT2 RS」はわずか2.8秒で0から時速100kmに達する。最高速度は時速340kmだ。
最後の1台
「991」世代の「911 GT2 RS」は、今日に至るまで、史上最高のチューニングが施されたポルシェの1台とされており、現在では最後の1台となっている。現行の「911」世代「992」には「GT2 RS」は存在しない。現在の「911」の最高峰モデルは「GT3 RS」だ。「GT3」は空力性能において「GT2」を凌駕しているものの、コレクターの間では「991 GT2 RS」の方が、人気が高いとされている。100万ドル(約1億6,200万円)というオークション価格は、まさにそれを裏付けるものだ。
Text: Maurus Elias Moritz
Photo: Bring a Trailer

