【このポルシェ912なんぼ?】911の姉妹モデル 4気筒エンジン搭載の希少なポルシェ912が約550万円で販売中 でもその走行距離と状態は…
2026年7月30日
ドイツの中古車情報:このクラシックで希少なポルシェ912が3万ユーロ(約570万円)以下で手に入る!1960年代のポルシェは多くの人にとって夢の車だ。しかし、安易に飛びつくと、すぐに悪夢に陥ってしまうかもしれないのでご用心あれ。
「ポルシェ911」。これほどまでに名声と威信を背負ったモデルは他にほとんどない。しかし、初期モデル、特に希少な「SWB」(ショートホイールベース)モデルに興味があるなら、10万ユーロ(約1,900万円)をはるかに超える予算を用意する必要がある。上限は事実上なく、現在の中古車市場では50万ユーロ(約9,500万円)のモデルも見つかる。
しかし、多少の妥協を厭わない人なら、1965年から1969年式のクラシックなポルシェをはるかに安い価格で手に入れることができる。一見すると、「912」はより大型でスポーティな兄弟車である「911」とほとんど見分けがつかないように見える。
しかし、搭載されているのは90馬力の1.6リッター4気筒エンジンだ。もちろん、エンジンは空冷でリアに搭載されている。このエンジンは「ポルシェ356」にも搭載されていたものだ。
とはいえ、「912」は「911」のフィーリングを完全に失っているわけではない。ボディ形状は「911」とよく似ており、インテリアの基本的なレイアウトも同じで、操作系も当時のポルシェらしい典型的なものだ。
ポルシェは「912」を、「911」のより手頃な価格帯の代替モデルとして開発した。「356」の生産終了後、新型「911」が高価すぎて、手が出せない顧客層を取り込むためのモデルとして開発されたのだ。このコンセプトは特にアメリカで好評を博し、多くの「912」が販売されたため、現在でも再輸入車は珍しくない。しかし、そのような車の場合、出自よりも状態の方が重要となる。

この1967年式「912」の走行距離は、999,999kmで、100万kmまであと1kmだ。そして、特にこの車にとって重要なのは状態だ。初期のポルシェ、特にこの「912」は錆がひどく、修理費用がかさむという問題を抱えている。残念ながら、多数の写真がそれを証明している。
一見すると、わずか2万8,900ユーロ(約549万円)という購入価格はお買い得に思えるかもしれないが、詳しく調べてみると、購入者は多くの追加費用を負担することになるだろう。
しかし、希少なクラシックポルシェ、「912」の再生プログラムとして楽しむことも可能だ。腕の良いメカニックさえいれば、比較的少額で本物のポルシェクラシックを手に入れ、かつての輝きを取り戻すチャンスとなるかもしれない。







Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: AutoScout24/11erwelt.de

