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木製テントで癒される房総半島の休日 「PLATO JOINT(プラトージョイント)」って、どんなテント?

2026年6月10日

フランス車のような心地よさ、ドイツ車のような強度、日本車のような組み立て易さを持つ木製テント、それがプラトージョイントだ

ヨーロッパの会社と仕事をしていて腹立たしいのが、夏のバカンスという習慣である。先方担当者と連絡が取れなくなる期間は一ヶ月に及び、その間は仕事がストップしてしまう。お盆に有給休暇を組み合わせて一週間足らずの休みを取るだけで「今年はフルに休ませて頂きます。すみません」などと部署内でペコペコ頭を下げつつ、渋滞に巻き込まれながら実家に帰省する我々としては、どうも基本的人権に差があるような気がしてならない。

「ヨーロッパ人のようなバカンスを楽しみたい」

夏が訪れる度に、なんでメールの返信がないんだよと彼らに怒りを抱きつつも、心の底では豊かな生活に憧れを抱いてしまう日本人は少なくないと思う。

あまりに悔しいので、という訳ではないけれど、雰囲気だけでもヨーロッパのバカンスを味わってみたいと思い、ルノー・グランカングーに荷物を詰め込んで、仲間と共に房総半島まで日帰りの小旅行に出掛けてみた。

長く広くなったグランカングーの後部座席を倒し、「PLATO JOINT(プラトージョイント)」とハンギングチェアなどを積み込む。

行き先は千葉県鴨川市のカフェ・レストラン「Hangar eight(ハンガーエイト)」https://www.hangar-eight.jpである。

新緑が美しく、アウトドアにぴったりの季節。

ルノーのスペシャルショップとして有名な「SiFo」の主宰者、藤井照久さんがオープンさせたお店(レジャー施設)であり、都内からアクアラインを通って1時間半~2時間くらいの距離で、クルマ仲間と愛車に乗って出掛けるにはぴったりだ。店内には1977年のルノーF1のカウルやホンダのF1エンジンの部品などもさり気なく展示されており、とても居心地の良い空間である。

マニア垂涎の貴重なコレクション。
普通では絶対手に入らないモノがずらりと並んでいる。

心地よく、非日常感に溢れるテント

実態は「明日から仕事です」という小旅行なのだが、あくまでも気分としてはヨーロッパのバカンスなので、藤井さんから特別な許可を得てハンガーエイトの広い庭にテントを設営させて頂き、ゆったりとした時間を過ごした。

持ち込んだテントは「PLATO JOINT(プラトージョイント)」https://platojoint.jpという木製の製品だ。

ホームセンターなどで買える簡易的なものとは異なり、金属製のジョイントと木製フレームで作られているので、ドイツ車のようながっしりとした強度と適度な重さがあり、多少風が吹いてきたとしても安心して快適に過ごせるテントである。

PLATO-20は大人4人がゆっくりと過ごせるスペースを提供してくれる。

YouTubeでイギリスの自動車番組「Top Gear」を見ていたら、乗用車でキャンプ用のトレーラーを牽引して休暇に出掛ける企画があり、例の三人がキャンプ場で快適に過ごすべく悪戦苦闘して(いつものように)、悲惨な結末を迎える様子が出てきたが、アウトドアで気持ちのいい空間を作ることは、特にお子さんをはじめ家族がいる方にとって大切なミッションである。

とてもリラックスした時間が流れていく。
強い日差しをしっかり遮りながらも、光や風が心地よく通り抜ける心地よい空間。

木製フレームのプラトージョイントはログハウスのような自然のあたたかみがあり、中に入ると「明日から仕事です」という憂き世を忘れ、そよ風に吹かれながら、ぼーっとした何もしない時間に浸ることができる。日々の家事に疲れた(と、真偽は不明ながらも主張する)奥様に喜んで頂けそうな、どこかフランス車を連想させる、心地よくも非日常の雰囲気である。

プラトージョイントは「3シリーズ」あり、ハンギングチェアやブランコなどを吊るして遊べる小型の「PLATO-4」、ガーデンチェアと日除けを組み合わせてリラックス空間を作れる中型の「PLATO-8」、そして何人かで中に入ってワイワイ楽しめる大型の「PLATO-20」がある。

