【F1ハンガリーGP決勝】ピアストリに悲劇 ノリスがマクラーレンに今季初勝利をもたらす
2026年7月28日
2026年F1第11戦ハンガリーGPは、マクラーレンにとって歓喜と落胆が交錯する一戦となった。ランド ノリスが今季初優勝を飾る一方で、勝利目前だったチームメイトのオスカー ピアストリは無念のリタイアを喫した。
ブダペストで行われたハンガリーGPは、マクラーレンにとって光と影が入り混じるレースとなった。
序盤はオスカー ピアストリが今季初優勝を手にするかに思われた。スタートでランド ノリスを上回る蹴り出しを見せてトップに浮上。しかし、カルロス サインツ(ウイリアムズ)を周回遅れにしようとした際、接触寸前の場面が発生する。このタイムロスが響き、2度目のピットストップ後には首位の座を失ってしまった。

Photo:Mark Thompson/Getty Images
その後、レースはピアストリにとって悪夢の展開となる。残り14周でギアボックスがトラブルを起こし、マシンをコース脇に止めてリタイア。これによりノリスが首位へ浮上すると、そのまま危なげなくチェッカーを受け、マクラーレンに2026年シーズン初勝利を届けた。
ハミルトンはペナルティで後退
2位には巧みな戦略とルイス ハミルトンを攻略する見事なオーバーテイクを披露したマックス フェルスタッペンが入った。ランキング首位のアンドレア キミ アントネッリは6番グリッドから3位まで順位を上げ、選手権でのリードをさらに広げている。
フェラーリにはレース後に痛い結末が待っていた。ハミルトンは当初4位でフィニッシュし、シャルル・ルクレールの前でチェッカーを受けたものの、ピットレーン速度違反によるタイムペナルティを科され、最終的にはルクレールの後方へ降格となった。
アイザック ハジャーはレッドブル勢2台目として6位を獲得。スタートで出遅れたジョージ ラッセルは追い上げを見せ、7位でレースを終えた。
ヒュルケンベルグがアウディに歴史的ポイント
ニコ ヒュルケンベルグにも喜ばしい結果が待っていた。9位入賞により、2026年シーズンのF1でアウディワークスチームに初の選手権ポイントとなる2ポイントをもたらした。チームメイトのガブリエル ボルトレートは、レーシングブルズのアービッド リンドブラッドに続く12位でフィニッシュしている。

Photo:Audi
アストンマーティンはBスペックマシンのデビュー戦で2台完走を果たした。ランス ストロールが13位、フェルナンド アロンソが14位でチェッカーを受けている。
一方、キャデラックにとってハンガリーGPは厳しい一戦となった。バルテリ ボッタスはブレーキ火災によりマシンを止め、セルジオ ペレスもトラックロッドの破損によってリタイア。チームはダブルリタイアという結果に終わった。
F1ハンガリーグランプリ 決勝結果(10位まで)
1位 ランド ノリス(マクラーレン)
2位 マックス フェルスタッペン(レッドブル)
3位 アントネッリ(メルセデス)
4位 シャルル ルクレール(フェラーリ)
5位 ルイス ハミルトン(フェラーリ)
6位 アイザック ハジャー(レッドブル)
7位 ジョージ ラッセル(メルセデス)
8位 リアム ローソン(レーシング ブルズ)
9位 ニコ ヒュルケンベルグ(アウディ)
10位 アービッド リンドブラッド(レーシングブルズ)
ドライバーズランキング(5位まで)
1位 アントネッリ 219ポイント
2位 ハミルトン 169ポイント
3位 ラッセル 160ポイント
4位 ルクレール 138ポイント
5位 ノリス 128ポイント
コンストラクターズランキング(5位まで)
1位 メルセデス 379ポイント
2位 フェラーリ 307ポイント
3位 マクラーレン 220ポイント
4位 レッドブル 177ポイント
5位 レーシングブルズ 66ポイント
Text:Bianca Garloff

