【走行距離王】給油回数717回、燃料代742万円、オドメーターは999,994kmで止まった これが12年で100万kmを走破したミニ クーパーDだ!
2026年6月30日
このMINIはエンジン載せ替えなしで100万kmを走破!ペーター・キルヒホフが再び偉業を成し遂げた。シュコダ ファビアに続き、今度はミニ クーパーDでも走行100万kmを達成した。100万kmを目前にして力尽きたのは、オドメーターだけだった。
頻繁にクルマに乗る人は数多くいる。しかし、ペーター キルヒホフ(Peter Kirchhoff)はそのさらに上を行く存在だ。10年以上前、彼はシュコダ ファビア1.9 TDI(Skoda Fabia 1.9 TDI)で「走行100万km」という偉業を達成した。そして今回、その快挙をミニ クーパーD(Mini Cooper D)で再び成し遂げた。しかも今回も、あまりの走行距離にオドメーターのほうが音を上げてしまった。
キルヒホフは、100万kmを走破したファビアの後継車としてこのミニを購入した。2014年夏、F56型 ミニ クーパーDが新たな相棒となり、日常の足として走り始めた。
そして、このミニでも100万kmを目指すことを最初から決めていた。彼はその挑戦をFacebookページ「Project one M – 1,000,000 in a Mini」で公開し、小さな出来事から大きな出来事まで、ミニとの日々を克明に記録している。現在、このページのフォロワーは約13,500人に達している。
彼の計画性は徹底している。納車時の走行距離11kmだった「ボルカニックオレンジ」のミニは、納車からちょうど1年後の2015年6月20日、早くも10万kmに到達した。途中経過の節目まで綿密に計画し、詳細な記録を残してきたことがうかがえる。
Project one M – 1.000.000 im MINIさんの投稿:https://www.facebook.com/ProjectoneM/posts/1838995987517662?ref=embed_post
そのため、最後のゴールも完璧だったことは驚きではない。キルヒホフが初めてクーパーDのステアリングを握ってからちょうど12年後となる2026年6月20日、ついに100万kmを達成した。
しかも、その記念すべき瞬間は特別な場所で迎えられた。ミニは故郷ともいえるイギリス・オックスフォードのミニの工場へ戻り、ケーキまで用意された歓迎セレモニーでこの快挙が祝福された。

Photo:Facebook / Project one M – 1,000,000 in the MINI
オドメーターだけが停止
ただ一つだけ予定どおりにいかなかったことがあった。オドメーターは999,994kmで表示を停止してしまったのだ。その後はトリップメーターだけが距離をカウントし続けた。キルヒホフによれば、新たなプロジェクトに向けてオドメーターはトリップメーターの数値に合わせてリセットされる予定だという。次なる目標は100万マイル。つまり1,609,344kmである。
そして忘れてはならない重要な事実がある。このクーパーDは、いまだに新車時のオリジナルエンジンを搭載したままなのである。
年間走行距離は8万km超
初度登録以来、キルヒホフは毎年およそ8万〜9万kmを走行してきた。その過程で彼は「ハイパーマイリング(超低燃費走行)」の達人とも言える存在になった。すべての走行、給油、そして整備履歴まで、徹底的に記録されている。
100万km到達直前の最後の給油では、フォロワーに詳細な統計データを公開した。総走行距離999,969km時点での平均燃費は、わずか100kmあたり2.951L。116馬力仕様のミニ クーパーDの公称平均燃費を約20%も上回る優秀な数値だ。さらに、1回の給油で平均1,397kmを走行しているという驚異的な記録も残している。
総コストは10万ユーロ超
数字はさらに細かい。納車以来の給油回数は717回。記録簿によれば、軽油代の合計は40,143ユーロ(約742万円)に達している。
Project one M – 1.000.000 im MINIさんの投稿:https://www.facebook.com/ProjectoneM/posts/1841394640611130?ref=embed_post
最終的な集計はまだ完了していないが、キルヒホフが5月末時点で公表したデータによると、走行距離996,603km時点で、車両購入価格30,350ユーロ(約561万円)を含めた総コストは109,770ユーロ(約2,031万円)。これは1kmあたり11.01ユーロ(約2,036円)という計算になる。もちろん、この計算をしたのはAUTO BILDではない。キルヒホフ自身が、いつものように正確に算出している。
最初の100万kmはファビアで達成
前述のとおり、キルヒホフにとって100万km達成は今回が初めてではない。2013年7月3日、納車からちょうど13年後、彼のシュコダ ファビア1.9 TDIのオドメーターは999,999kmから「—–」表示へと変わった。当時もメーターは、この前人未到の走行距離に対応できなかったのである。
AUTO BILDは、その歴史的瞬間にも立ち会っていた。当時の記事には次のように記されている。
「開発部門の楽観主義者でさえ、オドメーター表示で100万kmに到達するクルマが実際に現れるとは夢にも思っていなかった。この成功は計画されたものでも予測されたものでもない。ただ、このシュコダは走り続け、走り続け、そして今もなお走り続けている。キルヒホフの丁寧で燃費を重視した運転スタイルも大きな要因だろう。エンジンは2つの形でその走りに応えている。100kmあたり3.68Lという驚異的な低燃費、そして新車時そのままのオリジナルコンディションである。」
なお、キルヒホフは現在もこのファビアを所有しており、その後さらに25万km以上を走行している。
結論:
1台のクルマで100万kmを走るだけでも驚異的な偉業だ。それを2度成し遂げるとは、もはや信じ難い。心から敬意を表したい。
Text: Jan Götze and Katharina Berndt

