【AUTO BILD40周年記念】創刊号プレゼント!なぜAUTO BILD創刊号の表紙がマツダ RX-7(FC3S)なのか?
2026年3月16日
ポルシェ 959、VW ゴルフGTI 16V、メルセデス 300TE(S124):これらは1986年のAUTO BILD創刊号に掲載された最も人気の高い車の一部だった。だが、なぜマツダ RX‑7 (FC3S)が表紙のメインビジュアルを飾ったのだろうか?
1986年2月24日、ドイツ語圏のドライバーと自動車購入者にとって最も重要なニュースはこうだった。AUTO BILDが登場した!カムシャフトの専門家や圧縮比のスペシャリストだけでなく、車を運転するすべての人に向けた初めてのタブロイド紙である。親しみやすく、地に足がつき、車に満ち、さらに日常の運転に役立つ実用的なヒントも満載だった。
そして二番目に重要だったのは、AUTO BILD創刊号の内容である。72ページの誌面には刺激的なテーマがぎっしり詰まっていた。
表紙がマツダ? ポルシェやメルセデスではなく?自動車をよく知るメディア関係者たちは首をかしげた。AUTO BILD創刊号の表紙がマツダ? いったいなぜ?編集部は、次のような車を表紙にすることもできたはずだった。
・途方もない性能のポルシェ 959
・VW Golf GTI 16V
・画期的な4輪駆動を備えたメルセデス 300 TE 4MATIC (S124)
・後継車が「オメガ」と呼ばれることが明らかになったオペル オメガ Aのイラスト

Photo:internal AUTO BILD

Photo:internal AUTO BILD

Photo:internal AUTO BILD

Photo:internal AUTO BILD
それにもかかわらず、編集長はマツダRX-7を表紙に選んだ。一見すると論理的ではないように思える。
背景:なぜ他の車の方がよかった可能性があるのか
ジャーナリストは自分たちの媒体でできるだけ多くの人に届くことを望む。読者、ユーザー、リスナー、視聴者―そして出版社も思うことは同じだ。そのため、自動車雑誌の表紙や自動車サイトのトップページでは、人気の高い車や話題が何度も登場する。
そしてマツダRX-7がどれほど素晴らしい車であっても、ドイツでは日本車がポルシェのトップモデル、新しいミドルクラスのメルセデス、VWゴルフGTIほど多くの人を魅了したことは一度もなかった。

Photo:internal AUTO BILD
さらに言えば、創刊号での扱いは次の通りだった。
・オペル オメガ A(Opel Omega A):約1ページ
・VW ゴルフ GTI 16V(Volkswagen Golf GTI 16V):約3ページ
・メルセデス・ベンツ 300 TE 4MATIC(Mercedes‑Benz 300 TE 4MATIC (S124)):3ページ
・ポルシェ 959(Porsche 959):3.5ページ
実は編集部がマツダRX-7に割いたのは、最後の方の67ページに半ページだけだった。表紙と記事に掲載された2枚のフロント写真以外、AUTO BILD創刊号にはRX-7の写真はなかった。

Photo:Mazda
なぜマツダRX-7が選ばれたのか
当時の副編集長(後に編集長)のピーター フェルスケ(Peter Felske)には、マツダの広報部との直接的なパイプがあったという。そのためAUTO BILDは、他の自動車雑誌よりも先に創刊号用の試乗記事を実現できた。

Photo:Uli Sonntag/AUTO BILD
フェルスケ本人に聞いてみよう。なぜRX-7を表紙に選んだのか。「RX-7の第2世代はその年の2月に発売された」と彼は説明する。
「私たちは写真を独占的に入手していた。それにあの美しい赤色も、表紙では非常に映えた」
・マツダ RX‑7 (FC3S)は確かに興味深い存在だった
・ヴァンケルエンジン(ロータリーエンジン)というエキゾチックな技術
・ドイツ的な視点ではポルシェ 944の競合車
・そしてスポーツカーはセダンよりも多くの読者を惹きつける
結果として、この表紙の決定がAUTO BILDの成功を妨げることはなかった。AUTO BILDはほぼすぐにドイツ市場のトップメディアとなり、その後ヨーロッパ最大発行部数を誇るメディアとなった。
「Auto Bild」創刊号PDF版をプレゼント:https://www.autobild.de/dl/1480937/Erstausgabe.pdf
Text:Frank B. Meyer

