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1000馬力オーバーの衝撃!ジャガー新章を告げる4ドアGTがついに姿を現す

2026年4月16日

ジャガーが本気だ。ブランド刷新後、初の市販モデルとなるラグジュアリー4ドアGTが2026年9月に世界初公開される。その開発ストーリーが明らかになったが、結論から言おう。このクルマ、ただのEVではない。

プロジェクトの出発点は極めて異例だ。最新技術の検証でもなければ、シミュレーションでもない。エンジニアたちはまず、過去のジャガーを徹底的に“乗り倒す”ことから始めたのだ。XK120、Eタイプ、XJクーペ、XJS、初代XJ──ブランドのDNAを形作ってきたモデルを自らの手で走らせ、「ジャガーとは何か」を体に叩き込んだ。

新生ジャガーの命運を握る4ドアGT、その全貌がついに見えてきた

そこで再確認されたのは、単純な速さではない。余裕のあるパワー、長距離でも疲れない快適性、そしてドライバーに自信を与えるハンドリング。この3つが揃って初めて“ジャガー”だという結論に至った。

EVでありながらロングノーズを貫いた大胆なパッケージング

新型4ドアGTは、その哲学をEVでやってのける。トリプルモーターによるシステム出力は1000PS超、最大トルクは1300Nm以上。数字だけ見ればスーパーカー級だが、重要なのはその制御だ。1ミリ秒単位で駆動力を配分するトルクベクタリングにより、加速、旋回、安定性のすべてを緻密に統合する。

つまりこれは、単に速いだけのEVではない。“意のままに操れる速さ”を狙ったマシンだ。

足まわりも抜かりはない。ダイナミックエアサスペンションとツインバルブ式アクティブダンパーの組み合わせにより、荒れた路面でもフラットな乗り心地を維持しつつ、コーナーではしっかりとボディを支える。GTに求められる快適性とスポーツ性能、その両立を正面から取りにいっている。

Eタイプ譲りの存在感とプロポーションを現代に再構築

興味深いのはデザインだ。EVでありながら、ロングノーズと低いルーフラインという“クラシックなジャガーの型”をあえて採用している。空力やパッケージングの合理性だけを追求した最近のEVとは一線を画すアプローチで、「美しさ」と「存在感」を最優先に据えた。

開発はリアルとバーチャルの両面で徹底的に行われている。世界各地の過酷な環境でのテストに加え、デジタル領域でのシミュレーションを組み合わせ、あらゆる状況で“ジャガーらしい走り”を崩さないよう磨き込まれているという。

1000PS超のトリプルモーターが圧倒的な加速を生む

そして、このクルマの意味は単なる新型車にとどまらない。今後登場するすべてのジャガーの基準になるモデルだ。いわば“新しいジャガーの教科書”である。

創業者ウィリアム・ライオンズはかつて、「運転は喜びであるべきだ」と語った。その言葉を、電動化時代にどう再解釈するのか。ジャガーはこの4ドアGTで、その答えを提示しようとしている。

開発陣はまず歴代モデルを徹底試乗し“らしさ”を再定義

1000馬力のEVは珍しくない時代になった。しかし、“ジャガーらしい1000馬力”はまだ存在しない。このクルマは、その空白を埋めにきた。2026年9月、すべてが明らかになる。

Text:アウトビルトジャパン
Photo:ジャガー・ランドローバー・ジャパン