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ホンダの“赤バッジ”がもてぎを埋め尽くす「Honda All Type R World Meeting 2026」に815台のタイプRが集結!

2026年5月16日

5月9日、栃木県のMobility Resort Motegiで「Honda All Type R World Meeting 2026」が開催された。歴代タイプRのみが参加資格を持つ世界最大級のタイプRミーティングとして知られるこのイベントには、今年ついに815台ものタイプRが集結。シビック、インテグラ、NSX、アコードなど、Hondaの“赤バッジ”を冠する名車たちが全国から集まり、もてぎの第1・第2パドックを真っ赤に染め上げた。

イベント当日は朝から快晴。5月らしい爽やかな青空の下、早朝から続々とタイプRが入場し、会場周辺道路には独特の緊張感と高揚感が漂っていた。現行FL5型シビック タイプRをはじめ、FD2、EK9、DC2、さらにはNA1 NSX-Rまで、Hondaスポーツの歴史を象徴するモデルが一堂に会する光景は圧巻の一言。世代や車種を超えてオーナー同士が交流する姿は、このイベントならではの魅力だ。

会場に続々と集結する「タイプR」をスタッフが的確な誘導で並べられていく。

もともと600台超規模として告知されていたイベントだが、年々その存在感は拡大。早期エントリー枠は即完売となり、2026年は過去最大規模へと成長した。

レーシングブルーPはチャンピオンシップホワイトに次ぐ人気色。

会場ではメーカーやアフターパーツブランド、ホイールメーカーなど多数のブースも展開。最新パーツやデモカー展示が行われ、来場者は愛車づくりのヒントを求めながら各ブースを巡っていた。RAYS、BLITZ、TWS、AlphaRexなど、タイプRユーザーに人気のブランドも多数出展し、終日多くの来場者で賑わった。

TOYO TIRESのPROXESは35周年を迎えた。「タイプR」との相性も抜群。
RAYSの鍛造ホイール「TE37」は30周年。「タイプR」への装着率も高く、走りとファッションを両立する高性能ホイールだ。

また、ステージイベントも終始大盛況。土屋圭市氏をはじめ、Honda関係者やタイプR開発陣によるトークショーが行われ、開発秘話やモータースポーツの裏話に来場者たちは熱心に耳を傾けていた。タイプRというクルマが単なる高性能モデルではなく、“Hondaスポーツの精神”そのものであることを再認識させる時間となった。

トークショーは大いに盛り上がった。

そして、このイベント最大の見どころとなるのがパレードランだ。815台のタイプRが一斉にレーシングコースへ向かう姿はまさに壮観。鮮やかなチャンピオンシップホワイトを中心に、歴代モデルが隊列を組んでコースを走る光景は、Hondaファンにとって特別な瞬間だったに違いない。

興味深いのは、参加車両の多様性だ。極上コンディションを維持したノーマル車両もあれば、サーキット仕様へ徹底的に仕上げられたチューニングカーも存在する。しかし、そのどれもが“タイプRを愛している”という一点でつながっている。年齢層も幅広く、親子で参加するオーナーの姿も多く見られた。

走行イベントには多くの参加者がエントリーした。

「Type R」世代別ミニ解説

EK9 Civic Type R
1997年に登場した初代シビック タイプR。B16B型エンジンによる高回転型VTECユニットと軽量ボディによって、“走るためのFF”というタイプRの思想を決定づけた存在だ。

DC2 Integra Type R
“FF最強伝説”を築いた名車。ハンドリング性能と高回転エンジンの完成度は現在でも高く評価され、中古車市場ではプレミア価格が続いている。

FD2 Civic Type R
4ドアセダンボディを採用した異色のタイプR。K20Aエンジンと高剛性シャシーによるサーキット性能はいまなお根強い人気を誇る。

FL5 Civic Type R
現行型タイプR。2.0L VTEC TURBOを搭載し、ニュルブルクリンクFF最速クラスの実力を持つ。現代的な洗練とタイプRらしい刺激を両立した一台だ。

歴代の「タイプR」がサーキットを走った。

近年のスポーツカー市場では電動化や自動運転技術が注目される一方で、タイプRは今なお“操る楽しさ”を追求する存在として特別な支持を集めている。その熱量を象徴するのが、このHonda All Type R World Meetingなのだろう。

チャンピオンシップホワイトの参加台数が一番多い。

単なるオーナーズミーティングではない。Hondaが長年積み重ねてきたモータースポーツDNA、そしてタイプRというブランドに込められた情熱を共有する場。それが「Honda All Type R World Meeting 2026」だった。

駐車エリアは「タイプR」で埋め尽くされた。

815台のタイプRが集まったもてぎの光景は、日本のスポーツカー文化がいまなお強い熱を持っていることを改めて証明していた。

Text&Photo:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)