【CATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Series第2戦】ケータハムCUP菅生で大波乱 佐藤考洋が逆転優勝し東日本シリーズ混戦へ
2026年6月18日
快晴のスポーツランドSUGOで開催されたCATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Series第2戦。三つ巴の首位争いとペナルティによる順位変動の末、#80佐藤考洋が今季初優勝を飾った。
6月14日、スポーツランドSUGOでCATERHAM CUP JAPAN PETRONAS Syntium Series第2戦が開催された。2026年にスタートしたCATERHAM CUP JAPANは、ケータハムが世界各国で展開するワンメイクレースを日本市場向けにアレンジした新シリーズだ。使用車両はSEVEN 170をベースに安全装備を強化した「SEVEN 170 CUP」。ナンバー付き車両による本格的なレースカテゴリーとして注目を集めている。
開幕戦ウイナー田中宏昌がポールポジション獲得
東日本シリーズの第2戦となったこの日は朝から快晴。絶好のレース日和のなか、12台が予選に挑んだ。最初に主導権を握ったのは開幕戦ウイナーの#73 田中宏昌だった。計測開始直後から積極的にアタックを仕掛け、1分49秒123を記録。その後もライバルたちがタイム短縮を狙ったが、このタイムを上回る者は現れなかった。

2番手には#80 佐藤考洋、そして最終ラップでタイムを更新した#22 齋藤和重が3番手に飛び込み、決勝は田中と佐藤がフロントローからスタートすることになった。
スリップストリーム合戦で首位争いは三つ巴に
迎えた11周の決勝レース。スタート直後からレースは大きく動く。ポールシッターの田中をかわし、1コーナーでトップに躍り出たのは2番グリッドの佐藤だった。さらに後方では#41 古濱が好スタートを決め、上位争いへ加わる。

アップダウンの激しいスポーツランドSUGOは、長いバックストレートでスリップストリーム効果が大きく現れるコースとして知られる。その特性を活かし、佐藤と田中は何度も順位を入れ替えながら激しいトップ争いを展開した。
そこへ古濱も加わり、先頭グループは三つ巴のドッグファイトへ発展。軽量なSEVEN 170 CUPならではの接近戦が続き、観客を魅了した。

一方、中団でも#98 山田一弘、#25 笹尾徹也、#22 齋藤による激しいバトルが展開され、レース全体が最後まで目の離せない展開となった。
セーフティカー導入でレースは急展開
均衡が崩れたのは7周目だった。トップグループで激しい争いを続けていた田中が、バックストレート手前のレインボーコーナーでマシンの姿勢を乱してスピン。これによりセーフティカーが導入されることになった。
その時点でトップに立っていたのは古濱だったが、レースはそのままセーフティカーランの状態で終盤へ。実質的に順位変動のないままチェッカーを迎えることになった。
しかし、レース後にさらなるドラマが待っていた。
佐藤考洋が逆転優勝、ランキング争いも混戦へ
トップチェッカーを受けた古濱には、走路外走行による4輪脱輪が確認され、6秒加算ペナルティが科された。これにより順位は大きく変動。繰り上がりで優勝を手にしたのは佐藤だった。予選2位から好スタートで主導権を握り、終始トップ争いを演じた走りが実を結んだ形だ。

2位には安定したレース運びを見せた山田、3位には苦しい展開から粘り強く走り切った笹尾が入った。
開幕戦を制した田中がノーポイントに終わった一方、山田と笹尾が上位入賞を果たしたことで、PETRONAS Syntium Seriesのポイントランキングは山田が首位、笹尾が2位へ浮上。シリーズ争いは一気に混戦模様となった。
【PETRONAS Syintium Seriesポイントランキング(5位まで)】
| 1 | 山田 一弘 | 32 |
| 2 | 笹尾 徹也 | 29 |
| 3 | 齋藤 和重 | 27 |
| 4 | 古濱 暢洋 | 26 |
| 5 | 田中 宏昌 | 26 |

快晴のSUGOで繰り広げられた白熱のスリップストリームバトルとレース後のドラマ。新たにスタートしたCATERHAM CUP JAPANは、シリーズ中盤へ向けてますます目が離せない存在となりそうだ。
次回は11月15日(日) 筑波サーキットで最終戦が行われる。
Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:ケータハムカーズ・ジャパン

