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ブガッティからエレガントな世界で唯一の「ブガッティ デストリエ」登場!1,600馬力、ワンオフモデル、そして大型リヤウイングなし

2026年8月14日

ブガッティ デストリエ(Bugatti Destrier):ワンオフモデル登場。1,600馬力、全高わずか1メートル。そして大型リヤウイングなし。ブガッティは、過激な「ボリード」をエレガントなワンオフモデル「デストリエ」へと変貌させた。

ブガッティは、自社開発のソリテールシリーズに、新たなワンオフモデル「デストリエ(Destrier)」を投入する。その最大の特徴は、他でもない過激な「ボリード(Bolide)」をベースにしている点だ。巨大なリヤウイングと最大限のダウンフォースを備えた妥協のないサーキットマシンから、何よりもそのプロポーションで見る者を魅了する、エレガントなスーパーカーへと生まれ変わった。ボディの下には、お馴染みの8.0リッターW16エンジン(1,600馬力)が搭載されている。

「デストリエ」という名前は、中世の特に力強い軍馬に由来する。新型ブガッティは、まさに獲物を狙う捕食者を彷彿とさせる。全高わずか1メートルという、ブガッティのラインナップの中で最も低いモデルだ。フロントに20インチ、リヤに21インチの大型ホイールを装着することで、極めて低いシルエットがさらに強調されている。

サーキット走行を連想させない高性能テクノロジー

「デストリエ」の基本コンセプトは独特だ。デザイナーたちは、空力パーツをすべて取り除いたらどんな車になるだろうかと考えたらしい。そこでブガッティは、ウイングやエアディフレクター、そしてサーキット走行を連想させる妥協のないレーシングカーの外観をほぼ排除した。残ったのは、より控えめなデザイン言語で、幅広のホースシューグリル、流れるようなボディライン、そしてエレガントなリヤエンドが特徴だ。

この新型ワンオフモデル「デストリエ」はブガッティ ボリード(下)をベースにしている。

しかし、技術的には何も変わっていない。デストリエはボリードのカーボンモノコック構造をベースとしており、お馴染みの4基のターボチャージャーを備えたW16エンジンもそのまま採用され、1,600馬力を発揮する。ブガッティは性能に関する数値を公表していない。このプロジェクトにおいて、性能は明らかに最優先事項ではないからだ。

伝説的なブガッティの名車へのオマージュ

ブガッティは、「デストリエ」を「タイプ57Gタンク」や名車「タイプ57 SCアトランティック」といった歴史的なモデルと並ぶ存在と位置づけている。これらの車両はかつて同じ技術基盤を共有していたが、設計は全く異なっていた。この原則は、「ボリード」と「デストリエ」にも適用されようとしている。つまり、同じシャシーでありながら、全く異なる2つのキャラクターを持つ車なのだ。

これはまだ自動車なのか、もはや走る芸術作品なのか?

フロントガラス上部に施された、2台の歴史的な車両を描いた特別な彫刻が、そのことを改めて思い起こさせる。

特注デザインのインテリア

コックピットにおいても、「デストリエ」は妥協のないレーシングカーとは大きく異なる。モータースポーツの雰囲気ではなく、ブガッティはレザー、ヌバック、そして銅糸を織り込んだ特別開発の3Dニット生地といった高級素材を採用している。温かみのあるブラウン、「アンブル ヴォヤジュール」と、この特別な車両のために特別に開発されたブルー、「サファイア セレステ」のカラーコンビネーションも特筆すべき点だ。

サーキットを超越したラグジュアリー:ブガッティ デストリエでは、レザー、ヌバック、そして特別な3Dファブリックが用いられている。小さなフランス国旗は、ブランドの伝統を象徴している。

多くのディテールが手作業で仕上げられている。ドアハンドル、エアベント、ステアリングホイールには、ハンマー仕上げの金属表面が施されている。オイルフィラーキャップのモデルバッジには「1/1」の刻印があり、2台目の「デストリエ」は存在しないことを明確に示している。

Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: Bugatti | Bugatti Automobiles S.A.S