ドブロからクーボLに フィアットから新型ハイルーフワゴン「クーボL」登場!クラシックなデザインで最大7人乗り、すべてディーゼル仕様
2026年3月30日
フィアット クーボL(Fiat Qubo L):他社がSUVに完全に注力する中、フィアットは新たなハイルーフワゴンを投入する。シトロエン ベルランゴ、プジョー リフターの姉妹車で、2種類のホイールベース、最大7人乗り、すべてディーゼル仕様となる。
ハイルーフワゴンは、長年にわたり「もう終わりだ」と繰り返し言われてきた。しかしフィアットはMPVの将来性を信じており、「クーボL(Qubo L)」を発表した。名前は新しくなったが、シリーズ自体は新しいものではない。初代は1977年に「フィオリーノ」として登場し、現在では商用モデルのみがその名を受け継いでいる。乗用モデルは一時的に「ドブロ」の名称で販売されていた。長い歴史を持つものの、新型はまだ第4世代に過ぎない。
2種類のホイールベースを持つフィアット クーボL
そのフォルムは、ややコンパクトに縮小されたバンを思わせる。クーボは全長4.40mと4.76mの2種類を用意。短いバージョンは5人乗り、長いバージョンは7人乗りとなる。やや紛らわしいことに、どちらも「クーボ L」と呼ばれる。
主要サイズ概要:
• 全長:4,406mm(5人乗り) / 4,756mm(7人乗り)
• 全幅:2,107mm
• 全高:1,775mm(5人乗り) / 1,787mm(7人乗り)
• ホイールベース:2,785mm
デザインは先代のドブロと比べて、より成熟しモダンになった。しかし、ブラックの樹脂製フロントパネルにより、依然としてタフな印象も漂わせている。
広々としたトランクと個別に開閉可能なリヤウィンドウ
実用的な特徴として、リアウインドウは単独で開閉可能。これにより、ちょっとした荷物の積み下ろしの際に大きなテールゲートを開ける必要がない。5人乗り仕様ではラゲッジ容量は1,355リッターで、リアシートを倒すと最大3,000リッターまで拡大する。ロングホイールベース仕様ではさらに500リッターが追加される。シートを立てた状態でも、ロング版は1,900リッターの容量を確保。さらに助手席を倒すことで、最大約3メートルの長尺物も積載可能となる。
ロングホイールベース仕様では、2列目シートは個別に調整可能。3列目シートはレール上に設置されており、引き出して使用する折りたたみ式となっている。
27の収納スペース
もちろん、この小型ワゴンにおいても収納スペースは重要なポイントだ。フィアットは27の収納スペースを売りとしている。

コックピットは必要な要素に絞り込まれているが、だからといってボタンが全くないわけではない。実用的な素材が、ある種の商用車らしい雰囲気を醸し出している。
ディーゼルエンジンのみ
「クーボL」には1種類のエンジンしか設定されていない。1.5リッターターボディーゼルで、出力は100馬力または130馬力から選択可能だ。低出力モデルは6速マニュアルトランスミッションを搭載しているが、高出力モデルには8速オートマチックトランスミッションが組み合わされている。
フィアット クーボLの価格
価格は、100馬力の5人乗りモデルで2万5490ユーロ(約480万円)から。ロングホイールベースの7人乗りモデルは最低でも2万6990ユーロ(約507万円)となる。30馬力の上乗せには、さらに2000ユーロ(約37万円)の追加が必要となる。
Text: Katharina Berndt
Photo: Stellantis