左からPLATO-4、PLATO-8、PLATO-20。

組み立てはコツさえつかめば簡単。木材の両端に金具が付いており、その金具を金属製のジョイントに連結し、小さなハンドルをクルッと回せば固定される仕掛けである。木材の角度は金属製ジョイントに連結した際に自動的に決まるので、特別な調整を要することもなく、木材とジョイントを繋げていけば勝手にテントが立ち上がってくる。「プラモデル感覚でつくれる革新的なテント」のキャッチコピーにうなずける。

金具と木材フレームの組付けは、ハンドルを手でクルッとロックのカギマークに回すだけ。

今回の組み立ては、アウトドア作業のセンスのある二名(筆者を含む)と、センスのない二名の計四名で行った。三つのテントを手分けして組み立てたが、当初は戦力外と見なしていたセンスなき二名も、後半にはコツを掴んでテキパキと作業できていて驚いた。大型の「PLATO-20」のみ、メーカー提供の組立方法の動画(YouTube)で、https://www.youtube.com/watch?v=RKNPjtxnLPY
予習と習熟を要するが、小型と中型は初心者でも大丈夫だろう。クルマに例えれば、工場での組み立て易さに最大限配慮した日本車のようである。

組立ての部品が少なく、道具無しで組み立てられる。
慣れると楽しく、大人二人で、20分ほどで骨組みが完成する。
PLATO-20の天面のテントは、天井部分のフックにテント生地を引っ掛ける仕組み。
木材フレームの中間位置にマジックテープが付いたバンドで固定し、そして端部はリピートタイを使ってテント生地と本体を固定する。

PLATO-20の天面のテントは、天井部分のフックにテント生地を引っ掛ける仕組み。木材フレームの中間位置にマジックテープが付いたバンドで固定し、そして端部はリピートタイを使ってテント生地と本体を固定する。

レンタルは週12,000円台から

ルノー・グランカングーで仲間と出掛けてみた、と冒頭に書いてはみたものの、集合場所の都合があり、悲しいかな、筆者はルノーに同乗できなかったというのが舞台裏である。結果、愛車の空冷ポルシェでハンガーエイトに向かうことになったが、房総半島の田舎道は適度なアップダウンとコーナーがあり、交通量や信号も少なく、911で走るには最高のドライブコースだった。

残念なのは、クルマで出掛けるとお酒を飲めないことだ。プラトージョイントの中で冷えたスパークリングワインでも飲めれば最高のバカンス気分に一層浸れたのだが、クルマという足かせ(?)があるのでどうしようもない。運転を楽しむか、酒の快楽に溺れるかという二者択一を迫られるのはクルマ好きの「あるある」だが、筆者としては空冷911よりも後者の方が断然大事である。

しかし、ハンガーエイトからクルマで少し走った場所に、現在、SiFoの藤井氏が温泉付きのオートキャンプ場の開設準備をしているので、それが完成すれば二者択一のジレンマは解消されそうだ。東京方面に向かうアクアラインは夜になっても混雑することがあるので、宿泊して翌朝戻ってくるのもひとつの手である。同じ敷地内にあり、地元の方に愛されている「粟斗温泉」は、我々も特別に入浴させてもらったが、「とっても温まる良いお湯」だだった。オートキャンプ場のオープンが楽しみだ。

キャンプしながら温泉に入れる、最高のロケーション。オープンが楽しみ!

