速報! 新車ショートニュース BMW 7シリーズにEVモデル2022年にデビュー
2021年2月4日
BMW 7シリーズにもついに電動モデル追加。BMWは2022年に、7シリーズに純電動モデル、i7を投入することを正式に認めた。最強の7シリーズが電気自動車となり650馬力以上を発揮する。その第1報をお届けする。
BMWが電動7シリーズを発表!
これは、年次記者会見でCEOのオリバー ツィプセ氏によって確認された。
そして、それだけではない。
その電動モデルは最も強力な7シリーズになるとのことだ。
おそらく650馬力以上
噂では、その電動7シリーズは、650以上の馬力と巨大な120kWhのバッテリーのおかげで、航続距離700kmという性能を兼ね備えると言われている。
同時に、2021年にデビューが予定されている「BMW i4」のパワートレーン、80kWhのバッテリーを搭載した、若干下のバージョンも投入されるとも言われている。
すべての駆動システムに1つのプラットフォームを採用
オリバー ツィプセ氏は、電気自動車の7シリーズが「i7」として販売されるかどうかというメディアからの質問については明確な答えを与えなかった。
その一方で、新しいプラグインハイブリッド投入の可能性には含みを持たせた。
そして、すべてのパワートレーン、つまり古典的なディーゼルとガソリン、プラグインまたは電動にかかわらず、同じプラットフォームをベースに開発されるという。
しかし、EVの7シリーズが発売されるまでにはしばらく時間がかかるだろう。
BMWは、内燃機関を搭載した新世代のフラッグシップモデルである7シリーズを、2021年末に発表すると予想されているが、EVモデルはおそらく2022年までは登場しないだろう。
私が親しくさせていただいている、現行7シリーズだけをエンジン違いで乗り換え続けている大学教授の方がいる。毎日結構な距離を自分で運転して通勤しているその博士は、740を皮切りにプラグインハイブリッドモデルである740eに乗り換え(その際には自宅のガレージに充電設備を取り付けたほどだ)、数年後には750に買い替えて、そろそろ7シリーズのディーゼルエンジンモデルに乗り換えようかと虎視眈々と機会をうかがっている最中らしい。僕としては、こういうご時世だし、もう思い残すことなく12気筒のM760に行っちゃってください、という思いではあるのだが、たまに7シリーズに乗せてもらうとその快適さとスムーズさにはやはり感銘を受ける。
もうここまで滑らかだったら、いっそのことEVでもいいじゃないか、と思っていたら、いよいよ次の7シリーズにはEVバージョンも登場するらしい。おそらく航続距離も相当なものになるに違いないし、自宅で充電できるのなら、7シリーズEV、おおいにアリなのではないだろうか。
もちろんその頃にはまだ普通の内燃機関のモデルも自由に選べるし、ガソリンモデル、ディーゼルエンジンモデル、ハイブリッドモデル、と選び放題の最後の7シリーズになる可能性もある。だったら……その先生には次回作の7シリーズでも、内燃機関のモデルを全部味わってから、その仕上げにEVを堪能する……という7シリーズ第作戦を展開して欲しいものだ。
Text: Katharina Berndt
加筆: 大林晃平