【このメルセデスSLRマクラーレンなんぼ?】マクラーレンが改造した世界でわずか6台しか存在しないSLR 722がオークションに!
2026年5月2日
6年前、このメルセデス SLRはすでにオークションに出品されており、その落札額は約65万ドル(約1億660万円)に達していた。現在では、このスーパーカーの価値はそれを大きく上回る可能性が高い!
このオークション出品リストに記載された性能数値は、目の肥えた愛好家の目をすぐに引くはずだ。750馬力という数値は、「Mercedes SLR McLaren Roadster 722 S」としては標準の量産仕様と一致しない。通常、このモデルは工場出荷時で650馬力を発揮する。この差異の理由は、この個体の履歴にある。ロードスターは2026年5月、インディアナポリスで開催されるMecum Auctionsのオークション(ロットR601)に出品される予定だ。

Photo:Mecum
説明によれば、この車両はMcLaren Special Operations(MSO)によって後にいわゆる「マクラーレンエディション」へと改造された、わずか6台のうちの1台である。
ベースとなっているのは2009年型の「Mercedes SLR McLaren Roadster 722 S」。このバージョンは150台のみが生産された。「SLR」はメルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)とマクラーレン(McLaren)の協業によって開発され、当時の他のメルセデスモデルとはデザイン面で大きく異なっている。

Photo:Mecum
車体はカーボン製モノコック構造を採用し、フロントミッドシップエンジンレイアウトを持ち、トランスミッションはリアアクスルに搭載される。「722 S」には、よく知られた5.4リッターAMGスーパーチャージドV8(M155)が搭載されている。標準仕様では650馬力と820Nmのトルクを発生する。駆動力は5速オートマチックトランスミッションを介して伝達される。現代の基準ではシンプルに見えるが、当時としては意図的な選択だった。エンジンは低回転域から豊富なトルクを発揮し、セッティングは力強い加速と高い巡航速度を重視している。

Photo:Mecum
パフォーマンス数値は、0-100km/h加速がおよそ3.7秒、最高速度は約335km/h。だがより重要なのはそのキャラクターであり、「SLR」は俊敏なコーナリングマシンではなく、長距離を高速で走るためのグランドツーリングカーである。
SLR 722の由来
「722」という名称は、1955年のミッレミリア(Mille Miglia)において、スタートナンバー722(午前7時22分スタート)での勝利に由来する。モデルシリーズ内では、この仕様は出力向上、足回りの剛性強化、そして空力の改良を意味する。
しかし、この個体はさらに発展を遂げている。納車後、この車両はマクラーレンで改造された。変更点には、改良されたエンジンマネジメント、大型インタークーラー、専用スポーツエキゾーストなどが含まれる。その結果、出力は約750馬力に達している。

Photo:Mecum
重要なのは、この出力値はメルセデスの公式数値ではなく、後の改造による結果である点だ。同時に、この改造こそが希少性の理由でもある—この仕様のロードスターはわずか6台しか存在しないと考えられている。
さらに、この個体は非常に印象的な仕様を備える。マクラーレンオレンジとブラックのツートンカラー、そして追加のカーボンファイバーコンポーネントが装備されており、変更されたフェンダー、再設計されたリアエンド(調整式ウイング付き)、改良ディフューザーなどが含まれる。

Photo:Mecum
6年前に約65万ドルで落札
また注目すべき点として、この車両は2020年にRMサザビーズ(RM Sotheby’s)でもすでに販売されている。当時の落札額は約64万8500ドル(約1億630万円)だった。現在、このSLRの価値はそれを大きく上回る可能性が高い。ただし、正確な金額が判明するのは2026年5月16日まで待たなければならない!
Text: Kim-Sarah Biehl
Photo: Mecum

