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【忠実なレプリカ】バットマンファン垂涎 メルセデス CL 55 AMGをベースにした「バットモービル」の改造費は4600万円!

2026年3月22日

このユニークなバットモービル(Batmobile)のレプリカは、メルセデスCL 55 AMGをベースに製作されたものだ。改造費用は25万ユーロ(約4600万円)以上とされる。その詳細を見ていこう。

バットマンになった気分を体験してみないか。さまざまなバットモービルのレプリカが存在するが、この迫力あるボディの下に隠れているのは、メルセデスCL 55 AMG(C215)である。

このワンオフの車両は、2016年の映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(Batman v Superman: Dawn of Justice)』に登場するバットモービルを精巧に再現したいという富裕層の依頼で製作された。野心的なこのプロジェクトは、ドイツのAVG Autosとウクライナのチューニング会社Specautoの協力によって実現した。

この過激なボディの下にメルセデスCL 55 AMGが隠れていると想像できただろうか?

忠実なレプリカ

その仕上がりは―控えめに言っても―圧巻だ。この「バットモービル・トリビュート」は、映画に登場する実車に引けを取らない完成度を誇る。巨大なサイズ、極太のオフロードタイヤ、さらにはフロントに装備されたツインマシンガンに至るまで、すべてが映画そのままの外観だ。

ボンネットの下には、AMGのパーツをベースにしたV8スーパーチャージャーエンジンが搭載されており、チューナーのKleemannによって600馬力まで引き上げられている。

これは単なるショーカーではない。このバットモービルは(もちろん機関銃を除いて)完全に走行可能だ。ボンネットを開けると、CL 55 AMG由来のメルセデス製スーパーチャージャー付きV8エンジン(M113K)が姿を現す。さらにこの個体では、デンマークのスペシャリストであるKleemannによってチューニングが施され、出力は約600馬力に達するとされる。

メルセデスの内装を持つバットモービル

後ろヒンジ式のガルウイングドアから真っ黒なコクピットに乗り込むと、どこか見覚えのあるメルセデスの要素が迎えてくれる。シフトセレクターや計器類、センターコンソールの一部は標準モデルから流用されている。一方でシートやステアリングホイールなどは専用パーツに交換されている。興味深いことに、このバットモービルは通常のメルセデスのキーで始動する。

ベース車両は、このオレンジ色のメルセデスCL 55 AMGだった。改造費用は25万ユーロ!

この大掛かりなコンバージョンには、ベース車両を除いて約25万ユーロが投じられたとされる。そうした背景を踏まえると、走行距離15万kmのメルセデスCL 55 AMGがベースとして使われた点は注目に値する。

バットモービルに買い手なし

このプロジェクトは結果的に採算が取れなかったようだ。この公道走行可能なバットモービルは2025年10月にSBX Carsでオークションにかけられたが、入札は8万ドル(約1320万円)で頭打ちとなり、改造費の3分の1にも満たなかった。この特異な車両の実用性が極めて限定的であることが、その一因と考えられる。

Text: Jan Götze
Photo: Design/Specautotuning and AVG Autos Fotos/yankodesign.com