OGUshowが手がけた「オプカンGOO」がGO OUT JAMBOREE 2026に登場
2026年4月16日
トランポ専門ブランドOGUshow(オグショー)は、2026年4月10日から12日、静岡県富士宮市で開催された「GO OUT JAMBOREE 2026」に出展し、同社がカスタマイズしたTOYO TIRESのデモカー「オプカンGOO」(ルノー・カングー)を披露した。実用性と快適性を高次元で両立した車中泊仕様が、多くのアウトドアファンの関心を集めた。
OGUshow(オグショー)は、元モトクロスライダーの小栗伸幸氏が、自身の経験をもとに立ち上げたトランスポーター専門ブランドである。1980年代、レース遠征時に車内で窮屈に寝泊まりしていた課題を解決すべく、「荷物を積めて、なおかつ快適に眠れる車」を具現化したのが原点だ。その後、バイクユーザーにとどまらず、ウインドサーフィンやフィッシングなどアウトドア全般へと領域を拡大。ユーザーの声をもとに1台ずつ仕立てる姿勢を貫き、機能性と耐久性、快適性を高次元で融合した車内空間を提案してきた。「遊びの道具としてのクルマ」を追求する思想が、多くのコアユーザーから支持されている。

そのOGUshowが、2026年4月10日から12日にかけて、静岡県富士宮市のふもとっぱらおよび富士オートキャンプ場ふもと村で開催された「GO OUT JAMBOREE 2026」にブースを出展した。同イベントはアウトドアファッション誌「GO OUT」が主催するキャンプフェスティバルであり、音楽ライブやショッピング、各種アクティビティを通じて、自然と文化の融合を体験できる場として知られる。会場には多彩なブランドブースやワークショップが並び、来場者は思い思いのスタイルでキャンプと交流を楽しんだ。

OGUshowのブースでひときわ目を引いたのが、TOYO TIRESのデモカーとしておなじみの「オプカンGOO」(ルノー・カングー)である。OGUshowでは、この車両をもとに同社が得意とする車中泊仕様のカスタムを施し、アウトドアユーザーに向けた実用性の高いパッケージとして提案していた。
最大の特徴は、OGUshowオリジナルのベッドシステムだ。これはベッドマット、フロアパネル、フレームの3点で構成され、車体側に加工を施すことなく装着できるのが大きなポイントとなる。キャンプや車中泊を楽しみたい一方で、車両に加工を加えたくないユーザーにとって、導入ハードルを下げる設計といえる。

ベッドマットには、イタリア製の耐久性に優れた合成皮革を採用。見た目の高い質感と汚れへの強さを両立し、アウトドアユースにおけるタフな使用環境にも対応している。また内部構造にも工夫が凝らされており、約18mm厚のベース板に加え、硬質ウレタン20mmと軟質ウレタン10mmを組み合わせることで、しっかりとした支持性と快適な寝心地を両立している。

さらに注目すべきは、ベッド下の積載スペースへの配慮だ。上部の就寝スペースの快適性を確保しつつ、下部には荷物を効率よく収納できる設計とし、小型犬用ケージなども積載可能な高さを確保している。アウトドアにおいて「積む」と「寝る」を両立させるというトランポの本質を、コンパクトな車両で実現している点は評価に値する。
フロアパネルもOGUshowが手がけており、荷物をラフに扱っても耐え得るタフな仕様とされている。
また、同社スタッフによれば、今回の仕様はワンオフ製作ながら、今後は既製品化も視野に入れているという。OGUshowはもともとオーダーメイドを主軸とするブランドだが、自社で縫製工場を持つ強みを活かし、クッションや小物類を含めたトータルコーディネートを柔軟に展開できる点も特徴だ。

OGUshowにカスタマイズされたオプカンGOOは、クルマを“遊びの拠点”として最大限活用するというOGUshowの思想が具体的な形として提示した1台なのである。
OGUshow公式サイト:https://www.ogushow.co.jp
Text & Photo:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)

