TOYO TIREは欧州での競争力強化するためのセルビアR&Dセンターを立ち上げた 起工式にはヴチッチ大統領も臨席
2026年3月27日
TOYO TIREが欧州戦略を大きく前進させた。TOYO TIRE株式会社は2026年3月19日、セルビア・インジヤ市の自社工場敷地内に新設する「セルビアR&Dセンター」の起工式を開催。式典にはセルビア共和国のアレクサンダル・ヴチッチ大統領をはじめ政府関係者ら約100名が出席し、新拠点の始動に大きな期待が寄せられた。
同センターは、同社が掲げる欧州での競争力強化の中核を担う存在だ。開発・生産・販売を有機的に結びつける体制を構築し、「PROXES」ブランドをはじめとする製品力の底上げを図る。さらに、日本および北米のR&D拠点と連携することで、グローバル規模での技術開発力の進化も狙う。
施設では、新配合・新素材の研究開発、材料設計、原料評価といった基盤技術の高度化を推進。加えて、工場隣接という立地を活かし、敷地内テストコースによる実車試験までを一貫して実施できる体制を構築する。これにより開発から検証までのリードタイムを大幅に短縮し、市場投入スピードの向上を実現する見込みだ。
同社はすでにドイツにもR&D拠点を展開しており、今回のセルビア拠点新設によって欧州での技術開発ネットワークをさらに強化。2027年1月の稼働開始を予定している。中期経営計画「中計’26」において掲げた“生産・販売・技術の融合”を具体化する重要な一手として、今後の展開に注目が集まる。
Text:アウトビルトジャパン(Auto Bild Japan)
Photo:TOYO TIRE

