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【140年、140カ所】新型「メルセデス・ベンツ Sクラス」によるグローバルジャーニー その7 アルゼンチンの広大な草原「パンパ」を走る

2026年4月3日

メルセデス・ベンツがブランド誕生140周年を記念して展開しているグローバルプロジェクト「140年、140カ所」。その主役となるのがブランドのフラッグシップ、新型Sクラスである。3台の新型Sクラスが世界6大陸を巡り、総距離5万km以上を走破するこの壮大な旅は、ブランドの歴史と未来を体験的に伝えることを目的としている。

旅はメルセデス・ベンツの本拠地であるドイツのシュトゥットガルトからスタート。ヨーロッパ各地を巡った後、大西洋を越えて南米に到達した。

今回の舞台もアルゼンチン。南米屈指の自動車文化を持つこの国は、広大な草原地帯「パンパ」に象徴される雄大な風景で知られている。地平線まで続く草原、そして果てしない空。そのスケールの大きさは、まさに長距離ツーリングにふさわしい舞台だ。

1962年、スウェーデンの女性ドライバー、エウィ・ロスクヴィストとコ・ドライバーのウルスラ・ヴィルト組がアルゼンチンラリ-で総合優勝したメルセデス・ベンツ 220SE(W111)を先頭に過酷なコースを走る。

新型Sクラスの旅は、大西洋岸に近い町バルカルセから始まる。ここは前回説明した通りF1史上屈指の名ドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオの故郷として知られるモータースポーツの聖地。アルゼンチンは南米でも特にレース文化が根付いた国であり、多くの名ドライバーを輩出してきた。

新型Sクラスの前を走るメルセデス 220SE(W111)通称テールフィン。

実際、この国はメルセデス・ベンツのモータースポーツ史にとっても重要な場所だ。1962年にはスウェーデンの女性ドライバー、エウィ・ロスクヴィストとコ・ドライバーのウルスラ・ヴィルトが、メルセデス・ベンツ 220SE(W111)通称テールフィンで過酷な長距離ラリー「アルゼンチン・ツーリングカー・グランプリ」に挑み、総合優勝を達成した。スタートナンバー711のこのマシンは、数千kmに及ぶ過酷なレースで男性ドライバーを含む強豪を相手に圧倒的な強さを見せ、モータースポーツ史に残る快挙となった。

道中には牧場や、果てしなく続く小麦畑が広がり、南米特有の雄大な景観が続く。

今回の新型Sクラスの旅は、その歴史の舞台となったアルゼンチンの大地を辿るように続く。今回のルートは農業都市フニン、さらにコルドバ州南部の町ラ・カルロタを経由してヴィラ サン ニコラス/ラ パスまで広大なパンパの中を進んでいく。道中にはカウボーイ群れが広がる牧場や、果てしなく続く小麦畑が広がり、南米特有の雄大な景観が続く。今回の旅の終盤、新型Sクラスはアルゼンチン中部の町ヴィラ・サン・ニコラス・ラ・パスまで続く。

今回の旅の終盤、新型Sクラスはアルゼンチン中部の町ヴィラ・サン・ニコラス・ラ・パスまで続く。

長い道路が続くこの土地では、快適性と安全性が何より重要だ。新型Sクラスが備える高度な運転支援システムと卓越した静粛性は、こうした長距離移動で真価を発揮する。車内はまるでラウンジのような空間となり、移動そのものを豊かな体験へと変えていく。

新型Sクラスには訪れた地のステッカーが貼られていく。

140年に亘り世界の道路を走り続けてきたメルセデス・ベンツ。その最先端の新型Sクラスは、過去の歴史と未来のモビリティをつなぐ存在でもある。アルゼンチンの果てしないパンパを駆け抜けるこの旅は、ブランドの歩みとこれからの可能性を象徴するロードトリップなのである。

Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:Mercedes-Benz Group