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こうなるべきだった?!ラルテデザインが過激なカーボン仕様のメルセデスAMG GT 4ドアを公開

2026年6月2日

現行のMercedes-AMG GT 4-Door Coupé(メルセデスAMG GT 4ドア クーペ)は生産終了が近づいており、その後継モデルはEVとして登場する予定だ。その別れを惜しむかのように、チューナーのLarte Design(ラルテデザイン)が特別なカスタムモデルを公開した。この姿を見て、多くのファンが「なぜ新型AMGはこうならなかったのか」と感じるかもしれない。

メルセデスAMG GT 4ドアは、標準状態でも十分にアグレッシブなスタイリングを持つモデルだった。しかし、一部のファンからは「もっと過激でもよかった」という声も上がっていた。ラルテデザインは、まさにそのニーズに応える形で新たなカスタマイズプログラムを開発した。

同社の新しい「Signature」プログラムでは、ボディ各部に惜しみなくビジブルカーボンパーツを採用。フロント、サイド、リアに追加された専用パーツによって、GTの存在感は大幅に強化されている。特に目を引くのは、大型エアベントを備えた新設計ボンネットと巨大なリアディフューザーだ。

紫のボディカラーとブラックアクセント、大径鍛造ホイールの組み合わせによって、GT 63は圧倒的な存在感を放つ。

今回のコンバージョンプログラムは、合計12点の専用コンポーネントで構成される。フロントスプリッター、サイドスカート、ドアミラーカバー、追加リアスポイラー、リアバンパー用インサートなどが含まれ、さらに鍛造アルミホイールやブラッシュ仕上げのデュアルエキゾーストパイプも装備される。

その結果、見た目は標準モデルよりもはるかにレーシングカーに近い印象となった。これは偶然ではない。AMG GTのプラットフォームは長年にわたり、F1の公式FIAメディカルカーとしても使用されてきた経歴を持つ。

最後の大排気量AMG V8

ラルテデザインは外観に徹底して手を加えた一方で、パワートレインには変更を施していない。ボンネットの下には、4.0リッターV8ツインターボエンジンとリアアクスルの電気モーターを組み合わせたおなじみのシステムを搭載。最上級モデルの「メルセデス-AMG GT 63 S E パフォーマンス」では、システム最高出力843psを発揮する。これはAMG史上でも屈指の高性能市販モデルのひとつだ。

市場投入前から話題となっている次期AMG GT 4ドア。特にEV化された新デザインについては賛否が分かれている。
Photo:Mercedes-Benz Group AG

だからこそ、このラルテ仕様は多くのAMGファンにとって興味深い存在となる。次世代AMG GT 4ドアは完全電動モデルへ移行することが決まっており、公開されたコンセプトやティザーイメージは、そのデザインを巡って大きな議論を呼んでいる。

ほぼ無限のカスタマイズが可能

ラルテデザインによれば、すべての追加パーツには高品質な「ドライカーボン」を採用している。高圧成形によって製造されるこの素材は、軽量性と高剛性を両立しているのが特徴だ。

また、純正の取り付けポイントや衝突安全構造には一切手を加えておらず、各パーツはTÜV認証も取得済みだという。

新たなエアロパーツによって、AMG GT 4ドアは標準モデルとは別物といえるほど過激なスタイリングを獲得した。

さらに顧客は、ビジブルカーボン仕上げ、ボディ同色塗装、あるいはその組み合わせなど、ほぼすべてのディテールを自由に選択できる。ホイールカラーやアクセントラインも好みに応じて設定可能だ。

なお、ラルテデザインは現時点でこの「Signature」プログラムの価格を公表していない。EV時代を迎えようとしているAMG GT 4ドアだが、この過激なカーボン仕様は「最後のV8 AMG」をより印象的に締めくくる一台となりそうだ。

Text: Marie Milius
Photo: Larte Design