1. ホーム
  2. このクルマなんぼするの?
  3. 【このJPの911 GT3 RSなんぼ?】JPが夢中になったカスタム仕様のポルシェ992 GT3 RS なぜ手放すのか本人にも分からないようだ・・・

【このJPの911 GT3 RSなんぼ?】JPが夢中になったカスタム仕様のポルシェ992 GT3 RS なぜ手放すのか本人にも分からないようだ・・・

2026年7月4日

ドイツの中古車情報:JPは愛車のポルシェ911 GT3 RSを手放すことにした。JPにとって夢の車の一つ、カスタム仕様のポルシェ992 GT3 RSが売りに出されている。なぜ手放すのか?本人にもはっきりとは分からないようだ・・・。

「これほど夢中になった車は他にない」。チューニング界のレジェンドであり、YouTuberでもあるJP クレーマー(JP Kraemer)は、お気に入りの「ポルシェ911 GT3 RS」を手に入れて約3年後、手放すことにした。

JPのポルシェは、彼が信頼を置くディーラー、オートセンター メシェデが販売している。同店は過去にもJPの車を何台も販売してきた。2023年3月の初登録以来、JPはこの525馬力の「GT3 RS」で6,709kmを無事故で走行している。言うまでもなく、この「992」には完全な整備記録が残っている。さらに、ポルシェ認定保証は2027年4月10日まで有効だ。つまり、基本仕様は完璧だ。

外観のみの変更

もちろん、JPが「992 GT3 RS」に独自の個性を加えなければ、JPとは言えないだろう。しかし、彼の他のプロジェクトとは異なり、「GT3 RS」では外観の変更にとどめている。なぜなら、最新の「GT3 RS」の技術的な基盤は既に非常に優れているからだ。

納車後、JPはGT3 RSに独自のカスタマイズを施した。ホイールやボディの小パーツを塗装し、レタリングをラッピング、標準サスペンションをマンタイ製に交換した。

45歳のJPは、比較的控えめなボディカラー、「ピュアホワイト」にシルバーのホイール、カーボンセラミックブレーキ(PCCB)とイエローのキャリパー、そしてクラブスポーツパッケージを装着した高性能「911」をポルシェに注文した。彼はあえてヴァイザッハパッケージ(現在36,390ユーロ=約691万円)を選ばなかった。その代わりに、特別注文部門はインテリアにアルカンターラ張りのダッシュボードなど、細かなディテールを追加した。

特別限定モデルへのオマージュ

JPは当初から、自身の理想とする「GT3 RS」の姿を明確にイメージしていた。それは、ポルシェが2022年にペブルビーチの「ザ クエイル(The Quail)」で発表し、後に特別限定モデル「トリビュート トゥ カレラRS(Tribute to Carrera RS)」として若干の改良を加えて発売したショーモデルそのものだった。

「GT3 RS」はアメリカ市場でも販売されていたため、JPは伝説の「カレラRS 2.7」へのオマージュとして、独自の「GT3 RS」を製作した。シルバーの20/21インチ鍛造ホイールは「バイパーグリーン」に塗装された。ただし、まずリムは白く塗装され、グリーンのホイールに細い白いピンストライプが映えるようにした。

さらに、ドアミラー、ボンネットラッチ、ロールケージも「バイパーグリーン(Viper Green)」に塗装された。サイドエアインテークなどのプラスチックパーツもボディカラーに塗装され、「GT3 RS」の文字はグリーンで施された。XXLサイズのリヤウイング下面に配された巨大なポルシェロゴが、視覚的な変貌を決定づけている。

インテリアのさらなるパーソナライズのため、JPは専門家のジャスティン プレイセック(Justin Placek)に依頼し、織り革を用いた印象的なカラーコンビネーションのカスタムシートインサートを製作した。標準サスペンションもマンタイ製のものにアップグレードされている。広告によれば、これらの改造費用は総額17,100ユーロ(約325万円)だった。

緑と白の織りレザーシートインサートはジャスティン プレイセックによるもので、エクステリアデザインと完璧に調和している。シートセンター部分は必要に応じて簡単に交換可能だ。

JPのGT3 RSの推定価格は以下の通りだ

この「GT3 RS」の希望価格は309,890ユーロ(約5,888万円)だ。新型「992 GT3 RS」の現在の基本価格は248,157ユーロ(約4,715万円)だが、これはあくまで目安であり、中古の「GT3 RS」は供給量が限られているため、定価よりも高値で取引されることが多い。

JPの車の新車価格は、おそらく改造なしで270,000ユーロから275,000ユーロ(約5,130~5,225万円)程度だったと思われる。ドイツで現在最も安い中古「GT3 RS」は、走行距離約20,000kmで約265,000ユーロ(約5,035万円)だ。こうした背景を踏まえると、ヴァイザッハパッケージなしのJP所有の「GT3 RS」の価格は少々高額に思えるかもしれない。しかし、この仕様の車両は他に類を見ないものであり、登録簿には特別な初代オーナーJPの名前が記載されている。

ちなみに、JPは「GT3 RS」を売却する理由について、曖昧なままにしている。「時々、朝起きてふと思いつくことがある。そして、それが現実になるんだ」、と・・・。

※ YouTube動画:https://www.youtube.com/watch?v=bCzFvJN0rw0

Text: Jan Götze
Photo: AutoCenter Meschede GmbH