EVと内燃機関モデルを展開するアウディA6シリーズに、A6オールロードが加わった
2026年7月22日
アウディ A6(C9):第9世代アウディA6は、電気自動車と内燃機関搭載モデルの両方が既に販売されている。そして今回、第5世代アウディA6オールロードが登場した。これは単なるA6の車高アップモデルではない。
アウディA6にオールロードが登場
第5世代「A6 オールロード(A6 allroad)」はアバント(ステーションワゴン)のみの設定で、内燃機関搭載モデルはすべてPPCプラットフォーム(プレミアムプラットフォーム コンバッション)をベースとしている。

参考までに:アウディA6(アウディ100を含む)は1968年から生産されており、現在は第9世代だ。1994年の第4世代のマイナーチェンジに伴い、「アウディ100」からA6に名称が変更された。
A6オールロード、6,000ユーロ(約112万円)の上昇
新型「アウディA6オールロード」は、当初は2種類のパワートレインのみが用意される。299馬力の3リッターV6ディーゼルエンジンと、367馬力のプラグインハイブリッドだ。ディーゼルエンジン搭載モデルのベース価格は77,250ユーロ(約1,452万円)で、同等のエンジンを搭載した「オールロード」は、通常の「A6アバント」よりも6,000ユーロ(約112万円)ほど高くなっている。一方、ハイブリッドモデルの「オールロード」は80,250ユーロ(約1,508万円)からとなっている。

アウディA6オールロードは11cmもワイド化
アウディA6オールロードは、「A6をリフトアップし、ホイールアーチに樹脂製フェンダーモールを追加しただけのモデル」と思われがちだ。しかし、それは大きな誤解である。ひと目見ただけでも、その違いは明らかだ。A6オールロードは標準のA6よりもボディ幅が大幅に拡大されている。アウディはフェンダー部分を左右合わせて実に11cmもワイド化しており、その迫力はまるでRSモデルを思わせるほどだ。

流麗なデザインを維持するため、フロントおよびリアエプロン、そしてリアドアはそれに合わせて変更されている。フロントドアの変更を避けるため、アウディは巧妙な工夫を凝らした。フロントホイール後方に、「RS」スタイルの大型エアアウトレットを設けたのだ。
それだけではない。ホイールアーチトリム、サイドスカート、フロントおよびリヤエプロンなど、数々のディテールもアップデートされている。ラジエーターグリルには、オフロード感をさらに強調する、縦型ハニカム構造が新たに採用された。
ディフューザーを含むA6オールロードのワイドなリヤビューは、RS 6に劣らず印象的だ。トランク容量はディーゼルモデルで最低466リットル、最大1,497リットルまで拡張可能だ。

もちろん、オフロードルックだけが特徴ではない。アウディはエアサスペンションも改良し、ストローク量を最大55mm増加させた。最低地上高は34mmも大幅に向上し、走行モードに応じて個別に調整可能だ。オフロードモードも搭載され、コックピットにはディスプレイとコンパスが備えられている。
再設計されたバンパーには、ホイール周辺の空気の乱れを防ぐサイドエアカーテンが装備されている。この改良されたデザインは主に空力性能の向上を目的としており、その結果、抗力係数(Cd値)は0.25という、ステーションワゴンとしては非常に優れた数値を実現している。セダンモデルはさらに一歩進んで、Cd値0.23という、わずかに優れた数値を達成している。
オールロードに2種類のパワートレインが登場
新型「アウディA6オールロード」は、発売当初、2種類のパワートレインで登場する。1つはMHEV+テクノロジーを採用したV6ターボディーゼルエンジン(最高出力299馬力)、もう1つは4気筒ガソリンエンジンを搭載したプラグインハイブリッド(最高出力367馬力)だ。
結論:
「A6」は「A7」へと名称変更され、その後再び「A6」へと戻る。アウディが名称を維持するという決定は顧客に歓迎され、当初の混乱を解消するだろう。そして、オールロードバージョンは、通常の「A6」よりも視覚的にも圧倒的な存在感を放っている。
Text: Sebastian Friemel
Photo: Audi

