メルセデス・ベンツ「Eクラス」に新ラインアップ 「Night Edition」を追加
2026年5月7日
メルセデス・ベンツ日本は、主力モデルであるEクラス(セダン/ステーションワゴン)に新たなラインアップ「Night Edition」を追加し、販売を開始した。
「Night Edition」が設定されるのはE 200、E 220 d、そしてプラグインハイブリッドのE 350 eで、従来モデルには設定されていなかった「ナイトパッケージ」の採用と、AMGラインの標準装備化によって、より精悍でスポーティなキャラクターが強化されている。
Eクラスは1946年のW136型以来、メルセデス・ベンツの中核として進化を続けてきたモデルであり、プレミアムセダンのベンチマークとしての地位を確立してきた。現行モデルは2024年に登場し、全モデルで電動化パワートレインを採用。ホイールベースの延長によってキャビン空間の快適性を高めるとともに、リアにはスリーポインテッドスターをモチーフとしたLEDランプを採用するなど、デザイン面でも刷新が図られている。

今回の「Night Edition」の最大の特徴は、その名の通りブラックアクセントを基調としたエクステリアだ。ドアミラーやフロントリップ、サイドスカート、リアバンパーなどがブラック仕上げとなり、ステーションワゴンではルーフレールも同様の処理が施される。さらにE 200およびE 220 dでは、従来オプション設定だったAMGラインパッケージの内容が標準化され、20インチAMGアルミホイールを装着。視覚的な迫力とスポーティネスを一段と高めている。

インテリアでは、ブラックのレザーARTICOシートを採用し、ダーククローム仕上げのイルミネーテッドステップカバーなどにより、統一感のあるシックな空間を演出。E 200およびE 220 dにはナッパレザー仕上げのスポーツステアリングやスポーツペダルも備わり、ドライバー志向のコクピットに仕上げられている。

装備面では、快適性とハンドリング性能を高める新オプションも注目だ。セダンモデルには電子制御エアサスペンション「AIRMATIC」とリア・アクスルステアリングを組み合わせた「ドライバーズパッケージ」を設定。車速や走行状況に応じて車高や減衰力を最適化しつつ、後輪操舵によって高速安定性と取り回しを両立する。一方、ステーションワゴンではAIRMATICを単独オプションとして用意する。
さらに「アドバンスドパッケージ」では、前後左右独立調整が可能なクライメートコントロールや、乗員の動きを検知するMBUXインテリアアシスタント、パノラミックスライディングルーフなどを追加し、居住性と先進性を一層高めている。

パワートレインはすべて電動化されており、E 200は2.0リッター直列4気筒ターボ(204PS/320Nm)、E 220 dは同排気量のクリーンディーゼル(197PS/440Nm)を搭載。いずれもISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)による最大17kW/205Nmのブーストが可能で、スムーズかつ効率的な加速を実現する。ディーゼルモデルは高トルクと優れた燃費性能に電動アシストが加わることで、より洗練されたドライビングフィールを獲得している。
一方、E 350 eは同じ2.0リッターターボに95kWの電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド。発進直後から最大トルクを発生し、140km/hまでは電動走行を主体としたダイナミックなパフォーマンスを発揮する。

インフォテインメントには第3世代MBUXを採用。音声アシスタントは自然言語での操作に対応し、「少し暑い」といった曖昧な表現にも反応するほか、「Hi, Mercedes!」を発話せずに操作できるJust Talk機能も搭載。加えてタッチスクリーンやステアリングスイッチによる操作にも対応し、ユーザーの好みに応じたインターフェースを提供する。
価格はセダンのE 200 Sports Night Editionが958万円から、E 220 dが995万円、E 350 eが1028万円。ステーションワゴンはE 200が992万円、E 220 dが1033万円と設定されている。
また、購入後3年間は走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が付帯し、メンテナンスやロードサイドアシスタンス、地図更新などが無償で提供される。延長保証やメンテナンスプログラムも用意され、長期にわたる安心感を支える。
Eクラスの伝統にスポーティな個性と先進装備を融合させたNight Editionは、プレミアムセダン/ワゴン市場において新たな選択肢として存在感を高めそうだ。
Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:メルセデス・ベンツ日本

