1. ホーム
  2. SUV
  3. オプカンは鬼に金棒!ゆるゆるっとスズキ ジムニー改善計画

オプカンは鬼に金棒!ゆるゆるっとスズキ ジムニー改善計画

2026年6月24日

せっかくAPIOでECUチューンを受け、トーヨータイヤのオープンカントリーを履いたのだから、と遅ればせながら我がジムニーで、厚木の猿ヶ島オフロードコースに踏み入れてみた。さてその成果やいかに?

まず最初にお断りしておかなくてはいけないのだが、私は以前APIO でECUチューンを施してもらった際のレポートでも記した通り、そもそもまったくオフロードに走りに行く人間ではなく、街乗りとして便利だからジムニーを使い、一年のうちに4輪駆動に切り替えるのは降雪時のちょっとした時間くらいの根性ナシ弱者であるということである。

タイヤをOPEN COUNTRY A/T IIIに替えただけでジムニーが頼もしく見える。

スズキ ジムニー(JB64)に乗るすべての人にお薦めしたい APIOの「トツゲキECU」を試す その1:https://autobild.jp/58280/
スズキ ジムニー(JB64)に乗るすべての人にお薦めしたい APIOの「トツゲキECU」を試す その2:https://autobild.jp/58282/
マニュアルトランスミッションのJB64にも最適!スズキ ジムニー(JB64)に「APIOトツゲキECU」をインストール その3:https://autobild.jp/60099/

オープンカントリーを履いたのも、降雪時に備えてというのはもちろんではあるが、それよりなによりまず第一には見た目が格好いいからで(笑)、そんなことも以前記したとおりである。

ゆるゆるっとスズキ ジムニー改善計画 第2弾 “オプカン”「TOYO TIRES OPEN COUNTRY A/T III」履きました!:https://autobild.jp/62219/

だから今回のレポートも本格的にそのグリップや悪路走破性を厳密に語る。というものではなく、あくまでもこんなこともできましたよ。楽しかったです。程度の作文に毛が生えたものではるのだが、それでも今こうしてキーボードをたたきながら、実にタイシタものだったと感心することしきりである。

大きな水たまりをゆっくり走る。
スリップしたりハンドルを取られたりすることがなく終始安定している。

まあ、そもそものジムニーが持っている基本性能が著しく高いという大前提があるにしても、オフローダーの聖地として名高い厚木の猿ヶ島の、ゴロゴロとした石の路面、かなりの急斜面、それほど深くはないがぬかるんだ水たまり、乾いた砂の悪路、といったバラエティー豊かな(笑)、一般人には「これは多分だめだろう」と躊躇してしまうようなセクションでも、APIOのECUチューン+TOYOTIRES OPEN COUNTRY A/T IIIという組み合わせのジムニーは実にあっけなく走破できてしまった。

まあ繰り返しにはなるが、オフロード弱者の僕の走り方がそれほどハードなものではない、という大前提であるが、だからこそ普通の人間の感覚では、こんなとこ行っても大丈夫かと思うような路面でも、実にあっけなく普通に走れてしまうので驚いてしまった次第である。

ゴロゴロ石の路面でもタイヤがしっかりグリップするのがわかる。

実のことを言えば、猿ヶ島オフロードコースには以前にも「どノーマル」のつるしのジムニーで、納車時のブリヂストン デザートデューラーのまま何回か訪れたことがあるのだが、その際にはスリップして立ち往生した急斜面や、かなり危ない状況までスタックしそうになった泥沼でもOPEN COUNTRY A/T IIIはかなり余裕をもって突破することができた。

ほぼ直角に見えるところを下っても滑り落ちることなくグリップして降りるさまを見て驚いた。

タイヤの性格や性能が違うんだから当たり前でしょうに。と言われればそれまでではあるが、それでもオープンカントリーの場合、普段の街乗りや高速走行と言った場面でも失うものはほとんどないということを考えればこのオフロードでの性能はますます驚きを増すばかり。

以前、降雪時にも本格オールテレ-ンタイヤのOPEN COUNTRY A/T IIIは十分以上な性能だったし、オールマイティーなタイヤとして太鼓判をもってお勧めしたい気持ちである。もちろんOPEN COUNTRY A/T IIIはスタッドレスタイヤではないので、本当に雪道走行が多い方はスタッドレスタイヤを履くべきだし、凍結路面は無理ということは言うまでもない。

TOYO TIRES OPEN COUNTRY A/T III:https://www.toyotires.jp/product/opat3

「OPEN COUNTRY A/T III」の性能は構造とトレッドデザインに裏付けられている。
「OPEN COUNTRY A/T III」の路面適合表。

また本当にガチにオフロードコースを走る方には専用のタイヤがあるので、そちらをお勧めしたいが、僕のようにほぼ舗装路面で日常生活を送り、本当にたまに降雪路面に遭遇したり、いたずら心(笑)でオフロードコース赴く、くらいの使い方であれば実に良いチョイスであると思う。そもそも見た目も格好いいし(笑)。

”ジャバーン”と水遊びは楽しい。

また今回感じたのはAPIOのECUチューンのたくましさで、今回はかなり暑い日だたっためエアコンをキンキンに入れたまま(根性ないなぁ)、できるだけ無理をせず低速でゆっくりとオフロードコースを走る、という条件下でも一切の不満を言わぬまま余裕たっぷりに走り抜けることができた。以前のオリジナル状態の「つるし」のジムニーで来た時と比較すると、明らかに低速の力強さも、回転の軽やかな上がり方も大改善されたのが実感できたのは嬉しい限りで、改めてその実力を見直した次第である。

もうちょっと斜めに入ればよかったのだが、凸の頂点に乗り上げてしまった。

結局今回は走行性のすごさに多々驚くことはあったものの、不満を感じることはないまま取材は終了した。実を言えば取材と撮影を終えてから、ちょっとだけいたずら心で一番大きな凹凸を乗り越えてみようと足を踏み入れたところ、お恥ずかしいことに頂上で当日最初で最後の「亀の子」状態になり立ち往生する羽目になった。

コース取りが悪かったし、そもそも無謀にもそんな路面を選んだ私に非があるし、こういう時に一番横転したりスタックしたりするものである。

どんな凸凹でもしっかりタイヤが追従するのがよくわかる。ジムニー最高!

今回は撮影がメインなので、できるだけ静々とゆっくりとオフロードを走ることが大事だと理解していたのになんともお恥ずかしい限りである。

TOYO TIRES OPEN COUNTRY A/T III (サイズ:175/80R16)はまさに本格オールテレインタイヤであった。さらに距離を重ねるとどうなるのか楽しみである。

カメラマン(アウトビルトジャパン代表)に思い切り押してもらうことで、軽々と脱出はできたので幸運ではあったが、やはり自重を忘れず、調子に乗らずに「楽しかった」という思い出だけを大切にして安全に帰ろう。そう思いながら2輪駆動に切り変えて猿ヶ島を後にした。

Text:大林晃平
Photo:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)