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フォルクスワーゲンが新型「ゴルフ9」のシルエットを公開

2026年3月9日

フォルクスワーゲン(VW)が、ゴルフ9のシルエットを初めて公開した! このコンパクトカーの名車は、将来的に完全電動モデルのみとして登場する予定で、生産は本拠地ヴォルフスブルクで行われる見込みだ。生産開始は2028年になる可能性がある。

「VWゴルフ」が真のベストセラーであることは誰もが知っている。1974年以来、3500万台以上が販売され、世界で最も売れているクルマの一つとなっている。そして今、このクラシックモデルは未来へと歩みを進めている。

シルエットから分かること

公開された新型ゴルフの輪郭はまだ曖昧だが、「ゴルフ9」が従来の基本的なフォルムを維持することを示している。デザイン面では、現行の「ゴルフ8」からインスピレーションを得ていることがすでに明らかだ。特に、幅広く流れるようなCピラーは、今回も特徴的なデザイン要素になる可能性が高い。

そのため「ゴルフ9」は、視覚的には大胆な全面刷新というよりも、長年受け継がれてきたDNAを現代的で滑らかな形に再解釈したモデルになると考えられる。

視覚的には、現行の第8世代をベースにしつつ、より滑らかなデザインになる可能性がある。
Photo:Christoph Börries / AUTO BILD

インテリアはよりシンプルで整理されたものに

今後登場予定の「ID. Polo」と同様に、「ゴルフ9」のインテリアもクリーンで整理された構成になると見られている。大きなセンターディスプレイ、デジタルコックピット、そしてタッチ操作を減らした操作系が特徴になる見込みだ。

フォルクスワーゲンは「ゴルフ8」に対する批判を踏まえ、インフォテインメントシステムと操作ロジックをよりユーザーフレンドリーにすることを目指している。

明確なレイアウト、上質な素材、そして物理ボタンやノブ。ID. Poloで導入されるこうした要素は、新型「ゴルフ9」にも採用される可能性がある。
Photo:Volkswagen AG

ゴルフは初めて電気自動車に

新しいデザインに加えて、パワートレインにも大きな変化がある。第9世代ゴルフは初めて完全電動モデルのみとなり、SSPプラットフォーム(Scalable Systems Platform)をベースに開発される。

この新プラットフォームは、これまでのMEBやPPEを置き換えるものだ。MEBは「ID.3」などに、PPEは「アウディ Q6 e-tron」などに使われてきた。これにより、人気コンパクトカーは技術的に全面刷新され、モデルの成功を将来にわたって維持することが狙いとされている。

このアーキテクチャは800ボルトシステムを採用し、非常に短い充電時間を可能にする。また、都市型EVからフルサイズSUVまで、さまざまな車種に対応するプラットフォームとして設計されている。

ゴルフ9か、それともID. Golfか?

正式な車名はまだ発表されていないが、メディアでは「ID. Golf」という名称の可能性も頻繁に報じられている。いずれにせよ、新世代ゴルフの登場によって、フォルクスワーゲンはEVと内燃機関モデルを明確に分ける従来の方針を見直すことになる。

今回ティーザー公開された完全電動の「ゴルフ9」は、早くても2028年以降に現行のID.3の後継的存在になるとみられている。一方で、外観は「ゴルフ8」と大きく異ならないデザインになる可能性が高い。

また、VWは現行「ゴルフ8」の並行生産が続く可能性も示唆している。「ゴルフ8」は工場改修のため、2027年以降メキシコへ生産移管される見込みだ。一方、新型「ゴルフ9」は再び本拠地ヴォルフスブルクで生産される予定となっている。

Text:Nele Klein