「プラトージョイント」の製造販売元は、兵庫県加西市にある中井工業株式会社だ。自動車部品などを製造する1934年創業の「白心可鍛鋳鉄」という材料を、現在では日本で唯一製造している歴史ある鋳物メーカーである。関西在住の方は、同社に出向けばプラトージョイントを玄関前に展示してあるので現物を確認可能とのこと。また関東在住の方は、今回紹介した千葉県鴨川市の「ハンガーエイト」と「粟斗温泉」に現物が展示されているので、ドライブついでにぜひ立ち寄ってみて欲しい。

プラトージョイントは簡単に組み立て解体できるため、必要な時に設置し不要になれば解体し移動できる仮設テントだが、強度があるため、常設として設営した姿のまま屋外に置いておくこともできる。木材のため、屋外保管の場合は数年に一度ペンキを塗るなどのメンテナンスは必要となるが、逆に言えば、メンテナンスさえすれば中長期の屋外使用も可能なため、自宅やセカンドハウスの庭に置いておいたり、業務用として屋外イベントで物販用の仮設店舗として使ったりすれば、オシャレな見た目で他店より注目を浴びること間違いないだろう。また、テント生地はUV100%カットのものが使用されているとのことで、これからの暑い季節には日除けとして、ピッタリだ。

鋳物製のジョイント部分は堅牢で、常設もできる強度がある。

中井工業ではプラトージョイントのレンタルサービスを展開しており、送料は別途必要だが、一週間のレンタル価格で、小型の「PLATO-4」が税抜1万2,000円、中型の「PLATO-8」が税抜2万5,000円、大型の「PLATO-20」が税抜5万円と、何かのイベントに使用する時にも便利に使えそうだ。

もちろん購入も可能であり、日除けテントなどの付属品を含めた「スタートセット」の価格で、小型が税抜22万5,000円、中型が税抜45万円、大型が税抜90万円。木材はホームセンターでも売っている2×4材を使用しているので、「D I Y」が得意な方は金具類のみの販売の「フリーセット」を購入すると、好きな木材、色、長さと自分好みにカスタマイズも可能だ。

(筆者は乗せてもらえなかったが)ルノー・グランカングーで出掛けた房総半島の休日は、ヨーロッパのバカンスと対照的にあっという間に終わった。アクアラインの渋滞をやり過ごしつつ帰宅し、ベッドに入った。不思議とよく眠れたのは、プラトージョイントの中でリラックスした心地よい時間を過ごしたからだろうか?

プラトージョイントの詳細情報は公式ウェブサイトからご覧ください。
https://platojoint.jp

■問い合わせ先
中井工業株式会社
兵庫県加西市下宮木町751
電話:0790-49-0353
メール:info@platojoint.jp

フォトギャラリー: Hangar eigh

都内からHangar eightは、クルマで約2時間。ドライブにぴったりの位置にある。カーライフをエンジョイするための極上の空間(スペース)だ。

そんな素晴らしい空間を提供してくれたHangar eight(千葉県鴨川市)。

一番小さいPLATO-4だと、女性ひとりでも工具無しで、5分ほどで組み立てられる。ピラミッド型のPLATO-4のこのハンギングチェアに座ると、なんだかパワーが下りてくる気がする?

Hangar eight看板犬の松五郎もウェルカム。

もちろん、バイク集団も素晴らしい時間と空間を楽しみにやってくる。

新旧アルピナ勢ぞろい。他では目にすることのない希少な風景だ。さすがはHangar eight!

とても開放的なHangar eight。建物と自然の垣根のない空間で、地元の旬の食材を使ったお料理、季節のフレッシュジュースを堪能できる。写真はスモモジュース。

フォトギャラリー:PLATO JOINT

ハンギングチェアを付けたPLATO-4は、子供たちに大人気。
Photo:PLATO JOINT

オシャレなPLATO-8でちょっと休憩。大人2~3人が使うのに良い大きさ。
Photo:PLATO JOINT

家族や仲間と楽しめる空間ほど掛け替えのないものはない。プラトージョイントはそんなスペースを提供する。
Photo:PLATO JOINT

自然になじみやすい素材。アマガエル君もPLATO JOINTをエンジョイしている(笑)。
Photo:PLATO JOINT

素晴らしい空間へようこそ!
Photo:PLATO JOINT

そして、仲間との楽しい時間をありがとう!
Photo:PLATO JOINT

自然に溶け込むデザイン。
Photo:PLATO JOINT

PLATO-20にハンモックを付けて。イベントでも大人気。
Photo:PLATO JOINT

楽しく、頼りがいのあるカーライフのパートナー、PLATO JOINTに出会えてハッピー!
Photo:PLATO JOINT

Text&Photo:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)